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地域系学部というのに加わった大学教員による高知発モンゴル発のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

『高知大学教育研究論集』第25巻に共著論文が掲載されました

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 高知大学地域協働学部2019年度卒業生を対象とする調査結果を中心にまとめた共著論文が『高知大学教育研究論集』第25巻に掲載、このほど本学リポジトリで公開されました。

 

 

 今回掲載された論文は「地域協働教育に対する学生の意識の推移:高知大学地域協働学部生縦断調査からの検討」というものです。

 以前にも書きましたが、本学部では学生の入学時、3年生の4月、卒業時の3時点で、学部での学びに対する意識や自己評価に関する調査を行っております。今回の論文では、2019年度、つまり昨年春の卒業生を対象とした3時点の調査結果を中心に、時系列での変化の追跡、あるいは昨年の第1期卒業生の結果との比較を行っております。

 調査結果の詳細は論文でご確認いただければと思いますが、個人的には、入学時の自己評価が3年次にいったん低下し、卒業時に向けて回復するという大まかな傾向が今回も確認されたことが、一番興味深い知見だと思っています(細かく言えば、この傾向に当てはまらない項目はいろいろありますが)。

 これについては、学生が大学での学びの中でさまざまな問題に直面し、自信を失ったり迷いを感じたりしていることの表れという面もあるでしょう。ただもうひとつ考えるべきが、大学内外でさまざまな経験を得ることで、自己評価の基準がより詳細となっていき、その結果として評価がより厳しくなるということです。

 このような現象は既存の研究でも示されていますし、だとすれば、一時的な評価の低下を否定的に捉えるのはかえって誤りで、むしろ学生が自身に対してより詳しく省察できるようになるための必要なプロセス、ぐらいに理解すべきでしょう。

 その他、書き出したらキリがないので(笑)、あとは下記のレポジトリから論文を土一読いただければ幸いです。言わずもがなですが無償ダウンロード可能です。

 

hdl.handle.net