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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

福寿草まつり2021に行ってきました+おまけ

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 数日前に各地で雪が積もったばかりの高知県ですが、2月ももう下旬です。近づいているはずの春を見つけに、大豊町南大王集落で開催中の福寿草まつりに行ってきました。

 

 

 福寿草まつりは毎年2月に行われてきたのですが、いずこも同じ少子高齢化と人口減で、2017年にいったん休止に追い込まれました。しかし、周辺集落や町の勧め、さらに僭越ながら本学、高知大学地域協働学部学生の企画提案もあり、2019年に復活したのです。

 

(参考)2017年のまつり休止に関するエントリ 

www.3710920.com

 

(参考)2019年、まつり再開時のエントリ

www.3710920.com

 

 そういう経緯があったのですが、 去年は諸事情で行けず。それだけに、今年は是非とも訪れたかったのでした。

 

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 高知市内から車で1時間とちょっと。最後は山間を縫うように小径を走り(後でご紹介します)、大豊町南大王集落にやってきました。実に2年ぶり、ただ前回は病み上がりで妻に運転してもらったので、自力で来たのはもっと前のことです。

 

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 福寿草は集落の遊歩道沿いに多く咲いています。駐車場に詰所があるので、協賛金1人500円を支払ってから、遊歩道を歩きます。

 

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 福寿草まつりの出発点。ここからはずっと上り坂、日によっては道が凍るので、必ず歩きやすく滑りにくい靴で来られるようお勧めします。

 

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 日陰は先日の雪がだいぶ残っていますが、それを割って福寿草が咲いています。

 

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 この写真だけだと信じられないかも知れませんが、南国土佐の風景です。

 

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 こんな感じで、日陰は溶け残る雪の中を福寿草が浮かんでいます。

 

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 かたや日向では雪が消えていて、春の風景になっています。

 

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 山肌のあちらこちらに咲く福寿草。寒いけれども花はバッチリ、とふもとで聞いていた通りです。

 

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 咲いているのは福寿草だけではありません。市内からの梅前線が、山里にも訪れていました。

 

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 晴れ渡った澄んだ空。振り返ると向こうは八畝集落、足元には先程の駐車場が見えます。100メートルも歩いていないはずで、それだけの上り坂です。


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 遊歩道を3分の1ぐらい歩いたところ。ここからさらに福寿草の咲く中を歩いていきます。

 

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 福寿草の時期は、ちょうど南天の実がなる時期です。写真にすると見づらくなってしまうのですが、今年もよくなっています。

 

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 南天の足元でも、福寿草が今を盛りと咲いています。

 

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 大きく花開いた福寿草。まだ冬景色の中で、春が訪れることを大声で告げています。

 

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 さらに遊歩道を歩いていきます。足元にはあちらこちらに福寿草

 ここから遊歩道の終点となる蛇体神社までは、コメントなしで画像のみをお楽しみください。

 

(BGM)吉松隆「ピアノ協奏曲『メモ・フローラ』第3楽章"Bloom"」

www.youtube.com

 

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 蛇体神社前までやって来ました。ここが遊歩道のゴールになります。

 

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 福寿草の里の道標、どうも見慣れない感があって調べたら、新しくなっているようです。大げさになりますが、集落が今後に向けた投資を行えるようになったわけで、心強さを覚えます。

 

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 神社に来るのも2年ぶり。以前神祭に加わらせていただいた時のことを思い出しました。

 

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 神祭の時には、こちらに上がらせてもらったのでした。もう3年も前の話になるんですね。

 

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 今年はコロナ禍のため、軽食の提供はなし。それでも、大きな囲炉裏では田楽……かと思ったら、ジャガイモの串でした。

 ともあれ、囲炉裏を囲む風景は、今年も守られました。

 

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 帰り道、舗装道の道端でも、福寿草が咲いていました。

 

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 小さな小さな福寿草。でも、どこか折れない強さを感じる花です。

 

 ところで、突然ですが明日2月21日(日)、福寿草まつりで大抽選会があるそうです!

 先着150名様にハズレなしの大盤振る舞いです。詳しくは下記Facebookページをご覧ください。

 

www.facebook.com

 

 また、初めての方にとって、南大王集落への行き方はちょっと分かりにくいかも知れません。そこで、東豊永集落活動センターさんが国道439号線粟生トンネルからのルートを早回しで紹介されているので、ぜひご活用ください。

 

youtu.be

 

 ちなみに、粟生トンネルまでは、高知道大豊インターチェンジを出て右折して、トンネルを越えたところ、国道32号線との交差点を左折。これが国道439号線との共用区間なので、ある意味国道439号線を道なりに進むことになります。

 しばらく進んで、JR土讃線豊永駅手前に、国道32号線・439号線の分岐点があります。こちらです。

 

www.facebook.com

 

 ここで右折して進めば、粟生トンネルまで行けますので、あとは動画の通りにお進みください。

 

【おまけ】

 

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 先程も書いた通り休憩所での軽食がなかったこともあり、お昼ご飯はずっと行きたかった「ひばり食堂」で食べることにしました。

 

www.otoyo-kankou.com

 

 

 「デカ盛りの聖地」の二つ名はダテではありません。美味しいものをドカンと盛ってくれるから聖地なのです。

 

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 今回は気になっていたしゅわんぼう丼(900円)を頼んでみました。要は猪肉ミンチ丼です。

 で、でーん!と来たのがこちらです。

 

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 見よ、このカツの卵とじの厚さ!その下はだくだくのダシとご飯です。湧いて出てくるカツを食べている間にご飯がダシを吸うので、早食いの方でなければスプーンなしでも食べられてしまいます。

 もちろん残さず食べましたが、おかげで晩ご飯はほぼ省略です……