5月に入って勢いが落ちてきた高知ファイティングドッグス。この日の試合はゲーム差0.5に迫る2位徳島インディゴソックスとの直接対決です。
本日のスタメン。打撃の調子が上がらない主将サンフォがついに登録抹消。代わりに草場が出ています。草場に対してはどうにか出場機会を与えようというところが感じられるので、ここでチャンスをものにできるか注目です。
そしてサードは高橋。9番ながら打撃面でも期待はできます。そして普段のサードスタメン桑原はセカンドに回っています。詳しくは聞くな
今日は試合前から売り子さんがスタンドを回っています。なので焼き鳥4本セット550円を頼みました。今回はタレです。
以前どっちだったっけ、と思ったら、塩じゃなくてタレだったのを思い出しました。てっきり塩だったと勘違い(苦笑)
ただ今回もタレがしっかり通っていておいしかったです。塩にも期待。
サンフォの抹消で、試合前の挨拶は桑原が担当しました。守備はとにかく期待されているんですよね、間違いなく。
本日の始球式は高知ファイティングドッグスと高知ユナイテッドSC双方でのDJをはじめ、高知県内各地で活躍するシンガーソングライターの筒井啓文団長。左腕から内角低めにノーバウンド投球を決めました。
試合は高知野里の先発で始まりました。初回は危なげなく3人で片づけます。
するとその裏、高知は徳島の吉村の立ち上がりを揺さぶります。
先頭の有田が四球で出塁、さらに盗塁を決めると、続く西川の二ゴロの間に進塁。さらに山田が二ゴロを放ち、その間に有田は生還。ノーヒットで1点を先制します。スタンドからは「BIG BOSS野球か」という声も。
これで走者はなくなりますが、ここからまたも鳥井が四球を選んで盗塁。ここで桑原がレフト前ヒットを放つと、相手レフトが捕球ミス。この間に鳥井が還り、高知が2点目を手に入れました。
高知は2回もチャンスを作りますが得点はならず。すると徳島は早々に吉村を諦め、森を二番手に送ります。その森の前に高知打線は3回に内野連続安打2つで2死1, 2塁としますが、またも得点は阻まれます。
ここから試合はハイボールタイムの期待を裏切るハイテンポで進み、5回終了時点で2‐0。どちらも得点の気配がなくなります。
6回裏、好リリーフを見せた徳島森はここでお役御免。福田がマウンドに上がります。高知は桑原の四球と犠打でチャンスメイクをしたものの、後が続かず無得点に終わります。
直後の7回表、高知も継投に出ます。先発野里に代わって登板したのは加藤翔です。
その加藤翔、7回は抑えたものの、2イニング目に2死から1番増田に2塁打、2番古川にレフト前ヒットを打たれ、1点を失います。この後も死球でピンチを招きますが、4番坪井をショートフライに打ち取り、野里の勝ちは何とか守ります。
その裏、徳島は4番手に藤原を起用。ここで追加点が欲しい高知でしたが、1死からの早坂のヒットを活かせず、1点差で9回表を迎えます。
そして最終回に登場したのはご存知秋田。先日の香川戦では1死満塁からZGS(残塁グランドスラム)の大劇場をかましただけに、今夜も別の意味で胸がドキドキします。
この日の秋田は2球で2死をとったものの、7番森田にヒットを許すと、続く武岡に対しては制球が定まらず、結果申告敬遠に。2死1, 2塁として、ここで吉田監督がマウンドに向かうことになります。
ただ、これで気分が変わったのか、9番高島には2球ファウルを打たせて最後は見逃し三振。どう見ても劇場です。
結果としてヒットもエラーも似たようなものながら、最後は高知が逃げ切り勝ち。
本日のヒーローインタビュー、野里以外誰にするかが難しいところですが、結果としては投手2名になりました。
まずは野里。なかなか勝ち運に恵まれていないイメージがありましたが、今季3勝目だそうで、そんなに悪いことにはなっていませんね。
そして出てきたのは秋田。ご覧の通り、あっけらかんとしたもんです(苦笑)
まぁでも、そういうメンタルだからクローザーが務まると言えばそうなんでしょうね。
何はともあれ、僅かな差で首位を守りきったばかりか、ゲーム差も広げられました。こういう結果は追われる方よりも、追う方に効いてくるかも知れません。