大豊町南大王集落で今年も福寿草まつりが行われています。生憎の天気でしたが、出かけてきました。
福寿草の咲く散策路のふもとにある集会所に、小林製薬の展示がありました。さまざまな生薬と、漢方薬の製品が置かれています。
何かと思ったら、小林製薬が最近高知県と包括連携協定を結び、その一環で南大王集落のある東豊永地区で原料となる薬用植物の栽培が始まったとのことです。
中山間地域の振興や産業育成というだけではなくて、輸入依存になっている薬用植物の国産化も期待できる取り組み。私もこれから歳をとっていけば、漢方薬のお世話になる機会も増えていくわけで、今後に期待したいものです。
この日は残念ながら小雨模様。足元に気をつけながらの散策です。
ただ足元を見れば、福寿草があちこちで咲いています。黄色い花が見えますでしょうか。
満開の福寿草と、開花を待つ蕾。例年見てきた雪の中の花とは違い、今年は雨に濡れています。
しばらく歩いて、ふとふもとを見ると、山々は霧にすっかり覆われています。雨自体は全く大したことがないのですが。
こんな天気なので、福寿草の花は閉じてしまっているんじゃないかと思ったのですが、そんなことはなく、むしろ気温が上がり気味なのを良いことに、それぞれ開いています。
枯葉の中から、あちらこちらに現れる福寿草の花。
まだ冷え込む土佐の山間ですが、これを見ると春がいずれ来るのを実感します。
さらに上がってきました。雨は相変わらずぱらついている程度ですが、ますます霧が深くなっています。
散策路のゴール、蛇体神社と休憩所の辺りが見えてきました。だいぶ霧で見えづらいですが、見えてはいます。
蛇体神社につきました。ここでも福寿草が咲き乱れていて、雨にもかかわらずカメラを向ける人が続いています。
大きく開いた福寿草の花。春の訪れまでの僅かな間を、懸命に咲いています。
休憩所に入りました。コロナ前にあった田楽が復活。この日はじゃがいもと味噌田楽が焼かれています。
地域の農産品や手芸品を集めた物販スペースもあります。
以前からあった福寿草の歌の詞が新しくなっています。昨春卒業した弊学部の学生によるものです。
こちらにも。ただYouTubeで探しても見つからないのが残念です。
ますます深山幽谷の度合いを増してきた、この日の南大王集落。ただ、この後は晴れの日もあるようです。
なお、現地のお天気は東豊永集落活動センターのFacebookページでご確認いただけます。
また、南大王集落への行き方はこちらの動画で。車に酔いやすい方は、速度を落として見られた方が良いと思います。
ちなみに、過去に訪問した際のエントリはこちらで。
大豊町南大王集落の福寿草まつりは、2月いっぱいまで開催予定です。