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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

四万十町の沈下橋から道の駅四万十大正へ(2019年5月黒潮・四万十の旅(8・終))

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 こいのぼり公園から、さらに四万十川沿いの国道を東へと走ります。この辺りはいくつも沈下橋が架かっているところで、そのうちの三島沈下橋に立ち寄ってみます。

 

 

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 三島沈下橋は、四万十川の両岸と中洲をそれぞれ結ぶ2つの橋に分かれています。このうち、第一三島沈下橋は国道から川べりを下ったところにあり、鉄道橋と並ぶように、三島の中洲へと架かっています。

 ちなみに私、マイクロバスでこの橋を通ったことがあります。

 

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 上流側を眺めてみます。左手の岸のすぐそばを国道が走っているのですが、まるでそのようには見えません。

 

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 下流側では鉄道橋をほぼ真上に望みます。見るからにローカル線の鉄橋ですが、開通したのは40年ちょっと前、意外と最近のことです。

 

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 三島沈下橋が架かる四万十川の中洲はそこそこ規模があって、水田にも畑にもなっています。本格的な工作が行われる中洲は、少なくともこの一帯では珍しいようで、文化的景観にも指定されています。

 

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 中洲をさらに進むと、こんどは対岸まで、先程の道の延長上とは思えないほどの、本格的な道路橋になります。

 

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 一方、予土線の鉄道橋は中洲をかすめるだけ。これで予土線ホビートレインやトロッコ列車でも走ってくれば面白かったのですが、残念ながらわれわれがいる間、汽車自体が一本も通りませんでした。

 

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 道路橋から分かれる細い道を通ると、その先に第二三島橋があります。こちらは以前からの沈下橋です。

 

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 道路橋の上から、第二三島橋を眺めてみます。

 本格的な橋ができたので、こちらはなくても良さそうな気もちょっとします。ただ、わざわざ坂を上るよりは、こちらの方が楽だと言う人が結構いるのかも知れません。

 

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 そして、四万十川沿いで最後に立ち寄ったのが、道の駅四万十大正。道の駅としては最古参の1つです。昨年の国道439号線走破行に続いて、今年もやって来ました。

 

 

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 今となっては小ぶりになってしまった施設は、情報スペースと食堂・売店を併設した建物から成ります。売店は土産物のほか、しいたけや木酢など、渋めのラインナップです。

 

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 情報館にあったジオラマ。一瞬どの辺りか分からなかったのですが、どうやら旧大正町の中心部、予土線土佐大正駅がある周辺のようです。

 

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 道の駅の奥にはデッキがあって、そこから四万十川岸へ続く階段もあります。ただ、またも雨が結構降り出したので、川まで降りるのは止めておきました。

 旅もそろそろ終わり、最後に四万十川の風情を味わっておきたい気もありましたが、四万十川まで来ることは、この先いくらもあるでしょう。たぶん仕事絡みで。

 

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 デッキから見ると、木々の間を四万十川が流れています。あとは帰途に就くだけですが、窪川の手前まで、もう少し四万十川につきあってもらいます。

 

(2019年5月黒潮・四万十の旅・了)

 

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