チーム状態も天候も最悪の状況で迎えた宿毛での今季JFL2試合目。午前中には中止した方が良いのでは思っていましたが、結局天候は急回復、試合開始の運びとなりました。
宿毛には前日入りしたのですが、その道中から大雨。これが翌朝にも続き、大雨警報ばかりか土砂災害警戒情報、あげく一時は宿毛市内全域に避難指示が出る事態となりました。
そんな中ですがずっとホテルにいるわけにもいかず、かと言って避難所の情報が入らなかったので、ひとまず川から離れた平地で安全な場所を探して待機。
その間に中止の連絡が入るかと思ったのですが、入ってきたのはイベントは取り止めも試合開催との情報。確かにレーダーを見れば午後には雨雲が去りそうなので、判断としてはあり得るところです。
とはいえ、この状況で観戦かというのも疑問がないではありません。だとしたら今から高知市内に帰る……わけにもいきません。この状況で長距離移動はかえって危険を感じます。途中の国道が冠水って話も入って来ましたし。というわけで、引き続き動かずに情報収集に努めます。
ところがそうするうちに雨が止み、空は時折晴れ間が出るぐらいに。はたして試合開催という知らせもあらためて入ってきました。こうなったら観に行ってもおかしくはないだろうというわけで、会場の宿毛市総合公園に向かいました。
本来ならスタグルやワークショップ等々のブースが並んでいるはずのスタジアム前ですが、ご覧の通りのがらんどうです。
ただ肝心の試合はあるのです。それだけでもありがたいことです。
僅かに開いていたのが、この日のマッチスポンサー、株式会社ワールドワンさんのブース。神戸に拠点を置き、「土佐清水ワールド」9店舗を神戸・大阪・東京に展開しています。
この日はメニューを絞っての営業でしたが(宗田節そうめん食べたかった……)、その中で推しだったのがこちらの青りんごサイダー。こちらも水分補給が要るところだったので、頂くことにしました。
いろいろありましたが、スタジアムに入れました。サイダーでほっと一息。いろいろ不安を感じただけに、青りんごの爽やかさが身に沁みます。
ちなみに、避難指示は無事解除されています。
昨日今日と雨を吸い込んだピッチ。そのままだととんでもないコンディションなはずで、ローラーで整備しています。
新しく登場した横断幕。なんだかんだ言っても期待しているサポーターに応える活躍を求めたいところです。
試合前のウォーミングアップに東京武蔵野ユナイテッドFCの選手たちが登場しました。天気が天気でしたが、東京から公共交通機関で2番目に遠いと言われる(前回感染エントリ参照)宿毛まで無事来ていました。
さて、東京武蔵野ユナイテッドFCは横河電機のサッカーチームを祖とし、80年以上の歴史を誇るチームです。この間運営体制の変更、Jリーグ入りを目指すチームが必ず認定を得るべき「百年構想クラブ」からの脱退、東京ユナイテッドFCとの提携を経て、今季から今のチーム名で再出発を図ることになりました。
ただ、今季は勝ちきれない試合が続き、第16節のFC刈谷戦での初勝利まで9敗5分と大苦戦。そのFC刈谷とともに勝ち点一桁、降格・入替戦圏内に沈んでいます。
とはいえ、一時はJ3入りにあと一歩まで迫ったチーム。しかも高知は同様に初勝利を挙げたばかりのFC刈谷にボコられたばかり。正直、不安しかありません。
無事ウォーミングアップも終わり、選手が入場します。高知はGK井上に加えてMF田中、同じく関と、スタメンを変えてきました。
株式会社ワールドワン取締役によるキックイン。こんな中、本当に良くおいでてくださいました。
コイントス。いよいよ試合開始の実感が湧いてきます。問題はその試合の中身なのですが……
前半は高知のキックオフ。いきなりロングボールで相手ゴールに迫ると、武蔵野も負けじとカウンターやロングスローからのチャンスメイクで対抗します。
そんな中、先制したのは高知でした。前半8分、右からのクロスに西村勇が合わせ、久々の先制点を奪います。
その後は武蔵野が再三攻勢を見せ、決定機も作りますが、この日スタメンのGK井上の奮闘もあって枠内にボールがなかなか向かいません。
一方の高知はボールを持つと攻め上がれず、後ろに回してしまう悪弊が顔を出します。ただ、これではいかんとなったのか、この日は何とかロングパスを繰り返すところが見られました。
実のところ、こういうパスが通らないこともままあったのですが、ともあれボールは相手陣地に進むわけで、危ないエリアでボールを奪われるリスクは下がりました。
そうするうちに、前半は1-0で終了。高知がとりあえず前半を凌ぎます。
ハーフタイムの大抽選会。この日はワールドワンさんによる青森りんご専門店「あら、りんご。」の商品が抽選で当たります。
この天気で観客も決して多くはないし、当たりやすいかもと思ったのですが、残念ながら当選せず。そう甘くはないものです(苦笑)
そして後半。高知は久々にベンチ入りした横竹、さらに吉田をここで入れてきました。やはり横竹の名前を見ると安堵感を覚えます。
後半は武蔵野のキックオフ。武蔵野は開始早々に再三セットプレーのチャンスを得ますが、ゴールには至りません。
この間雨は降ったり止んだり、ですが降っていても晴れ間が見えるおかしな天気。高気圧の縁で大気が不安定になっているという話ですが、それにしても幡多迷惑な大雨です。
そんな中、両チームとも足が吊ったり、動けなくなる選手が徐々に出てきます。61分にはGK井上が倒れると一時起きられなくなるアクシデントがあり、池上に交代。後に立ち上がれるようになりましたが、同じ幡多の黒潮町出身だっただけに、無念ではあったことでしょう。
っていううちに、さらに晴れ間が広がり、夏空になってきました。ってか、午前中はなんだったのかと。
そういう間にも試合は進行。高知も攻める場面を作りますが、武蔵野のコーナーキックやロングスローが目立つ展開になりました。ただそれでも高知が何とか防ぎ、ボールを押し戻します。
そしてアディッショナルタイムの4分でも大きな動きがなく、武蔵野の最後の攻めが終わるとフルタイム。高知が何とか勝ち切りました。
最終スコア。ボール保持の時には相変わらず勝手に下がったり、反省点はいくらもありますが、ただ何でもいいから勝って流れを変えるという最低限の成果は得ることができました。
一方で、この日は兎に角ボールを前に出すのが効いたような気がします。後ろで回していてもゴールは遠いままで、しかもボールを取られたら途端に大ピンチ。それよりはボールを進めて陣地を取る方がかえって安全になったのです。
アメリカンフットボールやラグビーほどではないでしょうが、サッカーも陣取り合戦のフットボール。この点、あらためて実感した次第です。
この日のヒーローは、90分間自在に動き回ったルーカス。この人にいかに自由度の高いプレーをしてもらえるかが、後半戦のカギの一つになりそうな気がします。
ちなみに、インタビューは通訳なしで受けていました。
恒例の副賞、バイエルン・オートの高級外車1週間利用券ですが、なんと国際免許を持っていないことが判明!代わりに運転してもらうことになります。
そしてこちらも恒例のお食事券。わんピーにも久しぶりに良いところで出番が作れて良かったです。
これで高知ユナイテッドSCの前半戦は終了。得失点差は要挽回ですが、昨季を考えれば10位はまずまず。
あとは負けを減らして引き分けをどこまで作れるか。とはいえ勝ち点3を狙わないのに1が得られることはまぁないはずで、そこはやはり原点のアグレッシブで行くしかないでしょう!