国道441号線沿いをさらに上り、西土佐で国道381号線との合流地点に到達。ここで四万十川からいったん離れることにします。今回の大事な寄り道先、愛媛県は松野町にある虹の森公園のおさかな館に行くためです。
おさかな館には11時前に到着。ペンギンのおさんぽにギリギリ間に合いました。さっそく入館します。
入って少し歩くと、東北楽天ゴールデンイーグルスの則本昂大投手コツメカワウソが動き回っています。
ちょうどこの辺りが、ペンギンの出てくるところです。床にはペンギンの 足跡を模したシールが貼ってあります。
そして11時、職員に連れられて、ペンギンたちが出てきました。
意外と(というと失礼ですが)動くので、撮影するのは一苦労。何回撮ってもぶれてしまって、マトモな写真になりません。
ペンギンも人間には慣れているはずですが、それでも気になるのか辺りをキョロキョロ。その後はUターンして帰って行きました。
さて、今回おさかな館に来たのは、単に水族館を見るためだけではありません。実は、只今四国でペンギンを飼育している動物園・水族館5ヶ所が共同で、「四国ペタペタおペン路めぐり」というスタンプラリーを開催中なのです。
御朱印を集めれば好きな動物園・水族館の年間パスポートが貰えるそうなので、おさかな館を手始めに、同じ愛媛ではとべ動物園、高知は桂浜水族館とのいち動物公園、徳島のとくしま動物園北島建設の森へ、これから巡礼に行くことになります。
今度は別の場所でペンギンとの撮影会が始まりました。われわれも年甲斐もなく写真を撮ってもらいました。
こちらがおさかな館にいるペンギンの一覧。バンドの色を見れば誰が誰か分かるようになっています。
ペンギンがいるのは屋外。沈下橋にいた時から天気は急変、雨まで降りだしましたが、そんな中でも食事の時間。係員が雨の中、魚をもってペンギンのところまで出てきています。
待ちかねたペンギンが嘴を伸ばします。一方、ペンギン舎の隅には、エサが来たのを知ってか知らずか、まったく関心を示さないペンギンもいたりします。
ひとしきりペンギンを見ましたが、当然ながらおさかな館には他の展示もいろいろあります。四万十川水系広見川沿いにある水族館は、流域の魚や川での暮らしに関するものを集めています。
広見川や四万十川の魚を集めた展示。水族館と言うと水底が砂かコンクリートのイメージなんですが、ここは岩場になっています。
この魚何だったっけ、食べられるのかなぁ、とふと思ったり。
サンショウウオも飼育されています。が、肝心の川にはどのぐらいいるんでしょうね。
おさかな館には金魚の展示もあります。そう言えば、数年前にアクアマリンふくしまでも展示を見たのですが、これほど貴重なものとは気づいていませんでした。
大小さまざまな金魚が、大小さまざまな水槽で泳いでいます。この辺にはとんと疎い私には、細かい品種の違いはまるで分からないのですが、詳しい人が見たら相当面白いんでしょうね。
天井では紙の金魚が泳いでいます。あまり前面には出てきていない感じがありますが、金魚展示もおさかな館の特徴の一つです。
そして四万十川水系と言えばウナギも有名。北太平洋を回遊するウナギの一生をまとめたパネルが置かれています。
広見川にも昔からウナギは遡上していて、伝統的な漁法も残っています。ただウナギがいなくなれば、漁法も途絶えてしまいます。ウナギの稀少性や種としての危機について、もう少し一般の理解が得られると良いのですが……
そんな貴重なウナギが展示されています。触ることもできます。触感は、まぁ想像通りでした。
展示はほかにもあります。こちらはデンキナマズで、発電すると壁一面の電球が光ります。電力としては大したものですが、電球は付いたり消えたりで、安定供給には課題がありそうです。
メキシコサラマンダーの展示なのですが、実は私も名前を間違えて覚えていました。ごめんなさい。
ちなみに、昔甲子園球場で巨人の吉村選手が阪神ファンからウーパールーパー呼ばわりされていたという話を聞いたことがありますが、それもこの手の勘違いから来ていることになります。
というわけで、メキシコサラマンダーの幼生です。足はあるにはありますが、使えているのかどうか。
大人になるとこうなります。
そういや、エリマキトカゲって今どうしているんでしょうね。
一通り展示を見て戻ってくると、コツメカワウソは昼寝中でした。
本人はいろいろあるんでしょうが、傍から見ている分には気楽そうです。
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