高知ユナイテッドSCのシーズンJ3残留は決まりましたが、残留・入会争いはまだ続きます。大詰めも近づいてきた現状をまとめてみました。全日程終了後の結果はあらためて公開します。
- 1. はじめに:2025J3残留・入会争い状況表とポイント
- 2. J3で入れ替え対象の20位は沼津と讃岐のどちらか
- 3. JFLでHonda優勝!2位はレイラック滋賀に決定
- 4. J3・JFL自動入れ替え消滅。沼津または讃岐対滋賀の入れ替え戦開催がほぼ決定
- 5. おまけ:高知の19位回避の条件を考えてみる
1. はじめに:2025J3残留・入会争い状況表とポイント
J3第36節、ヴァンラーレ八戸を相手に引き分けてJ3残留を確定させた高知ユナイテッドSC。これで一件落着……なのですが、J3残留・入会争い自体はこれからも続きます。今節とJFL第29節では高知の残留が決まった以外にもいろいろ動きがあり、まだまだ目が離せません。
なので、高知は当時者から外れましたが、現状をまとめてみたいと思います。まずは昨日終了時点での状況表をご覧ください。
後で見ていきますが、要点は以下の3つです:
- 高知ユナイテッドSC、ザスパ群馬、AC長野パルセイロのJ3残留が確定。J3リーグ20位の可能性が残るのはアスルクラロ沼津またはカマタマーレ讃岐
- JFL第29節でHonda FCの優勝とレイラック滋賀の2位が確定
- 1.と2.の結果、J3とJFLの自動入れ替えは消滅。残留・入会はアスルクラロ沼津またはカマタマーレ讃岐とレイラック滋賀の入れ替え戦で決まることが決定的
では、上記について次から解説します。
2. J3で入れ替え対象の20位は沼津と讃岐のどちらか
J3第36節では20位アスルクラロ沼津と17位ザスパ群馬の直接対決で群馬が勝利。その結果、既に残留を決めていた高知に加えて群馬、さらに前日敗戦していたAC長野パルセイロも来シーズンのJ3残留が決まりました。
一方、19位カマタマーレ讃岐はJ3昇格争い中の鹿児島ユナイテッドFCに0-0で引き分け、沼津との勝点差を1つ拡げて4に。ただ残り2試合で逆転の可能性があります。
この結果、入れ替え対象となる20位の可能性は、沼津と讃岐の2クラブのみに残ることになりました。
そして讃岐が自力で20位を回避するには、勝点3が必要です。讃岐は次節勝てば当然勝点3ゲット、引分でも沼津が引き分け以下、敗戦でも沼津敗戦なら残留が決まります。
ただし、讃岐が次節対戦するのはJ3自動昇格がかかるヴァンラーレ八戸。そして最終節はなんと沼津との直接対決です。一方の沼津の次節は昇格プレーオフの可能性を僅かに残す福島ユナイテッドFCが相手。讃岐が鹿児島相手に見せた粘りを八戸相手にも見せられるかが注目です。
3. JFLでHonda優勝!2位はレイラック滋賀に決定
JFLでも第29節の結果で大きな動きがありました。首位のHondaがミネベアミツミFCに勝って優勝決定。JFL公式によれば2年ぶり11回の優勝だそうです。27回のJFLシーズン中11回ですよ。これが門番、これぞHondaです。よく去年2勝できたな高知。
一方、J3入会争いを繰り広げていたレイラック滋賀とラインメール青森のうち、滋賀はブリオベッカ浦安・市川に引き分け。ただ青森はホーム最終戦でヴェルスパ大分に0-3で敗戦、入場者数平均2000人の条件が突破できただけに、悔やみきれない結果になってしまいました。
これにより、レイラック滋賀の2位が確定。厳密に言えば入場者数要件はまだ満たしていないのですが、必要な人数はあとたったの118人。滋賀がJ3の20位クラブと入れ替え戦を戦うことが確実です、と書いてもフラグにはならないでしょう。
4. J3・JFL自動入れ替え消滅。沼津または讃岐対滋賀の入れ替え戦開催がほぼ決定
以上から、入れ替え対象となるJ3リーグ20位の自動での会員資格喪失の可能性はなくなりました。また入れ替え戦の開催は決定的で、J3から沼津または讃岐、JFLから滋賀が入れ替え戦に臨むことになります。
ただ高知サポ目線で言うと、讃岐と滋賀の入れ替え戦となったら複雑です。讃岐には去年入れ替え戦第1戦の会場を課してもらった恩義がありますし、土讃戦というコンテンツもできました。ただ滋賀には高知から移ったMF35番宇田がいます。うーむ、どうなるやら……
5. おまけ:高知の19位回避の条件を考えてみる
20位を回避した高知、ただ19位の可能性は残っています。そこで、19位も回避するための条件を考えてみましょう。
19位讃岐との勝点差は6。残りは2試合なので、高知からすれば勝点1が手に入ればいいわけです。具体的には、以下のいずれかが満たされた場合、高知が19位に落ちる可能性は消滅します:
- 高知が1引分以上
- 讃岐が1勝1引分以下
- 長野が2引分以下
- 琉球が高知を下回る勝点を得る
- 1.から4.すべてが満たされず、高知が讃岐と勝点で並んだ場合、高知の得失点差または総得点が讃岐を上回る*1
- 1.から4.すべてが満たされず、高知が長野と勝点で並んだ場合、高知と長野の得失点差または総得点が等しい*2
- 1.から4.すべてが満たされず、高知が琉球と勝点で並んだ場合、高知が琉球を上回る得失点差または総得点を得る*3
実際には高知、琉球、長野、讃岐のうち3から4クラブが並ぶ可能性がありますが、その場合も5.から7.の条件が効きます。
以上から、次節高知が引分以上、敗戦でも長野が敗戦または讃岐が引分以下なら、高知の今季18位以上が確定します。ちなみに高知は次節FC大阪、長野は栃木シティ、讃岐は前述の通り八戸が相手です。
……って、なんで今更19位回避なんて言ってるのだろうと思った方もおられることでしょう。今季は19位でも入れ替えはないですからね。
ですが、仮に19位になったとして、JFLからの入会候補が1クラブだけだったからJリーグから落ちずに済んだとか言われるのは癪じゃないですか?どうせならレギュレーションに関係なく残留圏内に留まりましたと胸を張って言いたいじゃありませんか!
現状そのあと一歩まで来ているわけですし、過去にはJFL初年度もコロナ禍で昇降格なしでありながら、本来の残留圏の14位に踏みとどまった実績もあります。残り2試合、いろいろおためしが見てみたいとともに、どうせなら堂々と残留と言えるよう、勝点を積み上げてほしいものです。
