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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

東アジアスーパーリーグ参加のザック・ブロンコスについて調べてみました

 

 バスケットボール東アジアスーパーリーグ2025-26でモンゴル代表ザック・ブロンコスBリーグ強豪アルバルク東京を撃破!ただ知らないチームだったので調べてみました。

 

 

 東アジアのバスケットボールのチャンピオンズリーグ「東アジアスーパーリーグ」。このほど開幕した2025-26シーズンで、モンゴルから唯一参戦したザック・ブロンコスがグループリーグ初戦でBリーグ強豪のアルバルク東京に勝ったというニュースが入ってきました。

 

www.easl.basketball

 

 前半は僅差のリードを許したものの、第3ピリオドで逆転して第4ピリオドで突き放す。良い展開ではありませんか。

 モンゴルのバスケットボールというと3x3の方が目立つ印象があったのですが、5人制でも国際試合で結果を挙げれば国内の人気も代表チームへの期待もさらに高まるというものです。

 ただ、正直言うと私はモンゴル国内の球技については詳しくなく、ことバスケットボールについては全国リーグのクラブすら知りませんでした。なので「ザック・ブロンコス」というクラブ名もこれまで認識していなかったのですが、これでモンゴルを見る楽しみが1つ増えました。

 ただ、です。「ザック」って何なの?という疑問が。率直なところモンゴル語っぽい響きではないですし、ザック・バランスキーは関係ない気がしますし。

 あるいは、загのこと?ならまだ「ザック」と表記できなくはないし。ただ「乾燥地帯の低木」というのをチーム名につけるとは思いませんし、中西部バヤンホンゴル県にこの名の郡がありますが、本拠地にするとはちょっと考えにくいですし。

 というので気になって調べてみました。まずはEASLのチーム紹介から。

 

www.easl.basketball

 

 ロゴにキリル文字でチーム名が入っていれば良かったのですが、残念ながら、あったのは「ブロンコス」に相当する"Хүлэгүүд"のみ。

 ただURLや関連記事を見ると、"xac"という文字があります。英語っぽくカタカナ表記すれば確かに「ザック」なんでしょうが、これ、キリル文字モンゴル語だと「ヒスイ」「碧玉」等を表す単語になるんですね。発音は全然違って「ハス」が近いです。

 とすると、"хас"と"хүлэгүүд"で検索すると、はたしてザック・ブロンコスモンゴル語名"Хасын хүлэгүүд"の公式のFacebookアカウントが見つかりました。

 

www.facebook.com

 

 公式サイトは停まってそうですがFBアカウントは稼働中。モンゴルならよくあることですし、それで困る人はまずいません。

 あと、Instagramのアカウントもあります。

 

www.threads.com

 

 Threadsもあるのは意外でした。見るとB2青森ワッツから移籍した日本人PG猪狩渉も在籍しているんですね。アルバルク東京戦にも一部出場していたようです。

 

basket-count.com

 

 このザック・ブロンコス、モンゴルのバスケットボール国内最高リーグ"The League"  (Үндэсний Дээд Лиг)2024-25シーズンで優勝し、EASLが拡大したのを機に初のモンゴル代表の座を獲得したとのことです。

 

www.easl.basketball

 

 そしてグループリーグではアルバルク東京に加え、韓国KBL代表昌原LGセイカーズ、台湾Pリーグ+代表ニュータイペイキングスとともにグループCへ。

 そして初戦でいきなりBリーグで優勝経験もあるチームに勝っちゃいました。残る2戦も当然ながら強敵相手なのですが、期待しないわけにはいきません。モンゴル国内の盛り上がりも気になりますね。

 というわけで、モンゴルのバスケットボールクラブ、ザック・ブロンコスについて調べてみたのですが、ぶっちゃけAIで調べた方が早かった気もします。