春と言うにはまだ早い嶺北。福寿草の咲き乱れる山道を歩き続けます。
本篇の前に、福寿草の花を楽しみたい方はぜひこちらをお読みくださいね。
森の中には、ところどころ雪が残っています。
高知市内を出る時は青空だったのが、日が陰ってくる中、遊歩道の先にある神社にたどり着きました。
蛇体神社。名前からすれば、間違いなく蛇が祀られているのでしょう。
鳥居の割には小さな社殿。
神社の由来が書いてありました。蛇と言いつつ龍神様を祀っているとのことです。
かつて生えていた大杉の跡を示す石碑。切り倒したのは昭和23年、食糧増産が国を挙げての課題だった時期ですから、おそらく開墾や耕地拡大辺りが関係しているのでしょう。ただ樹齢700年の大杉を切り倒して、よく祟りがでなかったもんだと思ったりします(←自称社会科学者)。
神社の隣にはテントがあり、うどん・そばの売店になっています。その向かいには倉庫然とした大きな平屋があり、ここが売店と休憩所になっています。
休憩所の中には大きな囲炉裏があり、周囲で田楽を焼いて売っています。
よもぎもちを焼いていただきました。「焼くと味が全然違う」とは、休憩所にいた地元のおんちゃんの談。はたして焼きあがってみると、外はカリッとして中はふわふわ、餡もとろりとして、何よりよもぎの良い香り!たまりません。
休憩所には福寿草の歌の歌詞が掲げられていました。作詞は地域の方々によるものだそうです。
2曲目。
見えにくくてすみませんが3曲目まであります。残念ながら録音があるかどうかは聞き忘れたのですが、月並ながら、福寿草にかける人々の思いを感じます。
ふと外を見ると、ついに雪が降ってきました。当ブログを以前からお読みの方なら、高知県で雪が降っても別に驚かれないだろうと思いますが。
結構大粒なので、冬タイヤを履いているとはいえ、帰り道の不安が頭をよぎります。ただ地域の方々に聞けば「これは積もらん」とのこと。実際、この後は雪が積もることも道が凍ることもなく、無事南大王を後にしました。