J3残留争いが続く高知ユナイテッドSC。ただ条件は結構変わりました。さらに変動があったJFLのJ3入会争い含め、11月10日現在の状況をお伝えします。全日程終了後の結果はあらためて公開します。
- 1. はじめに
- 2. J3とJFLの入れ替え最大枠は2から1に!候補はレイラック滋賀とラインメール青森
- 2. J3残留は5クラブの争いに。高知に加えて群馬も残留に王手
- 3. JFL優勝&2位の行方
- 4. 青森に立ちはだかる入場者数要件
- 5. おわりに
1. はじめに
第35節を終えても残留が決まらない高知ユナイテッドSC。一怒一憂の日がまだ終わりません。
ただ、同時期に行われたJFL第28節の結果によって、J3残留、またJFLからJ3への入会の条件は大きく変わりました。そこで、このエントリでは11月10日終了時点での状況についてまとめてみます。
2. J3とJFLの入れ替え最大枠は2から1に!候補はレイラック滋賀とラインメール青森
この間で最も大きな変化は、J3とJFLの入れ替え枠が最大で2から1になったことでしょう。JFLで首位のHonda FCが第28節の横川武蔵野FC戦で勝ったことで、J3を目指すクラブにとって入れ替え対象となる2位以内を確定。ただ実業団チームのHondaはJリーグ入会を目指していないため、J3入会を目指すクラブの枠は当初の最大2から最大1に変わったのです。
一方、2位のレイラック滋賀はFCマルヤス岡崎戦で引き分け、首位Hondaに勝点差2を空けることになりました。ただ勝点1を積んだことで4位ブリオベッカ浦安・市川に上回られる恐れは完全消滅です。
そして3位のラインメール青森は飛鳥FCに対し3-1で勝利。Hondaの勝ちにより優勝はできなくなったものの、滋賀との勝点差を縮めて逆転2位の望みをつなぎました。これにより滋賀は1位から3位、青森は2位から3位のいずれかになることが確定しています。以上については、当方がまとめたJ3・入会争い状況表のうち、JFLの部分をご覧ください。
ですので、滋賀が優勝すればJ3の20位と自動入れ替え。Honda優勝でも滋賀か青森のどちらかが2位に入り、入れ替え戦の対象となります……と言いたいところなのですが、実はまだ断言できない状況でして、事によっては入れ替え枠ゼロの可能性が残っているのです。
ただ、それについては後回しにさせていただき、いったんJ3の現時点を確認しておきましょう。
2. J3残留は5クラブの争いに。高知に加えて群馬も残留に王手
JFLの結果によって入れ替え枠が最大1に減少したことで、J3クラブは19位でも残留できることになりました。その19位までに入る条件について、先程の状況表からJ3の部分をご覧ください。
高知ユナイテッドSCが17位に交代、最下位脱出まで勝点1で足踏みしています。一方でザスパ群馬も降格圏脱出にあと勝点1となりました。
これを踏まえて、高知の現時点でのJ3残留条件は、下記のどれか1つでも達成された場合になります。
- 高知が残り3試合で1引分以上(3連敗を除く全て)
- 沼津が残り3試合で2勝1分以下(3連勝を除く全て)
- 高知3連敗かつ沼津3連勝の場合、高知が得失点差または総得点で沼津を上回る*1
- 高知3連敗かつ沼津3連勝の場合、群馬が3連敗かつ得失点差または総得点で高知を下回る*2
- 高知3連敗かつ沼津3連勝の場合、長野が1引分2敗以下
- 高知3連敗かつ沼津3連勝の場合、長野が2引分1敗かつ得失点差または総得点で高知以下*3
- 高知3連敗かつ沼津3連勝の場合、讃岐が1勝2引分け以下
- 高知3連敗かつ沼津3連勝の場合、讃岐が2勝かつ得失点差または総得点で高知を下回る*4
なお、「上回る」「下回る」は当該の数を含まず、「以上」「以下」は含みます。ですので、「2勝を上回る」の場合2勝ではダメですが、2勝以上なら2勝でもOKになります。この点はご留意願います。
こうしてみると、高知3連敗以外はなかなか大変な条件な気がします。讃岐……
3. JFL優勝&2位の行方
繰り返しになりますが、J3入会を目指すクラブはJFL優勝なら自動入会、2位なら入れ替え戦進出となります。ただ、門番Hondaが次節にJFL優勝を決める可能性があるのです。
JFL第28節終了時点で、首位Hondaと2位滋賀との勝点差は2。そして残り2試合であることから、次の第29節でHonda勝利かつ滋賀引分以下となった場合、勝点差は5または6に拡がります。となると、Honda以外で唯一優勝の可能性があった滋賀も、Hondaの勝点を上回ることができなくなり、その時点でHondaの優勝が決定します。
一方、2位滋賀は3位青森に対し勝点差5をつけています。そのため、残り2試合で滋賀は1勝または2引分で2位以内が確定。青森が逆転で2位になるには、2連勝した上で滋賀が1引分以下となるしかありません。
ということは、次の第29節、滋賀は勝てば2位以内を自力で決められます。また引分か敗戦でも、青森が勝てなければ2位以内、自動入会か入れ替え戦進出が決まります。
その第29節、HondaはアウェイでミネベアミツミFCと、滋賀は同じくアウェイでブリオベッカ浦安・市川と対戦します。それブリーオベッカ←やめなさい
4. 青森に立ちはだかる入場者数要件
ここまで見てきた通り、現状では滋賀か青森のどちらか1クラブだけが入会圏内の2位以内に入ることが決まっています。ところが、ここへきてどちらのクラブも順位以外の条件がまだクリアできていません。入場者数平均2000人、15試合で計3万人という条件です。
レイラック滋賀は10月末、ホームゲーム残り2試合を残した時点で、条件達成に必要な入場者数は1391人。
ところが、8日に甲賀市陸上競技場(水口スポーツの森)で行われた第28節は入場者数1273人。目標達成は残るホームゲーム1試合にお預けになりました。もっとも、必要な入場者数は118人なので、クリアの可能性は限りなく高いです。
大変なのは青森です。公式サイトによれば残りのホームゲームは1試合、ここで必要な入場者数は3060人となっています。過去の他クラブの例からして決して不可能な値ではないのですが、チャンスは第29節の1試合のみ。ここで入場者数が条件を下回れば、最終第30節でどれだけ頑張っても今季J3入会はできないのです。
ですので、現時点でもJFLからJ3への入会枠がゼロとなる可能性は残っています。J3クラブ側からすると朗報と言えるかも知れませんが、入場者数の要件不達を願うのはいくらなんでも気がひけます。とりわけ青森が16日(日)のラストチャンスに向けてどれだけの告知・PRができるかが気になります。
5. おわりに
ここまで、11月10日時点での2025年シーズンJ3残留・入会争いについて見てきました。J1もJ2も優勝や残留・昇格争いが続く中、J3の下位まで注目が集まることはそうそうありませんが、それでも傍から見れば、熱い戦いが繰り広げられているようには見えるでしょう。
とはいえ、当時者からすればもういい加減で不安や恐怖から解放されたいところ。次節終了後は他人事としてこういうエントリを書けることを願うばかりです(苦笑)
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