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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

年に一度の越知開催:高知ファイティングドッグス対香川オリーブガイナーズ@越知(2022.5.29.)

 

 前期優勝が近付きながら、足踏みが続く高知ファイティングドッグス。この日は練習場の越知球場に香川オリーブガイナーズを迎えての対戦です。

 

 

 

 試合前のグランド整備。トラクターも選手が動かす、と思いきや、

 

 

 定岡投手コーチでした。後にもこのトラクターを動かしていて、すっかり愛車状態です。

 

 

 年に一度の公式戦開催ということで、越知町長の挨拶です。

 

 

 そして両チームに小夏の贈呈です。

 

 

 責任審判から越知球場の特別ルールの説明。バックネット上空にネットが張ってあったり、外野フェンスが常設でなかったりするので、それに合わせて規定がいるのです。

 

 

 これがセンター後方のフェンス。2面ある練習場を区切っています。それなりに規模のある運動公園によくあるパターンですね。

 ただ、フェンスは放っておくと倒れてしまい、そのたびに試合を中断しないといけません。いかにも独立リーグクラスの球場、と思ったのですが、昔はNPBの二軍球場でも「電車が通るたび中断」ってのがあったのを思い出しました。

 

 

 さて試合です。高知の先発は田村。

 

 

 その田村、1回は無失点で切り抜けました。越知球場名物(?)の手動スコアボードにゼロが入ります。

 

 

 一方の香川先発は橋爪。四球とエラーでピンチに立たされますが、こちらも失点は許しません。

 

 

 試合が動いたのはその直後です。2回表、1死2塁で高知のサード桑原がゴロを悪送球。ボールが倉庫とブルペンの間に入り、走者に安全進塁権が与えられて、香川が1点をもらいます。

 

 

 一方の高知もすぐさま反撃。2回裏に連続ヒットでチャンスを作ると、有田のタイムリーですぐさま同点。さらに勝ち越したいところでしたが、走塁ミスがあって追加点はなりませんでした。

 するとここから試合は膠着。両チームとも走者は出しながら後が続かない展開となります。

 

 

 じりじりする試合の流れで、先に動いたのは高知。6回に先発田村を下げ、谷村をマウンドに送ります。流石に出すのが早いんじゃないかと思ったところ、不安が的中してしまいました。

 

 

 谷村は先頭打者を歩かせると、連続ヒットで勝ち越し点を許します。さらに捕逸でピンチが広がると、ここで打たれたレフトへのライナーで3塁走者が生還。点差をさらに拡げられます。

 

 

 それでも何とか流れを変えたい高知。7回には3番手加藤翔が登板。2イニングをそれぞ四者凡退で抑えます。

 

 

 他方の香川は橋爪が7回1失点でお役御免。8回には龍頭が登板します。しかしその龍頭、いきなり連続ヒットを浴びてしまいます。

 

 

 ここで香川は龍頭をあっさり下げ、マウンドに石田を送り込みます。

 

 

 その石田に対し、高知3番サンフォが初球を跳ね返してタイムリー。ようやく1点を返します。さらに畳みかけたいところでしたが、後が続かず反撃はここまで。

 

 

 そして9回、高知はビハインドながら守護神秋田を起用。秋田はこの日も劇場を見せ、味方の反撃を待ちます。

 

 

 その裏、香川が最終回を任せたのは近藤一樹近鉄とヤクルトにいた方の近藤です。

 

 

 その近藤は高知の下位打線を難なく3人で抑え、試合終了。高知が接戦を落とし、優勝へのマジックも消滅しました。というか、ここまでよく消えずに済んだものだという気もしているのですが。

 

 

 最終スコア、となる前に片付けが始まりました。敗戦に落ち込んでいるヒマはありません。

 

 

 帰りまで時間があったので、付近を歩いてみました。

 球場裏にはこんな棚田があります。特大のホームランならこの辺に入り込むという方角です。これだけみれば野球場がある場所には思えないことでしょう。

 

 

 近くの川まで降りていくと、小さな沈下橋がありました。これまではクルマで通り過ぎるだけだったので、全然気づきませんでした。

 

 

 沈下橋の中でもとくに小さい橋。これまでは野球を見て帰るぐらいでしたが、たまには付近を歩いてみるものです。