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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

ポジティブで行こう!?高知ユナイテッドSC対アスルクラロ沼津@春野陸(2025.10.5.)

 

 白石新監督の下で連敗を脱出した高知ユナイテッドSC。互いに残留をかけて争うアスルクラロ沼津を相手に、本拠地春野で新体制初勝利を狙います。

 

 

 秋田監督のパワーハラスメント疑惑発覚に始まった高知ユナイテッドSCの混乱は、まだ収まっているわけではありません。とはいえ白石新監督の就任によって、J3で戦うための体制は整いました。さらに就任直後のギラヴァンツ北九州戦は2-0で快勝、J3残留に向けて期待は膨らみます。

 そして今節は本拠地春野総合運動公園陸上競技場に戻り、目下の残留争いの相手となるアスルクラロ沼津との一戦。ここで高知のファン・サポーターに向けた新監督の名刺代わりの勝点3といきたいところです。

 

 

 この日はJリーグとサンリオによる「フェアプレーリボンプロジェクト」コラボグッズの限定販売がありました。なので早めのシャトルバスで狙いにいたのですが、ついた時点でグッズ売場はご覧の行列。そして一番のお目当てのタオルマフラーはあと少しのところで完売してしまいました(涙

 

 

 気を取り直して、この日は高知銀行完全出資の地域商社こうちが出店しています。私が買ったのはゆずリキュールでしたが、本山町は汗見川のしそドリンクや嶺北ゆずドリンク(ともに200円)も置いてあります。

 この日は高知銀行協賛の「こうぎんビビッドマッチ2025」ということで出店があったのかも知れませんが、できれば常設化して、とくにアウェイサポに売り込んでもらいたいですね。

 

 

 ちなみにご飯ははちきん地鶏のメンチカツ(500円)ほか。大川村まで出かけてメンチカツ定食を食べたのもだいぶ前になりました。

 

www.3710920.com

 

 関係ない話ですが、こちらのエントリ、いまだにアクセスが多くなっています。それこそ1, 2を争うレベルで。みんなそんなにスイボツヤクバ様が見たいか。

 

 

 本日のボールパーソンとストレッチャーベアラーは高知銀行サッカー部とシニアサッカーリーグの皆さん。普段からすると珍しい世代の登場です。

 

 

 アスルクラロ沼津のメンバーが発表になりました。こちらが先発。

 

 

 サブスティテュートメンバーと監督がこちらです。

 一方の高知ユナイテッドSC、メンバーはこうなりました。今回も北九州戦に続いて4-5-1になっています。

 

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 そして本当に久々の監督登場。長かった……

 

 

 試合前に先月末就任した森下代表取締役会長のご挨拶がありました。ちなみに所属は違いますが標高差もありますが私の先輩にあたります。いや、このところ同門の方が注目されているものでつい……

 

 

続いては本日のマッチスポンサー、高知銀行河合頭取のご挨拶です。 

 

 

 キックインセレモニーを務めるのは、同行サッカー部の中本さん。

 

 

 さらに高知銀行による高知ユナイテッドSC応援積立定期預金からの寄付金贈呈式がありました。残高の0.01%を運営資金として寄付するとのことですから、このご時勢に結構預金が集まったものです。

 

www.kochi-bank.co.jp

 

 

 さて試合です。前半は沼津ボールで開始。高知は早々からチャンスを作りますが得点には至らず、徐々に沼津がボールを持つ場面が増えていきます。

 

 

 前半21分、沼津は再三のシュートから最後はMF77番エンリック・マルティネスがエリア斜め右手前から強烈なボレーを放ち、ゴールに突き刺します。

 

 

 高知が立て直す間もなく飲水タイム。この日は快晴で久々の高温、選手のコンディションが心配されます。

 

 

 そんなピッチ上の暑さもあったか、その後は高知も沼津もボールを繋ぎながらもなかなか攻めきれず、前半のアディッショナルタイムへ。

 

 

 その後も試合は動かず、0-1でハーフタイムとなります。

 

 

 後半は高知ボール。なのですが、MF8番高野は一気に相手エリア奥の左サイドまで蹴り出します。先程の失点から再開するときも同様のプレーがありました。

 パリ・サンジェルマンから広まった戦術、らしいのですが今までの観戦では見たことがなく、実際に見てみるとインパクトがありました。

 

www.jiji.com

 

 相手陣地に深く入っておけば、ボールを渡してもハイプレスで取り返したらすぐさまチャンスが作れるのかな、などと素人考えもするのですが、この日はどうもプレスを利かせていない感じがあります。

 

 

 それでも選手交代を機に、徐々に高知が攻めていきますが決定的な場面は作れず、飲水タイムで試合中断。

 

 

 再開後に本日の入場者数が発表されました。

 天気予報がイマイチな中ではありましたが、ハローキティのクリアファイルの無料配布もあっただけに、3000人台には乗せておきたかったところです。ただ来週もホームゲームがありますし、ここで勝ってアピールしないといけません。

 

 

 ですが、再三攻める高知に対し、沼津は披露困憊ながらも何とか守り続け、アディッショナルタイムに入ります。

 

 

 高知が攻めを諦めない中、沼津の選手は満身創痍の状態。キーパーに至っては足が吊ってからゴールキックをフィールドプレイヤーに任せる状況です。

 

 

 ただそれでも沼津のゴールは割れず、そのまま試合終了。

 

 

 最終スコア。マッチアップを考えると、良くも悪くも1点で終わる試合ではないと思っていたのですが、ピッチ上の気温と強烈な日刺しが選手の足を重くしたか。

 

www.jleague.jp

 

 

 試合後、本日のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたFW39番ジョップ・セリンサリウ。ただこの日の内容と結果には本人がいちばん納得していないでしょう。1つゴールが奪えれば2ゴール目以降はどんどん生まれると思うのですが、その最初のゴールが遠いのがもどかしいです。

 ただ、選手や監督は意外にも前向きでした。試合後の挨拶も、前回のホームゲーム後ような悲痛さはなかったですし(前回の状況があらゆる意味で酷かったとはおもいますが)、高知新聞からはこんな記事が出ています。

 

www.kochinews.co.jp

www.kochinews.co.jp

 

 記事にもありますが、あの上月からこのコメントが出たというのは意外です。前半はさておき、後半に自分たちのサッカーを取り戻せた、ということかも知れませんし、次節以降への手ごたえをつかめたのかも知れません。

 沼津は順位はとにかく、戦術的には「食い合わせの悪い」チームだったようにも見えました。だとすれば、次節以降についてはそう悲観ばかりするものでもなさそうです。いや、そうであってほしいのですが、ともあれ選手と監督が前向きであるならば、サポーターが水をかけるようなことをしたくないな、という気もします。

 あくまでポジティブ、楽観的に。それが難しくはあるんですけどね。

 

 

 ちなみに本日の戦利品。マフラータオルがなかったので、マスコットとキーホルダーを購入しました。

 

 

 配布されたクリアファイル、反対側はJリーグ加盟60クラブそれぞれのキティ姐さんが描かれています。

 

 

 高知ユナイテッドSCがこの中にいつづけるためにも、次節からはとにかく結果が求められます。その次節は今節に続いてホームゲーム、対戦相手はFC岐阜です。

 

kochi-usc.jp