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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

一進一退:高知ユナイテッドSC対栃木シティ@春野陸(2025.4.13.)

 

 前節のアウェーで大勝した高知ユナイテッドSCJ3ホーム初勝利の期待は高まりますが、相手は日の出の勢いでJ3上位を走る同期入会の栃木シティ。昨年10月に春野で敗れているだけに、気を引き締めてかからないといけません。

 

 

 J3ホーム初勝利に向け奮闘する高知ユナイテッドSC。前節の松本山雅戦では5‐0と大勝しただけに、期待は否が応にも高まります。

 しかしこの日の相手は栃木シティ。昨年後半JFLで独走した勢いそのままに、J3入会初年度ながら上位を走るだけに、決して油断はなりません。

 

 

 この日はGK30番井上が営む井上ファームで穫れた新玉ねぎの直販会がありました。

 

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 「家庭菜園」と言っていますが、写真を見たらフツーに畑だと思いました(驚

 

 

 われわれが着いた時が売りはじめだったようで、難なく購入。買いに来たところでテレビの取材を受けた人もいました。

 

 

 本日の昼食は黒潮町から来た"Solana Surf Camp"さんのピザ。いろいろありましたが、まずはスタンダードなトマトモツァレラピザです。

 

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 付け合わせで頼んだのがこちら。ゼッポリーニといって、ナポリの郷土料理なんだそうです。ピザも美味しかったのですが、こちらもなかなか。ピザ生地に海苔を混ぜて揚げているそうなのですが、そうとは思えないほどのもちもち感。揚げ物が苦手な人でも気にせず食べられそうです。

 

 

 対戦相手の栃木シティのサポーターが応援幕を準備しています。春野では半年ぶりの対決です。気になって去年の写真を見てみたら、大きな横断幕はなかったので、J3入会に合わせて新調したのでしょう。

 

 

 栃木シティのJ3入会で、栃木県には栃木SCとともにJクラブが2つ並び立つことになりました。栃木シティは公式には「栃木C」と略記されるのですが、界隈では「シティ」の見た目から「派」と書かれるようです。「鉢」みたいなもんですね。って何の界隈だよ。

 

 

 その栃木シティの先発メンバー。昨年より怖さが増しています。

 

 

 そしてサブスティテュートメンバーなのですが、藤原ですら控えとかピータ・ウタカって反則でしょこれ。

 と言っていても仕方ないので、高知のメンバーです。前節から入れ替えが目立つのと、控えですが内田が戻ってきました。

 

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 前半は栃木Cボールで開始。例によってリーグ公式速報を参考にしています。

 

www.jleague.jp

 

 試合開始当初こそ高知が攻めを見せましたが、次第に栃木の速攻が高知を圧倒。ことごとく決まるシティの鋭い縦パスやサイドチェンジに高知が振り回されます。

 

 

 そして前半18分にはMF20番土佐がエリア内から押し込み、栃木が先制。ここで一呼吸おいて守備を立て直したい高知でしたが、栃木のスピードに追い付けません。

 

 

 そして26分にはFW77番田中パがシュートを決めて2点目。インターネットミーム「エッホエッホ」のパフォーマンスを披露します。

 

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 で、Jリーグ速報を見て田中パってなんなんだパってと思ったら、GK21番田中勘太がいたからこうなっているようです。

 

 

 2点のビハインドを負った高知は何とか攻めようとしますが、逆に栃木のカウンターを受けて危ない場面を何度も作る状況。流れを変えられないまま、前半は0-2で終了します。

 

 

 後半は高知ボールで開始。ここで秋田監督は一気に3人を交代して打開を図ります。ここから高知は何とか反撃に出ようとしますが、前がかりになろうとしたところで栃木にボールを奪われ、一気に攻め上がられてしまいます。もちろんリスクをとらなければ2点のビハインドは跳ね返せないのですが、栃木の攻撃スピードは高知のリスク管理のレベルをやすやすと上回りました。

 

 

 11分には土佐がこの日2ゴール目を決め、点差は3点に拡大。「土佐」の得点なんで1点高知にくれませんかダメですかそうですか

 

 

 さらに栃木は28分にFW99番平岡に代えてFW90番ウタカを投入。攻撃を緩める気配がありません。

 

 

 

 すると36分にはそのウタカがゴール。



 

 41分にはMF5番奥井がダメ押しとなるゴールを決めます。一方の高知はこの間どうにか1点でも返そうとしますが、シュートが枠を捉えきれず、大差を詰めることができません。

 

 

 そしてアディショナルタイムにも動きはなく、試合終了。

 

 

 最終スコア。エッホエッホ Uが抜けてるって伝えなきゃ

 こう言っちゃなんですが、終わってみれば6点目をとられずに済んで良かったね、というレベルの完敗でした。選手の展開、動き、速度、栃木Cが全てにおいて上回った、文字通りの完敗です。

 残るアウェーでの対戦、どうすれば勝てるのか、どころかどうやったら勝ち点を取れるのかすら現状ではまるで見えないのですが、それでもやるしかありません。ただ個々の選手でどうにかできる話では多分ないので、選手は気にせずさっさと切り替えることでしょう。その上で、ベンチや編成がチームの基礎体力や能力をどう挙げるかが問われることになります。

 

 

 ちなみに、この日は久々にリーグ戦で入場者数が2000人超え。他会場だと1000人台だったところもあるので、健闘した方でしょう。それだけに痛恨の試合結果でしたし、次のホームゲームの動員にも思い切り水を差さないかというのが気になりました。

 ただ試合後、スタンド前に現れた選手たちを迎えたのは温かい拍手と声援、そして高知SCのコールでした。結果が結果なだけに意気消沈ぶりが見て取れたので、酷だと思って写真は敢えて撮りませんでしたが、最後の最後まで選手たちが何とかしようとしていたのはスタンドに伝わっていたのでしょう。

 この分ならば、今日の試合で離れるファンはそういないかも知れません。ただそんなファンに報いるためにも、次節からのアウェー連戦での巻き返しが望まれます。

 次回のホームでの試合は5月6日(火)、カマタマーレ讃岐を迎えての四国ダービー「土讃戦」。連休最終日、大盛況の春野でJリーグホーム初勝利が決まるのを期待しましょう!