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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

山田と書いて立役者:高知ファイティングドッグス対愛媛マンダリンパイレーツ@土佐山田(2023.9.17.)

 

 前日の敗戦で今季のポストシーズン進出の望みが潰えた高知ファイティングドッグス。しかし個人タイトルやNPBドラフト会議に向けた戦いはまだ続きます。この日は香美市土佐山田スタジアムでの愛媛戦、私にとっては初めての球場です。

 

 

 

 土佐山田スタジアムへはJR土讃線山田西町駅から歩いて15分弱。ターミナルである土佐山田駅からも歩ける距離ですが、山田西町からだと間にスーパーがあるので、買い出しが便利です。

 

 

 歩いていると公式戦の案内が出ていました。印刷物ですが手作り感満載です。

 

 

 表示通りに右に曲がると、丘の上に球団旗がはためくのが見えました。その下にはペナントもありますが、残念ながら掲げられるのは今季でいったん終了です。

 

 

 やって来ました土佐山田スタジアム。ファイティングドッグスの主催試合は8年ぶりの開催だそうです。ってことは私が高知に来た年になるのですが、正直試合があったことは覚えていません。

 尤もモンゴルに行っていた間のことかもしれませんし、何より地域協働学部開設初年度で、県内遠征どころでもなかったわけですが……

 

 

 球場は地方球場には珍しく人工芝。状態さえ良ければNPBの二軍戦ぐらいはできるかも知れません。

 

 

 三連休の中日ということで、愛媛から応援団も来ています。マンダリンパイレーツは昨日の試合で年間2位を確定させ、前後期優勝の徳島インディゴソックスとチャンピオンシップを戦います。規定により徳島に1勝のアドバンテージが与えられた上での2戦先取制、つまり愛媛は連勝するしかないのですが、さぁどうなるか。

 なお、今年の日本独立リーググランドチャンピオンシップ坊っちゃんスタジアムでの開催で、愛媛は開催地枠での出場が決まっています。その愛媛が優勝すれば、アイランドリーグのチャンピオンシップでの準優勝チームに出場権が与えられます。つまり、アイランドリーグの年間優勝の行方はどうあれ、愛媛と徳島が独立リーグ日本一への挑戦権を既に手にしたことになります。

 

 

 気になるスコアボードですが、出場選手の表示が昔ながらの手動式でした。一方で打順のランプはLED、不思議な感じがします。

 

 

 というわけで本日のスタメン。なお枠が9人までなので、DH制になるとピッチャーが表示できなくなります。

 

 

 一方のスコア表示を見ると、どうも四万十スタジアムと似ています。これはなんか面白そうな気がしてきます。

 

 

 市長の始球式で試合開始です。

 

 

 本日の高知の先発は釜谷。先頭打者をヒットで出しますが、その後は落ち着いて2人を料理。そして気になるカウント表示は、

 

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 LEDが徐々に切り替わっていくスタイル、四万十スタジアムと同様のものです。

 この方式、あるいは他の地方にもあるのでしょうか?もしあったら教えてください。

 ここから釜谷はヒットで1, 3塁のピンチを迎えましたが、最後は外野フライで切り抜けます。

 

 

 1回裏、愛媛の先発は田島です。こちらは逆に先頭打者を抑えたものの、連続ヒットと暴投で1死2, 3塁の窮地を招いてしまいます。

 

 

 ここで4番嶋村がレフトにきっちりタイムリー。高知が2点を先取します。

 

 

 この後、試合はしばらく動きがないまま4回表終了。ハイボールタイムの時間です。これに期待したからこそ、クルマではなくJRで来たのです。

 なおハイボールチャレンジは難なく終了、この日も4回裏はハイボールが500円から200円になりました。私は2杯買ったのですが、中には3杯買って1人でスタンドまで持って行く強者もいて驚きました。持ち運べないと思っていたから2杯だけにしていたのですが、それなら私も次から3杯買うか(笑)

 

 

 そしてその4回裏、ファイティングドッグスは1死1, 3塁から鳥井がライトにフライを放ち、これで3塁走者が生還。リードを拡げます。

 

 

 しかし7回表、愛媛は1死からヒットと四球でチャンスを作ると、9番竹次のヒットでまず1点を返します。

 

 

 さらに1死1, 3塁から1番西原のショートゴロが併殺崩れとなり、さらに1点を加えて高知に詰め寄ります。

 

 

 さらに2番古賀の2塁打で2死2, 3塁、愛媛が逆転の好機を作ると、高知は投手交代。釜谷に代わって田村にマウンドを託します。そしてその田村は3番河野をセカンドゴロに打ち取り、高知は辛くも一打逆転の苦境を脱します。

 

youtu.be

 

 7回表終了の攻守交替。スコアボードが上手く移せればよかったのですが、カメラを構えている間にピントがずれてしまうんですよね……

 

 

 チャンピオンシップへの準備もあってか、この試合は小刻みな継投に出ている愛媛。7回は羽野がマウンドに上がります。

 

 

 ここで高知は先頭の出原がヒット、サンフォが四球、ここで山本がきっちり送って1死2, 3塁とします。すると続く乗田が放ったゴロを投手羽野が捕りきれず、送球も誤ってしまいます。この間に走者2人が還り、高知が再び3点差としました。

 

 

 こうなると高知は得意の継投が使えます。8回には平間が上がって三者凡退。

 

 

 一方その裏、愛媛は谷井が登板し、こちらも3人であっさり切り捨てます。

 

 

 そして9回表はもちろん秋田が登板。この日も1死から打者2人を歩かせる貫禄でしたが、後の2人を抑えて五者凡退で試合終了。

 

 

 最終スコア。今季は観戦機会があまりなく、しかも勝率が悪かったもので、いつ以来の勝ち試合やら……

 

 

 ヒーローインタビュー。今日は殊勲打の嶋村と7勝目を挙げた釜谷が呼ばれました。

 

 高知ファイティングドッグスの試合はあと2つですが、残りは19日(火)に越知でのダブルヘッダー。流石に観に行くことはできないので、今季の高知ファイティングドッグスの観戦はこれで終了です。