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地域系学部というのに加わった大学教員による高知発モンゴル発のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

【地域実習振り返りレポート・2022年5月】現地実習強化月間

 

 今月は正規の現地実習が3回、オプションが1回、現地実習の割合がとても多い月になりました。というわけで、2022年5月の地域実習振り返りレポートです。

 

 

 大型連休も明けて、授業が本格化する5月。土佐町石原地域で実習を行うわれわれ「いしはら班」は、13日、20日、27日に現地実習を行いました。どの日程も2,3年生両方の実習なのですが、当方は基本的に、まだ実習が始まって間もない2年生と一緒に動いたので、いきおい2年生実習の内容の話が多くなる点はご容赦ください。

 まずは13日。3年生の2つの班はそれぞれ企画実施に向けた準備や話し合いを行いました。一方、2年生は午前中に土佐町役場の石原地域担当職員の方々からの聞き取り、午後には「あったかふれあい広場」に参加しました。

 

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 「あったか……」って、以前に読んだことがあるような気がするんだけど、と思った方は当ブログにお詳しい(笑)。黒潮町佐賀北部を担当していた時にお世話になっていたあったかふれあいセンターこぶしと同じく、高知県が展開している「あったかふれあいセンター事業」の一環で、土佐町のセンターが月1回、サテライト(出張)として実施している取り組みです。

 今回はスポーツ体験ということで、学生には入り込みやすい内容でした。参加者の皆さんも気さくな方ばかりで、地域の方々と親しみ、自分たちの存在を知っていただくという、実習初期の大事な目的は果たせたのではないかと思います。

 とはいえ、あったかの取り組みは困りごとの相談等、集い以外にもいろいろあるのは、以前の振り返りで書いてきた通りです。学生の関心や企画次第では、それらについても見ていければと思っているところです。

 

 翌週20日も現地実習です。3年生は引き続き企画の準備、2年生はいしはらキッチンの方々への聞き取りと結果の読み合わせを行ったほか、栽培中のイタドリを見せていただきました。

 

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 いしはらキッチンは県内外で人気のおかずラー油「山の辣油」の生産販売元です。社員には弊学部の卒業生もいて、商品開発段階から加わっています。

 聞き取りではおかずラー油という、よくよく考えてみると中山間地から売り出すには意外性のある商品を作った背景だけではなく、今後の目標、さらにいしはらでの暮らしについても伺うことができました。

 商品開発の経緯については、既にさまざまな地域のさまざまな商品に関するものをさまざまな媒体で読むことができます。ただそれだけに、そのような話に止まらないことを、直接伺うことができたこと、そしてその中で、中山間地で若い世代が暮らしていくことのリアルにも触れられたのは、学生にとって収穫だったと思います。

 ちなみに、山の辣油は高知県内・県外の下記のお店やオンラインで購入が可能です。

 

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 そして、続く27日も3年生が企画の準備と打ち合わせや写真撮影を行う一方で、2年生はいしはらの各地をバスで見学しました。訪問先については学生が分担して下調べをした上で、事前に冊子を作りました。トップ画像に掲げたのがそれです。

 この日の実習については、学部サイトとFacebookでのレポートが近日公開となるので、ひとまず当日の写真を少しだけアップします。

 

 

 国道439号線沿いで毎週日曜日に行われる「やまさとの市」(現在は新型コロナウイルス感染症対策で休止中)。通行する車からの視認度をどう上げるか、というので、当時の実習班と地域の方々が案を出し、屋根にイラストを描いたところ、売り上げアップにつながったとのことです。

 

 

 地元の資材を使って建てた宿泊施設「いしはら木の家」。移住を希望する人など、比較的まとまった期間での滞在にも対応できます。

 

 このほか、28日にはオプション実習として、地域で行っている修学旅行生の受け入れ

のお手伝いをしました。

 今回行ったのはバームクーヘン作りとアメゴ獲りの体験学習と、地域の食材を使ったお昼のお弁当の提供です。他の予定もあって時間が限られていたのが残念でしたが、生徒さんには満足してもらえたのではないかと思っています。

 

 

 修学旅行生が帰った後、われわれもお昼ご飯です。

 ご飯は大きな羽釜炊き。他の準備もあってずっと釜を見ているわけにもいかず、それでおこげができてしまった、と地域の方は仰っていましたが、おこげも含めておいしくいただけるのが釜のご飯の良さですよね。

 

 5月の実習、2年生について回ったことで、いしはらについて見て理解する段階は十分踏めたのではないかと思います。もちろん1ヶ月で地域理解などと烏滸がましいことを言うつもりは毛頭ないのですが、今後の実習に向けた手掛かりと足掛かりは得られた(得られそうな、かも知れませんが)感触はあります。

 それだけに、今月得た理解を基に、来月以降は具体的に何をどう進めていくのかが問われてきます。もっとも実際に動くのは学生なのですが、そんな学生たちの動きに対して、どんなサポートやバックアップができるかを考えて、準備していかないといけません。いしはら班の一員として試される時が来ています。

 

【参考】先月4月分のレポートです。

www.3710920.com