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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

シリーズ土佐の駅(135)立田駅(土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線)

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 ごめん・なはり線で後免町を出た列車は、しばらく南国市郊外をほぼ一直線の高架で走り抜けていきます。その直線が終わり、何頭に少しカーブする辺りに、立田駅があります。

 

 

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 決して広くはない階段を降り、地上に出ます。立田駅は各駅停車だけが停まる駅で、ホームは1本だけ。無人駅として、簡素に作られています。

 

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 地上には改札も駅舎もありません。実に簡素に作られています。

 

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駅名板も実に素っ気ないもので、街灯も申し訳程度に立っているだけ。会談はありますがホームも見えず、特に夜など、駅を見過ごしてしまいそうです。

 

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 駅のそばを通る道路沿いを見ると、不思議な小屋がありました。その傍らに、立田駅のキャラクターが立っているようです。

 

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 たてだ そらこちゃん。

 この駅は地理的には高知龍馬空港に最も近いので、フライトアテンダントのキャラクターが採用されています。もっとも、距離が近いとはいえ連絡バスも何もないので、実際に立田駅から空港に行く人がいるとは思えません。

 

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 そして、先程の小屋はトイレだったようです。反応に困る名称と注意書きを書いた小さな立て札が、植え込みに立っていました。

 

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 轟音に気づいて空を見上げると、双発のターボプロップ機が南に向かって飛んでいました。

 

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 大阪は伊丹空港からの全日空便が龍馬空港に着陸します。よく特定できるものだと思われるかも知れませんが、この型を使った路線が他にないだけです。

 

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 ホームに戻ると、今度はディーゼル音が聴こえてきました。高知からの快速列車が、勢いよくホームに入ってきます。

 

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 列車は速度を緩めず、そのまま通過。高知から後免町まで各駅に停まってきた列車が、初めて駅を飛ばしていきました。

 

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 今度は上り方面の快速がやってきました。JR四国の車両なので快速の標示がないのですが、お構いなしに駅を過ぎ去っていきます。

 

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 上りの快速と後免で入れ替わってやって来たのはタイガース列車でした。

 しかし列車はF1セブンのような快足とはいかず、ゆっくりと入線して立田に停車。ここから安芸まで、どの駅にも止まっていきます。