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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

越知町長杯、雨続きでも無事開催:高知ファイティングドッグス対徳島インディゴソックス@越知(2024.2.24.)

 

 土佐のおやまに球春到来。越知町長杯として高知ファイティングドッグス徳島インディゴソックスの練習試合が越知球場で開催されました。

 

 

 2月も終わりが見えてきて、高知も球春が盛りを迎えようとしています。この日は越知町長杯として、高知ファイティングドッグス徳島インディゴソックスの試合が行われます。去年は越知町でのドッグスの試合が雨でことごとく中止となったのですが、この日は雨続きの中で1日だけ合間となるようで、何とか試合はできそうなので、出掛けてみました。

 

 

 越知球場では地元商工会や婦人部の出店が並んでいます。よコジローもいます。

 

 

 土佐の中山間地、なぜかパン屋さんがいろいろあるんですよね。近くの「おち駅」でも、高知名物ぼうしパンを含めていろいろ売っています。

 

 

 パンは明日のご飯に買うとして、この日のお昼ご飯は山椒うどんにしました。大きな肉味噌団子がポイント、山椒もほんのり効いていておいしかったです。

 

 

 こちらは球団が売っていたトルティーヤチップス。カップには選手が直筆のメッセージを書いています。

 

 私が当たったのは新入団の池端航輝投手のカップでした。高知は土佐高出身、準硬式で速球を投げられる逸材です。

 

news.yahoo.co.jp

 

 とさのや、気にはなるけど行ったことがないんですよね。高知でできていないことの筆頭がラーメン屋めぐりかも知れません。

 

 

 オープニングセレモニーが始まりました。こちらは自称晴れ男、越知町長のご挨拶。この日は晴れとまではいきませんでしたが、前後の日々がずっと雨なのに試合開催に漕ぎつけられたわけで、仕事は十分果たされたと言っていいでしょう。

 

 

 ゲストで登場したのは俳優の中村里穂さん。地元高知出身で、朝の連続テレビ小説「らんまん」で峯屋の女中「たま」役で出演されたのは記憶に新しいところです。

 

 

 少し前からの投球でしたが、ノーバウンドでキャッチャーに届いていました。

 

 

 続いての始球式では、あのメジャーリーガーにして現在は栃木ゴールデンブレーブスで活躍する独立リーガー、川崎宗則さんが登場。ホークス時代には高知キャンプに参加していて、当時の二軍監督が今年から高知の監督に復帰した定岡監督、という縁があるそうです。

 余談ですが、2018年にトロントでの世界社会学会議に参加した時、既に退団していたのに川崎ユニを着ているブルージェイズファンを見かけたんですよね。それだけ愛されるキャラクターなんだな、と感動したのを覚えています。

 

 

 始球式、とみせかけて二塁牽制。ベースカバーがバッチリだったのを高く評価したいと思います。

 

 

 というおちゃらけは見せつつ、始球式は流石のコントロール。いいものを見させていただきました。

 

 

 そして最後は記念撮影。選手にもいい思い出になることでしょう。ありがたいことです。

 

 

 さて試合開始です。高知の先発は加藤。

 

 

 対する徳島は工藤が先発です。

 

 

 試合前半は微妙な点の取り合いになりました。先制したのは高知で、1回裏に2死から坂口がセンター前ヒットから盗塁成功、続く4番嶋村がライト線にライナーを放ち、1点を奪います。

 

 

 ただ2回表、徳島は2死2塁からチャンが詰まりながらも右中間に打球を落とし、すぐさま追いつきます。ものすごく鈍い打球音がしたので、相当差し込まれたのでしょう。チャンは1塁ベース上で痛そうにしています。

 

 

 するとその裏、こうちは2死から長嶋が右中間に大きな打球を放つと、これが仮設の柵を越えて、球場ルールでホームラン。再び勝ち越します。

 

 

 ですが、目には目を歯には歯を、球場ルールのホームランには球場ルールのホームランを。3回表、2死1塁から柏木がセンターやや右に打球を運んで2ラン。徳島が逆転します。

 

 

 その裏高知は無得点で4回表、マウンドには愛媛マンダリンパイレーツから移籍した小田切が上がります。愛媛から来ましたが高知出身です。

 

 

 小田切がえっちらおっちら4回表を終えると、今季もハイボールチャレンジが始まりました。フライの捕球に成功すれば定価1杯500円のハイボールが200円になるという、高知のファンにはお馴染みでも県外者には衝撃のってかなぜそこまで驚くのかが分からないイベント、今日も無事成功です。ただ今日はクルマで来たので、ハイボールは高知球場での試合までお預けです。

 

 

 一方の徳島も裏に投手交代。2番手で桑島が上がります。

 

 

 ところがこの回、徳島は守備のミスに桑島の連続四球が重なって満塁のピンチを作ってしまい、急遽斎藤がマウンドに上がります。

 

 

 そして1死から乗田が放った当たりはライトへの浅いフライでしたが、三走サンフォが好走塁を見せて生還、同点とします。

 ですが直後の5回表、徳島も満塁のチャンスから塩崎がライトへの犠牲フライを放ち、再び勝ち越し。ここまで高知も徳島も似たような攻撃をしています。

 

 

 5回が終わって3-4。グラウンド整備間のイベントは、今話題の恐竜レースでした。レースは観客参加型で、4体の恐竜が1塁側のスタート地点から3塁側のゴールに走ります。

 ちなみに、レースの一部始終を動画で撮ったので、よろしければご覧ください。

 

youtu.be

 

 

 試合に戻ります。練習試合ということで、後半戦は両チームが投手を次々繰り出します。6回表、高知の三番手は先程のカップの池端。

 

 

 その裏には徳島4番手荒木が登板します。

 

 

 お次は7回表に木谷。

 

 

 木谷が難なく登板を終えると、ラッキー7ジェット風船飛ばし。NPBでは復活するのか微妙みたいですが、高知はお構いなしです。

 

 

 そして7回裏、徳島のマウンドに上がったのは出岡です。

 

 

 さらに8回表には影山、その裏は山崎が登板、それぞれ2イニングを無失点に抑えます。

 

 

 というわけで、後半戦は両チーム得点ゼロ。3-4で試合終了となりました。

 

 

 前半後半が対照的な最終スコア。ただ練習試合なので、両チーム成果と課題がいろいろ明らかにできた、収穫の多い試合だったと言えるでしょう。

 何より、去年越知球場では夏に開催予定の試合が雨で中止順延を繰り返し、最後は平日の昼間に無理くり開催したという悲惨な出来事がありました。それだけに、とにもかくにも盛況で試合ができて、正直ホッとしています。