今年の高知県サッカー選手権大会、決勝ではスーパーシードの高知ユナイテッドSCに勝ち上がってきたKUFC南国が挑みます。天皇杯出場のかかる一戦を観に行ってきました。
2022年度(第27回)高知県サッカー選手権大会は高知ユナイテッドSCをはじめ、四国サッカーリーグ4チームと高知大学サッカー部の計6チームが参加して行われています。このうち高知ユナイテッドSCは決勝へのスーパーシード、対戦相手となったのはKUFC南国でした。
2016年のサッカークラブ再編でともに生まれた両チームですが、対戦は久しぶりです。勝てば天皇杯本戦への出場権が得られる試合は、春野球技場で行われます。
球技場に行くと、応援旗が新たに加わっていました。大漁旗とチームカラーの赤と緑の連合旗です。
こんな団幕もできています。イラストはキャラクター化されるのでしょうか。
ちょっとボケてしまいましたが、この日のお昼ご飯。JFLの試合と違ってスタグルがなさそうなので、きさらぎで豚辛丼を調達してきました。球技場に着いてみる物販はあったのですが、ご飯モノではなかったので、買っておいて正解でした。
さて、栄養補給ができたところで、本日のスタメンです。両チームのツイートからご確認ください。
🔥先発メンバー発表🔥
— 高知ユナイテッドSC (@kochi_United) 2022年5月8日
先発
GK 1タンドゥ
DF
3藤崎 5饗庭 26中田
MF
10横竹 16稲積 20廣岡 28山田
FW
7樋口 8西村勇太 11西村光司
🏆#天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会 高知県代表決定戦
🆚#KUFC南国 (@KUFCnankoku )
⌚️13:00
🏟 春野球技場
🎫観戦無料
観戦応援よろしくお願いします📣 pic.twitter.com/ENq5YLXXTa
🔥sub🔥
— 高知ユナイテッドSC (@kochi_United) 2022年5月8日
GK30井上
DF29 川前
MF 13金井 14栗原 17田中 19細山
FW 9赤星
🏆#天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会 高知県代表決定戦
🆚#KUFC南国 (@KUFCnankoku )
⌚️13:00
🏟 春野球技場
🎫観戦無料
観戦応援よろしくお願いします📣
presents by 動画工房 Storyhttps://t.co/gwTowslSzI pic.twitter.com/yio9lt0K4X
KUFC南国 0(0-0・0-2)2 高知ユナイテッドSC 様
— KUFC南国 (@KUFCnankoku) 2022年5月8日
スタートプレイヤー> 福島佑京・塚本諒・中山和弥・後藤祥基・山中誠晃・松本健臣・直江勇輝・山下宏輝・三宮康平・播磨栄治・出口晋一郎
サブメンバー> 島元理央・岡林仁・沖原大稀・三田拓人・檀夏色樹・出井正太郎・大西徹
KUFC南国には塚本・中山・山下等、ユナイテッド在籍経験者も何人かいます。メンバー入りがアナウンスされるたびに、ユナイテッドのサポーターからも拍手が上がります。
両チーム選手入場。出囃子でFIFAアンセムを聞くのは久しぶりです。
両チームコイントス。ユナイテッドが勝ったらしく、風上を自陣に選び、両チームの陣地が入れ替わります。
というわけで、前半はKUFC南国のキックオフで始まります。
なお、ここからの時間は得点を除き手元計時です。
試合は攻め合いから徐々にユナイテッド優位な展開になっていきます。ただボール保持者に複数がかりで挑んでくるKUFCを前に、ユナイテッドはなかなか好機を作れません。
それでも前半23分には西村勇がシュートを放ちますが、これは相手GKが処理。次いで26分にはフリーから再びシュートも、ボールはバーの上に外れていきます。
ここで飲水タイム。お互いに激しい当たりで、それでなくても気温も高く、選手は普段より消耗してそうです。
再開後も両チームのぶつかり合いは続き、審判から注意が飛ぶ場面も出てきます。
それにしても、このところ陸上競技場での試合が続いたので、球技場のピッチとの近さをあらためて実感します。何とかこれを活かしたいんですけどね。
結局前半は0-0で終了。ボールへの圧を強めるKUFCに対し、ユナイテッドはワンツーやロングパスで対応して相手ゴールに迫りますが、決定的な場面づくりに苦慮します。
そして後半はユナイテッドのキックオフ。風向きが気になりましたが、風の勢い自体が収まってきました。
さて、ユナイテッドは後半から7番樋口に代えて13番金井を投入。この走力と突破力が徐々に効いてきます。
そして68分、ユナイテッドに待望の先取点が生まれます。相手ゴールエリア右隅辺りから西村光が流し込み、ついにゴールを決めました。
一方のKUFCも反撃に出ます。86分には10番大西がフリーとなってエリア右端からシュートを放ちますが、ボールはバーすれすれの上方へ。ユナイテッドが事無きを得ます。
するとユナイテッドはすぐさま反撃。そして88分にまたも西村光が決め、貴重な追加点を奪います。
結局試合はそのままフルタイム。2-0で高知ユナイテッドSCがチーム誕生以来7年連続7回目の天皇杯本戦出場権を手に入れました。
試合後の表彰式。選手権優勝の高知ユナイテッドSCには優勝旗と賞状、盾とトロフィーが贈られます。
準優勝のKUFC南国。見えにくいのですが、表彰状が授与されています。
表彰式の後のミーティング。観客もだいぶ残っています。
16番稲積が呼ばれて何か話しているようです。が、これには仕掛けがあります。
実は、この日は稲積の誕生日。そこでサポーター有志と稲積以外の選手がサプライズを仕組んだのです。
スタンドに残った観客には稲積の背番号16が入ったボードが渡され、ミーティング後にそれぞれ掲げました。中には記念のメッセージを作ってきた人もいます。
バックスタンドでも多くのサポーターがボードを掲げます。気づいた稲積が両手を掲げて応えます。
さらにはお約束、バースデーケーキもプレゼント。
そしてみんなで記念撮影。
からの水かけですが、ケーキが(苦笑)
ともあれ、これで良い雰囲気で次の試合に臨めるようです。
高知ユナイテッドSC、JFLに戻って次節は中止となったヴィアティン三重との代替試合が11日(水)13時に行われます。授業サボっていこうかな
そして天皇杯本戦、組み合わせは下記の通りです。
高知ユナイテッドSCは1回戦で佐賀県代表のBrew Kashimaと対戦します。相手は強者揃いの九州サッカーリーグで中位につけているだけに、油断は禁物です。
ここで勝てば次戦で京都サンガが待っています。2年連続でのJ1クラブとの対戦がかかる試合は22日13時から、サガン鳥栖ホームの駅前不動産スタジアムで行われます。