
はてなブログの今週の公式お題が「特別編 #2025年仕事の思い出」だそうです。2025年を締めくくるには丁度良い企画だと思ったので乗っかってみます。
1. はじめに
はてなブログで毎週出ている公式のお題、今週はコラボ企画で「特別編 #2025年仕事の思い出」になっています。
2025年も残り僅か、1年の締めくくりとして乗っかってみようと思います。
さて、当方も一応は研究者の端くれです。そうである以上、仕事イコール「業績」です。そしてここで「業績」とは研究業績、つまり学術的なアウトプット+αです。「業績」があってこそ仕事をしたことになるのです。
で、当方の2025年の「業績」はというと、当方のResearchmapを基に言えば論文2件、書籍等出版物3件、その他(MISC)1件、講演・口頭発表等3件(うち国際会議1件)。これらに加えて論文1件が2025年12月31日付で公刊予定です。講演・口頭発表等が減りましたが、むしろ去年が多過ぎた気がします。
これらの「研究」としての評価は後世に委ねるとして、こちらはあくまでお題に乗っかったエントリなのでそこまで踏み込みません。また刊行・発表形式別のままだとかえってこんがらかるので、ここはテーマ別に述べていくことにします。
2. モンゴル動向関連
今年もモンゴル(モンゴル国)の国内政治・経済・対外関係の動向について論じる機会を頂きました。今年は2024年の動向に加え、1980~1989年の動向をまとめたバンドル版についても解説を書かせていただきました。
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こういうお仕事があるとこちらも目的意識を持てるので、毎日モンゴルのさまざまなニュースサイトとにらめっこするにも張り合いが出ます。また、バンドル版も2010年代、2000年代、1990年代に加えて今年は1980年代版と、いよいよ私がまるで知らない時代に入ったわけですが、それだけに私にとっては社会主義モンゴルを学び直す良い機会になりました。
さらにいえば、1980年代を振り返ったことで、これで現モンゴル国について「前史」も含めて概観することができたわけで、いつかこの間の流れをひとまとめにする機会があればなぁと思っているところです。もっとも、『アジア動向年報』は1970年の初刊行以来モンゴルを扱ってきたわけで、あと10年分残っているわけですが。
3. モンゴル現代社会関連
モンゴルの現代社会については、第7回世界価値観調査データを用いた異文化接触に対する意識についての論文が刊行されたほか、アジアン・バロメータ第6回調査データを使ったソーシャル・メディア利用についての分析の途中経過について学会報告を行いました。
なお、後者については途中経過です。本格的に分析しようとすると手法やモデルも詰めないといけないので、まとまるのはもう少し先になりそうです。前者も研究機関としては一区切りですが、できればさらに研究を深めて成果を発信したいと思っています。
また学術的なものでは必ずしもありませんが、今年は一般向け雑誌と海外のブログへの寄稿(英語)も行わせていただきました。
なお、天皇皇后両陛下のモンゴルご訪問に関連して、モンゴルにおける対日本意識の推移について検討しております。先程「公刊予定」と書いたのがそれです。
4. モンゴル現代史関連
例年出席させていただいているウランバートル国際シンポジウムの成果として、今年は前年報告したハルハ河・ノモンハン戦争の発生以来のメディア報道分析について論文として公刊しました。
また、今年の会議では高知大学学術情報基盤図書館の特殊コレクション「青木文庫」所蔵資料を基に、故青木富太郎高知大学名誉教授による南モンゴル(内モンゴル)オロン・スム訪問について研究報告を行いました(モンゴル語)。
この報告については、来年春に論文として公刊予定です。論文は日本語です。
5. 高知大学地域協働学部関連
最後に本務校の教育関連で。昨年から地域協働学部生の卒業論文のテーマ分析を共同で行っており、今年も全ての卒業生、つまり1998~2024年度卒業生の卒業論文について、タイトルの計量テキスト分析を担当しました。こちらは部門(教員組織)に原稿を掲載し、その内容について学会報告を行っております。
おかげさまで研究報告には多くの方々に関心をもっていただいたのですが、一方でこちらが目立ち過ぎると本業のモンゴル研究者という立ち位置が忘れられる、というかそもそも知られていないのではないかという不安も出てきました(苦笑)。そろそろ何か報告できるようにしないといけません。
6. おわりに
#2025年仕事の思い出というので書いてみましたが、あんまり思い出になっていないことに今気づきました……
そして、ここまで読んでみて、教育業績はどうなんだと訝しんだ方も少なくないことでしょう。もちろん今年も土佐町いしはらでの実習を中心に教育活動は行っているわけですが、3年生も2年生も実習での取り組みはこれからが本番です。4年生は卒論提出という最大のヤマは越えたものの、卒業が確定するのはまだ先です。さらに1年生についても、2年次以降の実習フィールドについてこれから決めてもらわないといけません。
なので、年が終わるからと言って一区切りということにはなりません。振り返るにはまだ早いのです。もっとも、これからが本番と言って、教員の私にできることはそうもないのですが(というのも教育について書かなかった理由のひとつです)。
ともあれ、2025年、いろいろありましたが自分にとって面白い仕事ができたのは確かです。2026年もさらに仕事を積み重ねていければ幸いです。ここでは研究業績の話がほとんどになりましたが、モンゴルについてより多くの方々に知っていただくべく、研究以外でもさまざまなメディアでいろいろ発信できればと思います。ご依頼はお気軽に(笑)
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