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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

ファースト・ステップ:高知ユナイテッドSC対沖縄SV@春野陸(2023.3.26.)

 

 

 今季初戦となった前節を落とした高知ユナイテッドSC。続く試合もホームゲーム、JFL新加入の沖縄SVエス・ファウ)を相手に初白星を狙います。

 

 

 

 

 今日は先週と違って風はあまりありません。ただ昨夜からの雨はいったんあがったものの、いつまた降り出してもおかしくない雲行きです。

 

 

 アウェー側の横断幕。沖縄から高知までは直行便がないので行き来がちょっと面倒なのですが、それでもサポーターがやって来ています。

 

 

 そしてこの横断幕を見て、ようやくSVが何の略語なのか分かりました。クラシック好きなら「楽友協会」、Musikvereinでお馴染みの"Verein"です。

 

kotobank.jp

 

 辞書によればVereinには「クラブ」という意味もあるそうで、おそらく意図するのはそれでしょうね。

 となると、目指すところは我らが高知ユナイテッド「スポーツクラブ」と共通することになります。親近感が湧いてきますね。

 

 

 さて、本日のスタグルは「桟橋市場zero」さんキッチンカーによるチキンなんばん(650円)。今回初出店です。チキンは揚げたてジューシー。ソースも主張し過ぎずチキンを引き立てていました。

 ちなみに、他にも初出店のスタグルがあったのですが、生憎の天気で客足がイマイチなのが残念やら恐縮やら。これに懲りずにまた来ていただければ……

 

 

 さてスタメン発表です。まずは沖縄SVから。

 

 

 続いてサブのメンバー。沖縄SVと言えば当然気になるのは、監督兼選手のFW髙原直泰。アップにも出ていたので気になっていたところ、はたして名を連ねています。

 一方の高知ユナイテッドSCのメンバー、恒例の紹介動画を今回もご覧ください。

 

 

 前節はメンバー外だった田尻と横竹が復帰。高野は今季初出場初スタメンです。

 

 

 両チームの選手が登場しました。この天気なのに、直前にはスプリンクラーで水がまかれています。

 

 

 試合の前に、今季JFLに加わった沖縄SVについて。

 沖縄SVは2015年に設立されたクラブです。生みの親でドイツ・ブンデスリーガでも活躍した髙原直泰CEO兼監督兼選手を中心とするクラブは、3度目の挑戦となる昨年の地域チャンピオンズリーグで2位に入り、JFL加入が決定。FC琉球以来の沖縄県をホームとするクラブとして、第25回日本フットボールリーグに参戦しています。

 

 

 その沖縄SVのキックオフで試合が始まります。

 前半、高知ユナイテッドSCは早々にボールを奪い、相手ゴールを脅かします。6分には2番DF吉田が右からエリアに放ったボールを相手がクリアして、コーナーキックのチャンスを得ます。

 

 

 すると7分、右からのコーナーキックをエリア左寄りで受けた3番DF中田が蹴り込んでゴール!今季初の得点で高知が先制します。

 その後も高知は相次いでコーナーキックを作りますが得点はならず、ボールは徐々に沖縄SVへ。ただ沖縄も再三攻め上がるものの、シュートにまでは持ち込めません。

 

 

 前半の時間が過ぎていく間に、沖縄サイドでサブの選手がアップを始めました。注目の髙原も動き始めています。

 

 

 一方のピッチ上では両チームとも相変わらず攻めきれないうちに、前半が終了。高知の1点リードで折り返しとなります。

 

 

 ハーフタイム、髙原が一人ベンチ付近を走っています。これは後半の出場があるのでしょうか。

 

 

 その後半は高知ボールでスタート。ただ相変わらず両チームとも決め手を欠き、試合は膠着していきます。

 

 

 すると59分、沖縄は4人を交代するという思い切った策に出ます。そして4人の途中出場選手の中に、10番FW髙原がいました。

 髙原は積極的にボールに絡もうとしますが、雨が降り出してスリッピーになったピッチに苦労を強いられます。一方の高知もチャンスを活かせず、相変わらず試合に動きはありません。

 

 

 本日の入場者数発表。天気も悪く大掛かりなイベントもないだけに、正直なところ300人台でも不思議はないと思っていたのですが、まだマシな結果でした。

 そしてその後も互いに攻めようとする両チームですが、決定的な場面を作ることができません。

 

 

 88分には高知がカウンターからの速攻を見せ、エリア左側からシュートを決めたと見えましたが、これがオフサイドの判定で得点は認められません。

 

 

 その後アディショナルタイムも好機に乏しく、互いに決定打を放てない間に主審の笛。高知が1-0で試合をモノにしました。

 

 

 最終スコア。前週と今週とでは勝ち負けが違いますが、どちらも「このまま終わるとは思えない」展開で終わることになりました。ただとにもかくにも、高知は今季初勝利です。

 

 

 この試合のMVPに選ばれたのは、もちろん3番DF中田。久々の焼肉お食事券ゲットです。

 

 

 インタビューに答える中田。

 

 

 さらにバイエルン・オートさんの高級外車1週間無料利用権が送られます。こちらも久々の贈呈です。

 

 1試合遅れではありますが、今季ホーム初白星。まずはJ3入りに向けて最初の一歩を踏み出しました。

 そして「最初の一歩」というのは、ピッチ上だけではありません。実はこの試合、今季から加わった奴田原優奈さんが初めて1人でスタジアムDJを担当しています。

 

 

 今季ホーム2試合目でいきなりのワンオペ、本人も周囲も不安だったでしょう。

 ただ、盛り上げるところは盛り上げつつ、主催試合をスムーズに進行させようとする、という、いちばんやらなければならないことを大事にしていた印象を受けたので、個人的には好感度が高いです。これから慣れてくれば自身のカラーも出てくるでしょうし、それがどんなものか、今から楽しみです。

 そして、ソロDJ初戦でチームが勝ったことは大きい。もしもなかなか勝てない試合が続いたら、ジンクスにもなりかねないところでした。みんなホッとしていることでしょうし、この調子で目指すは高知の勝利の女神

 というわけで、遅まきながら一歩目を踏み出した高知ユナイテッドSC。目指すゴールに向けた歩みが始まります。