2022年9月台風で打撃を受けた高知県大豊町「杉の大杉」と「どぶろく輝」支援のクラウドファンディングに参加しました。特に後者は「命の恩人（酒）」なので、ちょっとだけ頑張りました。
高知県大豊町の名物のひとつが、樹齢3000年、特別天然記念物にも指定されている「杉の大杉」。そしてもうひとつが日本一にも輝いた経験のあるどぶろく「輝」です。
特にどぶろくについては、2018年まで毎年秋に大豊町で「大杉のどぶろく 秋の収穫祭」が開催。甘口・辛口のどぶろくがそれぞれ大型の寸動鍋1つずつに入って飲み放題と、まことに酒国かつ豪快な土佐ならではのイベントとなっていました。
私も2015年からフィナーレの2018年まで参加させてもらいました。特に初めて訪れた2015年には、帰りに杉の大杉にも立ち寄りました酔っててあんま記憶ないけど。
ところが、昨年（2022年）9月に高知県を襲った台風で、大杉は幹や枝に大きな被害が出ました。また2日間停電になったことで、どぶろくの製造元では温度管理ができなくなり、保管していたどぶろく廃棄処分にせざるを得なかったそうなのです。
そのような被害から立ち上がるべく、このほどクラウドファンディングがスタート。先程ささやかながら、参加させていただきました。
実は、このどぶろく「輝」、かつて私を死の淵から救ってくれた、らしいです。
以前こちらで書いたこととも重なりますが、2018年の収穫祭の後、私は移動中に意識を失いってかその前から酔って記憶がないけど、救急搬送されました。
幸い搬送先で意識を取り戻したのですが、そこで聞いたのが、意識消失の原因を調べるために検査してみると心臓に腫瘍が見つかった、治療するには摘出する以外にないということでした。
そして、摘出手術が必要かどうか調べるために、後日さらに詳しい検査を受け、結果を聞くことになりました。
そこで知らされたのが、腫瘍が左心房にあり、私が意識を失ったのは、この腫瘍が左心房と左心室の弁を塞いだのが原因とのこと。
その時点で心停止になっていたのが、酔ってふらついて倒れた衝撃で、「たまたま」弁から腫瘍が外れたのだろう、ということでした。
ちょっと何言ってるかわからない、という方もいると思います。ってか、その反応が正常です。酒の飲み過ぎで命を縮める人はいても、命が助かることは普通はないですし。
ただ、医師にこう言われてしまった以上、こちらとしては信用する以外ありません。ちなみに腫瘍は急ぎの手術で全摘出され、トラブルもなかったので、信頼できる医師や病院だと思います。
その上で、この話を信用する以上、どぶろく「輝」は私を心停止から救った恩人（恩酒？）になります（もちろん、それ以外に救急搬送を手配してくださった方にも救っていただきました。この場であらためて感謝申し上げます。本当にありがとうございます）。
そして、そんな恩義のあるどぶろくの製造元が打撃を受けているのです。黙って見過ごすわけにはいきません。
なお、クラウドファンディングは"campfire"で実施中です。下記リンク先でご確認いただけます。
できることなら先代にも感謝を伝えるべきだったのですが、今となってはそれも叶わないので、せめてできる支援をさせていただければと思った次第です。
【ご注意】 クラウドファンディングに参加されるかどうかは、ご自身の責任でご判断ください。ご参加に対して当方は一切の責任を有しません。
