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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

第20回世界社会学会議参加記(5)サウス・ワーフにて


 第20回世界社会学会議5日目。今日はいつもより冷える感じがします。といっても10℃を下回るかどうかぐらいなので、真冬の高知と比べたら大したことは無いのですが。

 

 

 

 クラウンの会場に向かう途中に、テイラー・スイフトのツアーの広告が出ています。

 よく見ると開催は来年の2月。ずいぶん気の早い話だなぁと思っていたのですが、地元のニュースを見ると既にチケット争奪戦は始まっているようです。幸運にもチケットを手に入れたファンが涙ながらにインタビューに応じていましたし。

 

 

 午前中のセッションに出て、お昼ご飯。今回はモンゴルからの報告者もいたのが嬉しいです。モンゴルの社会学の情報ってほとんど入らないんですよね。意欲的に活動している研究機関はあるのですが、そこを除けば国際的な発信はまるで見かけませんし、国内での研究活動についても、やっていないはずはないのですが届かない。何とかこちらから接触を試みたいところです。

 で、お昼なのですが、エキナカスーパーで見たパックのご飯です。アジアン・スタイルと言いますが、イマイチよく分からないので買ってみました。ツナはとにかくQuinoaって何なんだと。

 で調べてみると、日本ではキノア、あるいはキヌアというらしく、アンデス原産の穀物で、今世紀に入って広く知られるようになったそうです。

 

www.zakkoku.jp

quinua.jp

 

 で、どうアジアン・スタイルなんだろう。

 

 

 昼間に少し時間が空いたので、近くを歩いてみることにしました。

 コンベンションセンターの隣、サウス・ワーフです。この日は平日なので、昼間の人通りも多くはありません。

 

 

 いきなり見つけた「スナックバー」という看板。戦後の日本に特有の飲食店だと思っていたので意外です。

 

 

 ただ、店の佇まいはどう見てもカフェと呼んだ方が良さそうな感じです。スナックバーがガラス張りというのは強い違和感がありますし、というかそもそもスナックバーに窓があるイメージがありませんし←先入観

 

 

 向かいで見つけたワインショップ。これまで訪れた欧米圏の街と比べると、ここは酒屋が多い印象です。そろそろお土産を買っておきたいところです。

 とはいえワインにはまるで詳しくない私。値段とラベルのイラストだけでワインを選びます。レジを打ってもらって、カード払いの旨を知らせると、店員が金額に数十セント上乗せしました。

 一瞬驚きましたが、聞けばカード払いの場合は追加料金を取るとのこと。ここでは商店のみならず、飲食店でもカード払いの料金が上乗せになるのが一般的なようです。

 

 

 参考までに、クラウンのカフェテリア。どこの店でもカード払いの追加料金の案内が出ています。

 ただ、カード払いの精算にはお店の側がカード会社にいくばくかの手数料を支払うわけで、それを客の側がある程度負担するのは理に適っている面もあります。

 もっとも、今の日本でそのようなシステムは難しそうですが。カードならずとも、手数料が無料だった支払いシステムがを有料化した途端に解約が相次ぐ羽目になったという話も聞きますし……

 

 

 先日も見たレトロ電車。側面の広告を見ると、ワラビーズ対オール・ブラックスとあります。今年はラグビーW杯、勝手知ったる両チームのテストマッチというところでしょうか。

 

 

 ……なんて話をしていますが、研究活動もやっております。

 この10年あまりは国際比較調査データの分析が私の研究にとって柱のひとつになっているので、聞きに行くセッションもいきおい国際調査データに関するものが多くなります。

 また、先に書いた通り今回はモンゴルからの参加者の報告もあるので、そちらも聞きに行かないといけません。それらがバッティングすることもあってなかなか悩ましいところです。

 ただ、そんな日々もあと2日。社会学の祭典にもフィナーレが近づいています。

 

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