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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

みんな待ってた、勝利の鰹!高知ユナイテッドSC対ホンダロックSC@春野球(2022.7.24.)

 

 直近のアウェー東京2連戦をどちらも制してもんてきた高知ユナイテッドSC、待望の今季春野初勝利への期待が高まります。この日は夏空の下、ホンダロックSCと球技場での対戦が控えています。

 

 

 

 今節第17節は第2節の裏返し、全てホームとアウェーが入れ替わった試合です。そのアウェー戦、高知はロックに1-0で勝っていますが、はたして今回はどうなるか。

 

 

 球技場での試合、いつもの物販エリアはホームスタンド北側です。今回は7月・8月の選手・スタッフ紹介ということで、山田・廣岡・横竹3選手に加えて秦マネージャー、そして西村GMが登場しています。

 こうなると、世代的に西村GMだけ写真の趣が変わってしまうのは仕方ないのですが、

 

 

 GMええしのボンですやん。

 ええしのボン(ええしの子、ええしのボンボンとも言う)、分からない方は調べてみましょう。

 

 

 選手個人の応援幕が一挙に出揃いました。団幕の数なら他クラブにも引けを取らなくなってきましたね。

 さて、本日のホンダロックSC戦、スタメン発表です。今回も球技場でビジョンがないので、アウェーのスタメンはホンダロックSCの公式サイトにて。

 ただ、試合速報のページなので、スクロールすると経過が見えてしまいます。ネタバレが嫌な方はお気をつけください。

 

www.hondalock-sc.info

 

 そして高知ユナイテッドSCのスタメン。こちらは恒例の公式twitter版です。ちなみに試合実況動画のリンクもありますので、エントリを読んでからご覧ください。

 

 

 ご覧の通り、この日は横竹が完全オフになっています。前節で接触があり、嫌な途中交代の仕方だったので、心配です……

 と思っていたら、メインスタンド裏で子どもたちと一緒にいました。まぁ大丈夫かなと(笑)

 

 

 選手入場。この日はDF饗庭がゲームキャプテンを務めることになりました。

 

 

 そして15時、主審から高知14番栗原にボールが渡され、キックオフです。

 序盤は両チームとも決定機を作れず、試合はなかなか動く気配が見えません。しばらくするとロックが最初のコーナーキックを得ますが決めきれず、18分(手元計時)には相手エリア中央でのパスからゴールが決まったかに見えましたが、オフサイドで得点はならず。

 

 

 ただその後はロックが徐々にボールを支配するようになり、ちょっと不安になってきたところで飲水タイムです。

 

 

 試合再開。ここからはロックがさらに攻勢を強めます。4本のコーナーキックと2本のシュートで高知ゴールを脅かし、高知は防戦モードです。

 

 

 とはいえ得点機はないままで、前半は終了。0-0で折り返します。

 一番暑い時間は過ぎたとはいえ、まだ熱気が支配する球技場。ハーフタイムの間に水撒きをしておかないといけません。急ぎ準備に取り掛かりますが、そんな中で起きた悲劇。

 

 

 ……スプリンクラー完全に直撃されています。

 ただ悲劇とは書いたものの、この暑さです。ちょっと羨ましかった気も(笑)

 

 

 さて後半です。ロックは前半の流れそのままに攻めたいところでしたが、開始直後は互いの攻め合いになります。

 

 

 そして55分、先制ゴールを決めたのは高知でした!中央からのパスに28番山田が合わせてシュート、相手にも当たりましたがボールはゴールへ入り込みます。

 待望の先制点に高知イレブンがゆりかごダンス、ただ誰か子どもでも生まれたんでしょうか?(笑)

 

 

 この直後、高知はロックの反撃にさらされます。3本のコーナーキックに右からのシュート2本を浴びますが、タンドゥの冷静なクリアもあって失点には至らず、そのまま後半の飲水タイムまで逃げ切ります。

 

 

 次の1点の行方が気になる試合再開後、その得点を高知がモノにします。エリア中央で9番赤星から出たボールに11番西村光が猛然と走り込んでシュート!相手ゴールに突き刺して2点目を奪います。

 

 

 さらに84分、高知は右から9番赤星が11番西村光へとつなぎ、ラストパスを中央に回った赤星が受けてそのままゴール!試合を決める3点目をつかみました。

 

 

 この後は高知がロックの反撃を落ち着いて退け、そのままフルタイム。

 

 

 試合終了。高知ユナイテッドSCが1年ぶり、今季初の春野での勝利を手に入れました!

 

 

 終了直後、メインスタンド前でゲームキャプテンの饗庭が挨拶に立ちました。

 

 

 そしてバックスタンド前で勝利の報告。選手は高知の応援のシンボル、鳴子を持ってやって来ました。

 

 

 今季春野初勝利の記念写真、表情も晴れやかです(笑)

 

 

 ヒーローインタビューに呼ばれたのは、90分間チームを率いた5番饗庭でした。

 

 

 春野でようやくプレゼントできた、焼肉天下味のお食事券。これに天然温泉の入浴券もついています。

 

 

 そしてこちらもお待ちかね、バイエルン・オートの高級外車1週間ご利用券です。饗庭はベンツをご所望とのことでした。

 

 

 贈呈に立った寮母の志穂美さん。1年間勝ちに恵まれなかった選手を間近で見ていただけに、この後のコメントでは感極まった様子でした。

 その志穂美さんから話があったのが、ユニフォームの胸スポンサーのこと。大口スポンサーからの広告を貼る他チームとは異なり、高知ユナイテッドSCは一般からの募金を基に「高知家」を掲げています。詳細については公式サイトにもご説明があります。

 

kochi-usc.jp

 

 志穂美さんによれば、目標額は3000万円。1人1口1000円として、3万人の募金が必要です。

 また、J3入会の条件、ホームゲーム入場者数平均2000人を達成するのに、必要な動員数はのべ3万人。

 この3万という数が、高知ユナイテッドSCに立ちはだかります。この壁を乗り越えるには、突出した個人や企業だけではどうしようもありません。高知県内外の人々の間で、応援の広がりがどうしても必要なのです。

 

 

 インタビュー終了後、自身の応援幕をもって記念撮影に臨む饗庭。

 次のホームゲームは8月28日(日)15時から春野陸上競技場でFC大阪戦。同じくJ3入りを狙う強豪ですが、だからこそ、何千人もの応援の力でチームを押したいところです。