キラメッセ室戸を出て、室戸岬……には行かずに、半島の付け根をショートカット。進む方角がほぼ逆になってから少し進んで、室戸市椎名集落へ。ここでかつての小学校、今はむろと廃校水族館にやってきました。
国道55号線を折れてすぐ、かつての校庭が駐車場となっています。
むろと廃校水族館到着。前から行きたいとは思っていながら果たせず、気がつけばCOVID-19パンデミックで一時休館に。
今度という今度は自分の腰の重さを恨む日々でしたが、何とか再開できたということで、このほどようやく訪問できました。
水族館前景。色遣いが小学校のイメージとはだいぶ違うので、一瞬廃校という感じがしませんでした。
館内には集落活動センターの拠点がありました。小学校が廃校になりながらも、施設が残っていたのは、こういう組織の存在があってこそなんでしょうね。
傍らにベンチが並んでいます。ただ平日ということもあって、利用者はいません。
本来なら正面入口でチケットを買うのでしょうが、私が訪れた時にはすぐそばの売店が臨時受付になっていました。
ただ、今回は事前にチケット、というかその他もろもろ合わせたセットを買っていたので、立ち寄る必要はありません。
入口の前には、小学校の歴史を記した碑があります。
当時の校歌も記されています。それにしても新しい感じです。
実はこれ、自動販売機でした。あくまでかつての小学校ということで、芸が細かいです。
さてさて、入館しましょう。
館内には魚介類の展示があるのはもちろんのこと、小学校当時の設備や器具も残っています。これは4ストロークの内燃機関の断面図だそうです。しかしこういう手回しのものがあったんですね。
小学校なので習字も飾られています。イカスミってのが水族館ですが(?)
館内は水族館として整備された展示場もあれば、こんな風に、かつての名残の教室も残っています。
こんな写真が飾られていました。しんじょう君とくろしおくんが揃ってきたことがあるんですね。
昔の地図が架かっていました。これ相当昔です。何がすごいって、新幹線が岡山までです。ってことは、私が生まれる前ですよこれ。
そして高知県東部を見ると、南国から安芸まで電車がまだ通っています。廃止されたのが確か1974年なので、やはり私が生まれる前です。
そして室戸付近を見ると、黒い点線が……(涙
これは国鉄阿佐線の建設計画を示すものです。国鉄再建法での建設凍結がなければ、この路線が完成していて、私も室戸まで汽車で来ていたかも知れません。なお(号泣
そんなことを考えていたら、このポスターのせいで、一瞬で現在に戻されました。
この写真だと読みづらくて申し訳ないのですが、たまにどう凄いのか分からないキャッチフレーズがあります。
そしてかめぼこ、魚介類じゃないじゃん。水産品だけど。
室内には大きめの水槽が複数あります。こちらの魚群は、なんでしたっけ、基本地場の海のものです。
県内の沿岸にはウミガメがやってくることがあります。近づくと向こうから寄ってきましたが、食べるものは持ってないんですよね。ごめんね。
さらに歩いていると、剥製の一群に出くわしました。
それにしても、小学校でこんなにいろいろな剥製を持っているところってそうそうない気がします。あるいは後から誰かが持ち込んだのかも知れませんが、それにしても驚きです。
家庭科室では本来なら料理体験等が行われています。ただ、COVID-19への警戒のため、当面イベントはなさそうです。
音楽室にやってきました。相当年季の入った足踏みオルガンが残っています。室内の楽器は自由に使えるとのことです。
それにしても、音楽室で跳び箱とは。
でよく見たら、なんと、水槽になっていました。
しかも、跳び箱も金魚も他の廃校から転入してきたとのこと。活用できているのは良いのですが、これも少子化の影響と思うと複雑というかなんというか。
さらには、防火用のバケツに防火水槽の金魚。この手作り感、私にはけっこうツボに来ています。
まだまだ先は長いのですが、それだけ写真だなんだも多くなるので、ひとまず今回はここまで。ちなみに、この前に訪れた道の駅キラメッセ室戸については、下記をご覧ください。