この春にJRの2つの路線で、いちど失われた区間が復活しました。可部線の可部~あき亀山間、常磐線の浪江~小高間です。
このうち、可部線の復活区間は厳密に言うと新線としての開業なのですが、この区間は2003年に廃止となった可部から三段峡の一部で、JRの路線が廃止になってから再び開業した初のケースです。一方、常磐線は周知のとおり福島第一原発事故で一部区間が不通となり、今も南北に分断されたままなのですが、4月1日に北側の小高から浪江の間で運転が再開されたのです。
私にとってはどちらも乗りに行くべき路線ですが、かたや広島県、こなた福島県。漢字では似ていますがお互い遠く離れた路線です。しかも、高知から乗りに行くわけです。可部線だけなら日帰りも可能ですが、福島県まで行くとなると泊りがけは必至です。しかも仕事も積みあがる中、かけられる時間も限られます。さて、どうしたものか?
私の結論は、「まとめて乗りに行く」でした。大変なことをまとめて片付けられるなら、そうした方が効率は非常に良いのです。そこから時刻表を調べると、1日目の朝に高知を出れば2日目の宵の口には戻れる事が判明。さらに可能な限り安い運賃を調べ上げて、何とか手配したのでした。
土曜日の朝、高知発広島行のバス。いささかハードな休みが始まります。
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