3710920269

「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

日本独立リーググランドチャンピオンシップ2023・準々決勝第2試合徳島インディゴソックス対富山GRNサンダーバーズ@坊っちゃん(2023.9.29.)

 

 日本独立リーググランドチャンピオンシップ2023、準々決勝第2試合。四国アイランドリーグplus優勝の徳島インディゴソックス日本海リーグ優勝の富山GRNサンダーバーズが対戦します。

 

 

 この試合の前に行われた準々決勝第1試合では、開催県枠で出場の愛媛マンダリンパイレーツが北海道フロンティアリーグ優勝の石狩レッドフェニックスを4-1で破り、準決勝に進出しています。詳細は下記エントリにて。

 

www.3710920.com

 

 

 今回のグランドチャンピオンシップには、各リーグの地元からの出店が集まりました。四国からは徳島と愛媛のグッズ販売に加えて愛媛県内の特産品、ビールは道後ビールの生。また北海道からは美唄ジンギスカンにコメやジャガイモ、とくにジャガイモに至っては1回100円のつかみ取りチャレンジもあります。そしてご覧の富山からは、各種珍味が揃っていて試食もできます。

 

 

 お土産におつまみを1つ買った後、昼ご飯には美唄のじゃがバター。これが道後ビールによく合います。グランドチャンピオンシップがあってこその楽しみです。

 

 

 富山からはサンダーバーズのマスコットキャラクター、ライティが来ていました。

 公式サイトには事細かなプロフィールが書いてあります。

 

tbirds.jp

 

 ……一部修正待ったなしですね。

 

 

 両チームのスタメンです。

 徳島インディゴソックスは言わずと知れた四国アイランドリーグplusの覇者、対する富山GRNサンダーバーズBCリーグの創設時からのチームでしたが、石川、福井、滋賀とともに2021年オフにリーグを離れ新たに日本海オケアンリーグを結成、さらに2022年オフには滋賀と福井の活動休止(福井は新設のベイサイドリーグの千葉球団として実質的に移転)を受けて石川と2球団で日本海リーグを結成、今年2023年に同リーグ初代優勝チームになりました。

 

full-count.jp

news.yahoo.co.jp

 

 

 対戦する両チームの記念写真。ライティも混ざっています。

 

 

 徳島の岡本監督、富山の吉岡監督がメンバー表を交換します。帝京から読売→近鉄楽天でプレーしたあの吉岡雄二です。

 

 

 メンバー表交換後の写真撮影。グランドチャンピオンシップでは毎試合行われます。

 

 

 試合は徳島先攻で始まりました。

 富山の先発は林。今季は15試合に登板して5勝0敗、防御率2.38と好投していますが、防御率と試合数の割に勝ち星が5勝に止まっているのを見ると、ひょっとして、あまり援護を受けていないんじゃないかとの疑念が……

 

(参考:日本海リーグ2023年公式記録)

 

 

 その林に対して徳島は初回に1死1, 3塁とすると、1塁走者増田が大下の2塁への悪送球を誘い、幸先よく1点をモノにします。

 

 

 裏の徳島の先発は白方。こちらは三者凡退と立ち上がりは上々です。

 

 

 序盤がそのまま1-0で進んだところで、4回表、富山は先発林から大島に交代します。

 

 

 ここで徳島は2死1塁から寺岡がレフトの頭を超えてワンバウンドでフェンスに当たる2塁打を放ちます。この処理をレフトが誤る間に森田がホームに達し、徳島に2点目が入ります。

 

 

 続く5回表、富山はまたも投手交代。3番手に瀧川が上がり、こちらは併殺打もあって結果3人で切り抜けます。

 

 

 その裏、徳島は白川に代えてシンクレアを起用。あと1回で白川に勝ちがつくところでしたが、トーナメントなだけに容赦がありません。

 

 

 5回裏も無得点で終わり、グラウンド整備の時間です。その間、両チームの選手がスタンドにボールを投げ込みます。ボールを受けとった観客にはプレゼントがあるとか。

 

 

 試合再開。6回表の徳島の攻撃が無得点で終わると、徳島はシンクレアから椎葉にスイッチ。こちらも無失点でイニングを終えます。

 

 

 直後の7回表、富山は4人目に大谷を送ります。大谷は2死2塁のピンチを招いたものの、得点は許しません。

 

 

 その裏の徳島も、またも投手交代。4番手で藤田がマウンドに上がります。

 

 

 ところが、ここで富山打線がようやく目覚めます。1死から連続ヒットと四球で満塁とすると、武部がライト前へのタイムリーでまず1点。

 

 

 この後1人が三振に倒れたものの、9番大下がストレートの四球を選び、押し出しでついに追いつきます。

 

 

 この直後、流れを確実につかみたい富山は快にマウンドを託します。

 

 

 しかし、徳島は連続ヒットと犠打で1死2, 3塁とチャンスを作ると、古本が三遊間の絶妙な位置にゴロを放ちます。何とか打球に追いついたサードが1塁に投げますが間に合わず、徳島が再び勝ち越しました(記録は野選)。

 

 

 このあと1死満塁とさらにチャンスを作ったところで、寺岡がセンターオーバーの走者一掃3塁打を叩き出し、6-2とリードを拡げます。

 

 

 さらに快に痛恨の暴投が出て、7-2と徳島が富山を突き放しました。

 

 

 8回裏、徳島は宮澤を起用して逃げ切りにかかります。その宮澤は先頭打者を退けたものの、直後に四球を連発、さらにエラーもあって1死満塁のピンチに立たされます。

 

 

 この降って湧いたチャンスに吉本がライト前タイムリーを放ち、1点を返します。ただ2塁走者がホームでタッチアウトとなり、反撃ムードがしぼんだ、かに見えました。

 

 

 2死2, 3塁から武部の放った当たりはピッチャーゴロ。ところが送球が逸れ、走者2人が生還します。さらに高野がレフト線を転がりフェンスに達する2塁打を放ち、富山が1点差に詰め寄りました。

 

 

 そして9回表、ここを抑えれば逆転サヨナラの芽も出てくるイニングを山川に託します。

 

 

 しかし、徳島は1死2塁から角井がレフトオーバーの大飛球を放ち、これがスタンドイン。徳島が富山に傾きそうな流れを一気に引き寄せました。

 

 

 9回裏、3点差のセーブシチュエーションを山崎に任せます。これに対し富山は1死から四球と内野ゴロがイレギュラーバウンドになるヒットで食い下がります。

 

 

 しかし、2死1, 2塁から石橋が三振に倒れ、これでゲームセット。徳島が富山を押し切りました。

 

 

 最終スコア。6回までと7回からが別の試合のようです(笑)

 日本独立リーググランドチャンピオンシップ2023、これで初日準々決勝2試合が終わりました。明日の準決勝も2試合、第1試合が愛媛マンダリンパイレーツ対火の国サラマンダーズ(ヤマエ九州アジアリーグ優勝)、第2試合が徳島インディゴソックス対埼玉武蔵ヒートベアーズBCリーグ優勝)の対戦となります。

 

 最終スコア。これで準々決勝2試合が終わり、明日の準決勝のカードが決まりました。第1試合は火の国サラマンダーズ(ヤマエ九州アジアリーグ優勝)対愛媛マンダリンパイレーツ、第2試合は埼玉武蔵ヒートベアーズ(ルートインBCリーグ優勝)対徳島インディゴソックスの対戦です。