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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

モンゴル2023訪問記録(1)2年連続21回目のウランバートルへ

 

 今年もモンゴルに行ってきました。これから訪問記録をぼちぼちと書いていきます。

 

 

 

 今回も高知から羽田に出て成田まで電車移動。京成パンダを見ると成田に来た実感がします。

 ちなみに京成パンダについては下記リンクを。ってか博士号持ちだったとは。

 

keiseicard.jp

 

 

 今回も成田からウランバートルへはモンゴル航空MIATで移動。ただ、なぜかワンワールド・アライアンスのターミナルに入っています。

 

 

 搭乗手続きを終えて案内ボードを見ると、MIATウランバートル便の横にJALのコードが掲示されています。まさかのコードシェアです。確か去年はなかったはず、と思って去年撮った写真を調べてみたら、やはり出ていませんでした。

 

www.3710920.com

 

 ということは、JAL便での予約もできるようになった、ということですよね。今回は諸事情でMIATの航空券を受け取ったのですが、選択肢が増えたのは良いことです。JALならラウンジも使えますし。

 

 

 ウランバートル行の搭乗ゲートに来ました。こちらも当然JALのコードが示されています。

 ただ、よく見てみると、JALが加盟するワンワールドのロゴが出ていません。JAL以外でアライアンスの航空会社のコードもありませんし。

 どういうことかと考えていたら、少し前に見た動画ニュースを思い出しました。CNNのキャスター、リチャード・クエスト氏がモンゴルを訪問した際にMIATのムンフタミルCEOに行ったインタビューです。この中で、MIATがワンワールド・コネクトというアライアンスとは異なるグループへの加盟、さらにJALとの関係強化を目指しているとのCEOの発言がありました。

 下記がそのインタビュー、該当箇所は2分15秒辺りからです。

 

edition.cnn.com

 

 ちなみに、このインタビュー内容を日本語で報じた別メディアの記事もあります。

 

avi-times.com

 

 で、ワンワールド・コネクトについてはこちらのリンク先を。

 ということは、加入が実現したら、コードシェアをしている成田便だけではなく、MIATの他の路線でも、ワンワールド・アライアンス・メンバーたるJALのフリークエント・フライヤーの特典が得られることになります。出発前にラウンジも使えるようになりますし、これは期待せずにはいられません。

 ……ってふと思ったけど、この話、カタカナ多過ぎ。

 

 

 ウランバートル便の機材。ついにボーイング737-MAX8が登場です。B737の後継機として期待されながら、運航開始直後に墜落事故が2件立て続けに起こって世界中で運行停止と発注取消が相次ぎ、さらに新型コロナのパンデミックの煽りを受けたという曰くつきの機材です。ってか、日本の停止措置って終わったんだったっけ。

 

 

 機体に描かれているのは、モンゴルが2023~2025年に推進するモンゴル観光年のイラストです。観光を経済の柱と位置付けるモンゴル政府は、パンデミックで失った観光需要を取り戻し、さらに拡大するために、外国向けのPRに力を入れています。最近国際メディアでモンゴルについて見る機会が増えたなぁという方、背景にはそういうことがあるのです。

 

 

 搭乗しました。座席ポケットにwifiの案内がありましたが、ネット接続はできないようです。残念。

 

 

 機内誌を見ていると、なぜか味千ラーメンの広告がありました。見たらモンゴル国内に3店舗あるとか。

 少し前には牛丼チェーン店ができたという報道もありましたし、ウランバートルも日本企業から市場として認知される日が来たんですね。今回は短期滞在ですが、年単位で在留するとなったら、こういう日本の店の存在が精神的な安定につながるものです。

 

 

 機内食が来ました。エコノミーの定番という感じです。

 

 

 日本で仕入れたので、ミネラルウォーターは日本産です。ただそれとは別に、モンゴルのミネラルウォーターも各席に置いてありました。

 

 

 驚いたのは、スプーンもフォークもナイフも木製になっていたこと。モンゴルも多分に漏れず気候変動の影響を受けていますし、できるところから脱プラスチックを進めているようです。

 

 

 飲み物はもちろんモンゴルのビール。こうやって現地に乗り込む気分を盛り上げていきます。

 このあとしばらく休んでいる間に、飛行機は順調に進み、気がつけばチンギス・ハーン国際空港の近くまで来ていました。通路席ですし何度も利用したフライトなのでいちいち写真は撮らないのですが、こういうエントリを書く段になると。写真がないので難渋する羽目になります(苦笑)

 ともあれ、飛行機は難なく着陸し、空港へ。入国審査に行くと日本語のできる係官に会いました。モンゴルの出入国スタンプが多いのが目に留まったようで、係官から滞在目的を詳しめに聞かれました。それでモンゴルの研究をしていると答えたところ、そこからさらに研究の話を続けることになりました。といっても怪しまれている感じは無くて、あくまで興味を持ったような感じでした。少なくとも、昔の入国審査のような仏頂面はされなかったです。

 というわけで、特段問題なく入国できたのですが……あれ、入国審査なのに写真を撮られた記憶がない。指紋も取られてない気が……ま、いっか。

 

 

 空港で迎えの車に乗り込み、ウランバートル市内へ。毎度おなじみの渋滞ですが、9月前半はナンバープレート規制が敷かれています。日によって奇数ナンバーのみ通行可能、偶数ナンバーのみ通行可能というように規制していて、そのせいか珍しく車が信号以外で完全にストップすることもなく、割と早めにホテルにつきました。

 

 

 今回はモンゴルの通貨トゥグルグの備えがないので、ホテルを出てコンビニで買い物というわけにはいきません。なので、初日の夜は免税店で買ったウイスキーで景気づけです。

 もっとも、この時点で明日の国際会議の発表は、まだ手直しがだいぶ必要な段階です。さぁどうなるやら。

 

[次回エントリ]

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