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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

はじめてのルヴァンカップ:高知ユナイテッドSC対ガンバ大阪@春野陸(2025.3.20.)

 

 高知ユナイテッドSCにとって初めてのJリーグYBCルヴァンカップ。1回戦はホーム春野でガンバ大阪を迎えての対戦です。

 

 

 今年からJリーグで戦う高知ユナイテッドSCJリーグルヴァンカップも初めての参戦です。1回戦はJ3ホームでの開催になるため春野総合運動公園陸上競技場で開催、相手は2年前の天皇杯で大番狂わせを演じたガンバ大阪です。

 

 

 普段よりはるかに多くの観客が詰めかけた春野ですが、ファンクラブに入っていたおかげで難なく先行入場できました。

 ちなみに、こちらのたたきは2年前のパナスタにも行っています。

 

 

 普段と違ってバックスタンド側に並ぶ広告はYBCヤマザキビスケット社のもの。

 

 

 あらためてJリーグに来たことを実感します。ルヴァンってこんなスペルだったんだ

 

 

 この日は書き入れ時というので、普段に増してスタグルが来ていました。そんな中で、今回は山本麦酒さんのラム焼きそば(並500円)を購入。しっかり羊の味がしていて、これは私好みです。

 

 

 ピッチを挟んで向かいには、既にガンバ大阪のサポーターの大群が集結。2年前のパナスタより多いんじゃないかと思うぐらいです。さらに旗も多ければ声量も圧も過去対戦した中ではおそらく最強です。

 

 

 そんなG大阪の先発メンバー。直近の試合から変更がなくはないのですが、それで圧が薄れるどころか、宇佐美先発にむしろ怖さを増して感じます。

 

 

 サブだってご覧の通りの強力な陣容。ラヴィがいないだけ救いかも知れませんが……

 一方の高知のメンバーは下記リンク先の通り。こちらも構成をいじっていて、中でもGK1番黒川とDF4番小林大、DF25番今井の初出場初スタメンが注目されます。

 

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 両チーム選手入場。ガンバサポのヴォルテージも上がります。

 とはいえ、それで怯んでいてはつまらない。ならどうするか?相手の応援が気にならないようにする、おそらく一番効果的な方法は、自分が声を出して応援に集中することです。これ基本。40年以上現地観戦を続けてきた人間が言うんですから間違いありません。

 

 

 前半は風下にエンドをとった高知ボールで開始。格上相手でも果敢な攻撃を展開し、直後の10分近くはほぼ相手陣内でのプレーが続きます。

 

 

 ですが前半13分、高知は一瞬のスキを突かれます。相手陣内でボールを奪われると、FW7番宇佐美に中央を破られ、最後はエリア手前からシュートを決められ、先制を許してしまいます。

 

 

 さらに41分、高知は自陣ゴールエリアまでボールを運ばれ、相手シュートを黒川がはじいたものの、こぼれ球を途中出場のFW40番唐山に押し込まれて2点目を奪われます。この途中で高知の選手が倒されたのでファウル判定もありそうな雰囲気だったのですが、そこまでのプレーではなかったということでしょう。

 

 

 そして前半は高知が2点のビハインドを負ったまま終了。押していた場面も多かっただけに悔やまれます。

 

 

 後半はG大阪ボールで開始。ここで一気に3人を交代した高知と、3点目を狙うG大阪の間で、攻め合いが繰り広げられます。

 

 

 お互い当たりが強くなる中、後半19分にはG大阪DF67番佐々木が倒れ、担架で運ばれます。するとここでポヤトス監督は佐々木含め3人を交代します。

 2点リードがあるので先発選手の消耗を防いだ、のであれば良いのですが、まぁ違うでしょう。だって入ってくるのが福岡と倉田と満田ってアータ、こちらをガチで潰しにかかっているじゃありませんか(恐怖

 

 

 しかしそれでも何とか攻撃を試みる高知はついにガンバのゴールをこじ開けます。後半32分にFW11番小林心がエリア内からシュートを流し込み、ガンバ相手に本人2年ぶりの得点を記録しました。

 

 

 続いて本日の入場者数発表。個人的には5ケタもあり得ると思っていただけに予想外の人数でしたが、考えてみれば去年11000人余りを記録したヴェルスパ大分戦は芝生エリアも開けての大入りでした。

 

 

 1点差に詰め寄ってさらに同点としたい高知ですが、守りを固めたガンバを崩せません。それでも諦めずにアディショナルタイム目安となる6分にはコーナーキックを得ると、GK黒川も相手ゴールエリアに入るパワープレー、なりふり構わずチャンスをつかもうとします。

 

 

 しかし、ここも阻まれてそのまま試合終了。1‐2で高知が惜敗となりました。

 

 

 最終スコア。再三攻勢も見せられましたのですが、やはりJ1のチームは小さなチャンスをモノにする力が違うと実感させられました。

 スタッツを見ると、この試合のシュート数は高知が15本、G大阪11本。ただ、枠内へのシュートとなると高知の5本に対し、ガンバは8本。ここに高知のこれまでの成果と、さらに成長するための課題が示されているように思います。

 これで高知とG大阪との対戦成績は1勝1敗。総得点3-3と完全にタイです。前半はアウェーチームが2得点、後半はホームチームが1得点ってところまで一緒です。

 

 

 

 延長戦ないが!?



※ 今回も試合経過はJリーグのテキスト速報と照合しました。

www.jleague.jp