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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

勝点1はプラス1:高知ユナイテッドSC対ツエーゲン金沢@春野陸(2025.7.12.)

 

 前節アウェーで不甲斐ない試合を演じてしまった高知ユナイテッドSCツエーゲン金沢との対戦で巻き直しを図ります。

 

 

 月が替わるとツキも変わると言いますが、6月好調だった高知ユナイテッドSCにとっては不吉な言葉です。はたして前節のアスルクラロ沼津戦はまるでいいところのない大敗、ここで立て直しておかないと一気に悪い流れに飲み込まれかねません。

 この日はホームの春野総合運動公園陸上競技場でツエーゲン金沢と対戦。3月にはJリーグ初勝利を挙げた相手、今回も返り討ちにしたいところです。

 

 

 この日はGK30番井上が育てた野菜の販売日。一番のお目当てはかぼちゃでしたがその他にゴーヤやピーマン、オクラに長なす、しっかり育った野菜が並んでいます。本人も来たとあって、テントには行列ができています。

 

 

 本日のスタグルは「ハーベスト」さんの春野産野菜をどっさりはさんだサンドイッチ(500円)。ごらんの厚さでかぼちゃの味が濃いです。たぶんこちらがお店です。間違っていたら済みません。

 

harunoterrace.jp

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 アウェー側スタンド。四国から北陸って何気に行きにくいんですよね。新幹線ができたために大阪経由での乗換が増えましたし、以前は夜行バスがあったのですが、パンデミックで多分に漏れず利用者低迷の末廃止になってしまいましたし。そんな中でようお越しくださいました。

 

 

 そんなツエーゲン金沢スターティングイレブンがこちら。

 

 

 さらにサブスティテュートメンバー。パトリックが控えているのはいくらなんでも反則級です。

 一方の高知ユナイテッドSCのメンバーは下記リンク先より。

 

[https://www.facebook.com/kochiusc/posts/pfbid0NPMBhKkUE1gsKMtRVdLQR1X44rZpeftCaHUF1WbnGkNewXBft3dgvDExcw8fMzhtl?__cft__[0]=AZW6OIujr20pqsaBNK3uucKzuB9YHjv5qiSRYFSCFTxmLCp5PiHU5np_ngWiYS3zteZyUF3y_7cTq9KDfNdvJSnf39Fz8dLmQpqCONf5_SfySoX_Nevkf_5pRCmpjex75vuTZ9IiFHPTpewhDiocxn905OdTT9qZo1HAsDhH5FqcDTsg6eIq-gqxMgoa_WrFn8QpKQfTBPdkr5iMhJ_6avfe&__tn__=%2CO%2CP-R:embed:cite]

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 ちなみに神野ヘッドコーチの紹介画像もできていました。

 ハラスメントの調査はどうしても時間がかかるんですよね。言った言わないの話になると増してそうで。早期解決はもちろん理想なのですが、現状チームが戦えなくなっているわけでは決してないので、解決を急ぐあまり禍根を残すことだけは止めてほしいです。見る側からすればそりゃもどかしいですが、ここは焦ってはなりません。

 

 

 両チームの選手登場。まずは高知の11人が円陣を組みます。

 

 

 対するツエーゲン金沢の先発メンバー。

 

 

 試合開始。前半がツエーゲン金沢ボールで始まるといきなりの攻撃。準備が整わない高知は金沢に右コーナーキックのチャンスを与えてしまいます。

 

 

 そして2分、コーナーキックを受けた金沢DF38番山本が頭で押し込み、いきなり先制。高知に前節からのイヤなムードが漂います。

 その後は高知が反撃に出るものの、シュートに持ち込めません。逆にカウンターでピンチを招きますが、GK41番アルナウやDF4番小林大智を中心に身体を張って食い止めます。

 

 

 ナイトゲームですが飲水タイムが入りました。ここまでシュートのない高知ですが、金沢もそれほど攻め込む感じがありません。

 

 

 ここから高知はコーナーキックを得るなどチャンスは作りますが、最後まで攻めきれないまま、前半アディッショナルタイムは2分。一方の金沢もボール支配は多いものの攻めきれない感じです。

 

 

 結局前半は0-1で終了。お互い攻めていないわけではないのですが、どうにもズルズルと試合が流れています。

 

 

 後半は高知ボールで開始。高知はMF7番金原に代えてFW19番水野を投入して局面打開を図ります。

 その高知は後半に入ってようやくシュートが出ましたが、チャンスが少ないのは相変わらず。ただ金沢も金沢でボールは持つものの攻め込む勢いはあまり見えません。

 

 

 後半飲水タイムの時点でスコアは相変わらずの0-1。この直前に高知はFWを2枚替え、直後には金沢が同じくFW2人交代でパトリックを起用、次の1点を狙いに行きますが、どうにもゴールの雰囲気がありません。

 

 

 ところが75分、高知は右から攻め上がるとサイドチェンジ、左エリア手前でFW19番水野がエリア内にパスを出すと、小林大智が頭で合わせてゴール!重い空気を振り払う一撃で、高知がついに同点としました。

 

 

 そんな中で本日の入場者数発表。うーん……

 梅雨から梅雨明けのこの時期(今年は既に梅雨明けしてしまいましたが)、高知市内の中心街では土曜夜市という恒例イベントが毎週行われています。なので、今日はそちらにお客さんを取られた形とは言えます。不祥事の影響もあるかも知れません。

 ただ、だとしても2000人割れは頂けない。高知市内でのイベントと試合がかち合うのは宿命で、これからも避けられないのですから、それを言い訳にしてしまったらおしまいです。そもそも高知県全域をホームとするクラブなのですから、高知市内がダメなら他の市町村の人を誘うぐらいの勢いは要るでしょう。今はなかなか動きづらいとは思うのですが、いずれは○○市/町/村デーを次々打ち出すなど、他クラブやプロスポーツチームの定石は打てるようにならないといけません。

 

 

 それはさておき、高知同点となってからはお互い交代枠を使い切ってまで決勝点を狙います。そんな中でも高知は再三攻め上がりますが、金沢のゴールを再び破れず、4分のアディショナルタイムに突入します。

 

 

 ただアディショナルタイムに放ったシュートも抑えられ、勝ち越しはならないままタイムアップ。

 

 

 最終スコア。逆転勝ちとはなりませんでしたが、開始直後のミスを取り返す形で勝点1は確保できました。

 

www.jleague.jp

 

 

 終了後、攻守の立役者小林大智のインタビュー。

 

 

 試合後の挨拶に来た選手とスタッフ。ホーム3連勝こそなりませんでしたが、まずは残留というミッションを考えれば、ここからは負けさえしなければ何だっていいんです。極端な話、この試合を入れて残り試合全部引き分けでも勝点は43、残留にはまず十分なレベルです。試合内容の振り返りはさておき、勝点1はプラス1としてポジティブに考えれば良いのです。

 そして次節はアウェーでカマタマーレ讃岐との土讃戦。こちらに関しては、5月の借りをきっちり返しておきたいところです。