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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

カツオ対焼酎:高知ユナイテッドSC対鹿児島ユナイテッドFC@春野(2025.3.15.)

 

 前節のアウェー金沢戦でJリーグ初勝利を挙げた高知ユナイテッドSC。この勢いでホームでの初勝利を期待したいところです。

 

 

 先週末のアウェーでのツェーゲン金沢戦で待望のJリーグ初勝利を挙げた高知ユナイテッドSC。こうなるとホームでの勝利への期待が否が応でも高まるところです。ただ相手はJ2経験もあり今季好調の鹿児島ユナイテッドFC、決して楽観はできません。

 行きしなのバスに乗ると、鹿児島サポの人を見かけます。もちろん鳥取戦でもFC大阪戦でも相手サポさんはいたのですが、見た感じ数が多い。鹿児島から高知まで決して楽な行程ではないのに、ありがたいことです。

 ただ、春野に着いてみると、来ていたのは単なるサポさんだけではありませんでした。鹿児島だけに焼酎まで来ていました。

 ……って、何を言っているのかと思われた方もいるかも知れません。

 が、来ていたものは来ていたんですから仕方がないじゃありませんか。

 

 

 ね?

 

 

 薩摩本格焼酎、黒島美人。お湯割りがおすすめだそうです。確かに湯気とともにのぼる芋の香りったらたまらないですよね。ってそんな問題ではないですが。

 

shimabijin.jp

 

 

 しかも、さつま島美人のぬいぐるみまであったとは。

 ただ逆に鹿児島の人からしたら、カツオやカツオのたたきのぬいぐるみがあったのが驚きだったようです。中には去年の三ツ沢での試合を見て存在を知っていて、実物を目の当たりにして盛り上がっている方もいました。

 というわけで、揃って記念撮影です。

 

 

 なお、既に多方面でバレてるとは思いますが、私はカツオの方です(笑)

 

 

 ちなみに、手に持っていたワンカップの焼酎がこちらです。普通の配布物に近い勢いで頂きました。ありがとうございます。

 

 

 呑んでるばっかだと身体が危ないので、食べ物も食べます。今日はホルモン焼きそばです。

 

 

 ところで試合です。まずは鹿児島のスターティングラインナップ。

 

 

 続いてサブスティテュートメンバーです。

 

 一方の高知ユナイテッドSCのメンバーはこちらです。

 

 

 

 本日のスターティングイレブン

 

 

 試合開始です。この日は普段と風向きが違ったためか、エンドを入れ替えて臨むことになりました。なので前半が高知キックオフでスタートです*1

 その前半、高知はすぐさま守勢に回らされ、早速6分にDF3番杉井にシュートを決められます。その後も高知は何とか反撃しようとしますが、スピードでも強さでも鹿児島に上回られ、スペースにボールを出そうにも回り込まれてしまい、ボールを取られると左右に走り回らされ、まるでサッカーをさせてもらえず防戦一方です。 

 

 

 それでも何とか前半は0‐1で終了。ただこうも翻弄されっぱなしだと、いつまで選手がもつか分からない。足が止まって2点目を入れられたら最後、そこから崩れてもおかしくありません。この時点で少なくとも0-3負けは覚悟しました。

 

 

 ですが、後半になるとチームは見違えたかのような動きを示します。ハーフタイムで入れ替わったFW18番東家のシュートがはじかれコーナーキックを獲得した後半3分、ゴール前での競り合いから最後はDF38番鈴木が押し込み、まずは同点とします。

 

 

 この日初のCKからの流れをきっちりつかんだ鈴木。

 

 

 さらに直後の5分、今度は東家のエリア内からのシュートが決まって高知が一気に勝ち越し。秋田監督の交代策がハマりました。

 ここからは両者が攻め合います。とはいえ全体としては鹿児島優勢。J2経験もあり連勝中のチームはやはり圧が違います。

 

 

 本日の入場者数発表。天気も冴えない中で何とか4ケタは確保しました。ただ目標の平均入場者数3000人を達成するには厳しい数字。このまま逃げ切って客足を取り戻したいところです。そんな中、38分にはまたも鈴木がゴールしたかに見えましたが、これはオフサイドの判定でした。

 

 

 後半アディショナルタイムは4分。少し前から鹿児島の猛攻の前に高知は徐々に押し下げられる苦しい展開、時計との戦いにもなります。

 

 

 それでもアディショナルタイム4分台まで凌いだ高知でしたが、最後はMF14番吉尾にわずかなスキを突かれてゴールを奪われ、同点にされてしまいます。

 

 

 そして高知ボールで再開も時間は残っておらず、そのまま試合終了。高知のJリーグでのホーム初勝利はあと一歩でお預けになりました。

 

 

 最終スコア。高知からすれば最後にMF10番佐々木やDF2番吉田を入れて逃げ切り体制を敷いただけに、悔やまれる結果といえばまさしくその通りです。

 とはいうものの、スタッツを見ればむしろ明らかに鹿児島が優勢。よく3点も4点も失点しなかったという中身ですし、これで1つでも勝点を取れたことは評価すべき気もします。

 高知ユナイテッドSCはこれで今季公式戦5試合を消化して1勝2分2敗。もう少し良い結果もあり得たとは思うものの、なにせJ3入会初年度です。5戦全敗の可能性も十分ありましたし、今節終了時点で「降格圏」より上にいるのは間違いないだけに、決して悪くはないと捉えるべきでしょう。

 そして、5日後にはチーム初のルヴァンカップの1回戦、あのJ1ガンバ大阪が春野にやって来ます。序盤戦最大のヤマ場にクラブがどう立ち向かうか、怖さ楽しみ半々です。

 

*1:なお、ここからの

試合経過と時間はJリーグ公式と照合しております。

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