『アジア動向年報』バンドル版第3弾となる1990-1999年版がインターネット上で無料公開されています。今回もモンゴル編の解説を担当しました。
アジア経済研究所が1970年から毎年刊行している『アジア動向年報』。アジア各国・地域の国内政治・経済・対外関係の動向についての分析に加え、政府機構図や日誌、統計資料を提供しています。当方は2011年版（2010年の動向）以来、モンゴル編の執筆を担当しております。
最近では国・地域ごとに10年間の動向をまとめたバンドル版の刊行もスタート。これまでに2010-2019年版と2000-2009年版が公開されており、当方は先述の通り2010年以降の動向に加えて、双方の全体解説を執筆しています。と、いうのは以前のエントリでもお伝えした通りです。
そしてこのほど、1990年から1999年までのバンドル版が公開されました。こちらも、当方が解説を担当しております。
民主化運動の高まりに始まり、政治・経済・社会とも大転換が図られた一方で、新たな体制作りに向けては暗中模索が続いた1990年代。さらに、この10年間は日本とモンゴルとの関係がそれまでのぎこちなさを脱し、急速に発展、拡大していった時期でもあります。そんな10年間の動向は、現在のモンゴルを理解する上でも、振り返る価値のあるものです。
1990-1999年バンドル版は、アジア経済研究所のリポジトリARRIDEにて無料公開中です。リンク先は下記の通りです。
なお、以前のバンドル版（2010-2019年版、2000-2009年版）については、Amazonからオンデマンド印刷で冊子体も購入できます。
