土佐・嶺北は大豊町、晩冬から早春の恒例行事、今回で第28回となる「福寿草まつり」に行ってきました。
大豊町南大王集落。高知道大豊インターから国道32号線を北上、国道439号線で東進して、落合集落で橋を渡ると、ここから福寿草の里までのルートは主に2つ。われわれは怒田集落経由、(たぶん)近道だけど細い道のルートを取ります。怒田への坂道を駆け上がり、途中で福寿草の里行きの看板を目印に右折して、そこからはさらに細い道を進んで山奥へと分け入っていきます。
冬枯れしてなおほの暗い森の中、片方はガードレールもほとんどないありのままの崖、同じ1車線でも幅の余裕がほとんどない道をしばらく進むと、駐車場が開けてきました。福寿草の里です。
※ もう一方のルートは未踏ですが、坂はさほど急ではないと聞いています。ただし、どちらのルートも冬タイヤの使用を強く推奨します。
福寿草鑑賞のルート案内。山の上まで上がっていくと、休憩所と売店があります。
福寿草の里の入口で400円の協力金を支払い、中に入ります。ここで杖の貸し出しもあります。
遊歩道の途中で撮ったのですが、ご覧の通りの坂道です。足に不安のある方は、遠慮なく杖を利用されるのが良いでしょう。
遊歩道沿いを流れる渓流に、福寿草が早速咲いていました。
県からの表彰を示した掲示。その下にも福寿草が咲いています。
一面に咲く福寿草。この花自体あまり見たことが無いところ、ましてこれだけ群生するのを見るのは初めてです。
冬の薄日を浴びて開ききった花。
こちらはまだ咲き始めたばかり。もう少し暖かくなるのを待っているのでしょうか。
撮影失敗……上手くいったと思ったのに、接写は本当に難しいです(涙)
こんな感じで、福寿草の花、花、花です。
福寿草まつりは1ヶ月にわたって開かれます。それだけシーズンは長いのです。
花には詳しくない私ですが、これだけの群生地がそうそうないことぐらいは分かります。かなりの山道ですが、思い切って来るだけの価値はあると思いますよ。
歩いていると、ナンテンの木を見つけました。その下にも福寿草が咲いています。
ナンテンの実。この時期が終わることには、山深い南大王にも春が訪れるのでしょう。
続いては蛇体神社篇もお楽しみください。