9月には集中講義の開講期間です。そして地域協働学部の学生、とりわけ1~3年生は、それぞれの事情に応じて実習が入ってくるので、名実ともに夏休みとは言えません。黒潮町佐賀北部地域で実習中のわれわれも同様です(教員も……)。
さて、今月の実習では、学生が1学期の間に温めてきた企画を実施に移しました。
まずは9月10日、集落活動センター佐賀北部食部会とのお弁当企画を初めて実施しました。食部会が配達販売してきたお弁当を、今回は学生がメニューを考案し、部会の方々と一緒に作るというものです。もちろん作りっぱなしでは意味がないので、後で感想を教えていただくようにお願いしています。
お弁当が次々と出来上がり、配達用にパック詰めされていきます。お弁当以外にも、あったかふれあいセンターこぶしでの昼食会でこのメニューをお出ししました。
ポイントは旬の野菜を使うこと。まだ暑さの残る高知、夏野菜で元気をつけないといけません。
ちなみに、私も賄いでちょっとだけご相伴に与かりました。
手前味噌と言われればそれまでですが、美味しく頂きました。
続いて18日には、あったかふれあいセンターこぶしでのリモート交流会企画を開催しました。先月には試験接続を行いましたが、本格的な企画は今回が初めてです。
今回は紙製品でできるけん玉づくりをリモートでの説明を交えつつ、センターの利用者の皆さんとやってみました。
はじめにオンラインで作り方を説明後、センター職員の方々と、センターに来ている学生とがサポートしながら、けん玉を作っていきます。
カップも柄もボールも紙製です。軽いのでたいていの人が使えます。
ただ、紙コップと芯だけでは見た目が寂しい。なので、折り紙やシールを使って、お好みで飾り付けていきます。
けん玉ができたら、さっそく皆さん挑戦しはじめます。というところで三山ひろしさんの名前が出るのは、高知ならではでもありますが、やはり紅白の威光も大きいんでしょうね。
そして25日には、2回目の食部会・学生コラボ弁当企画を行いました。
今回は前回から注文が倍以上に増え、お弁当作りは大忙し。それでも何とかお昼までに作り上げ、配達することができました。
食べていただいた方からは感想を書いていただいていて、詳しくはこれから見るところですが、おおむね好評のようで、教員としてはホッとしているところです。
こちらはわれわれの昼食用。本来のお弁当より一回り小さい試作版です。これだと値段も安くできますし、高齢の方でも食べやすくなる、というお話です。
一方で、お弁当作りのほかにも、地域のものを地域の方々に味わってもらうために、いろいろなアイディアを話し合っているところです。それを踏まえて、10月以降の取り組みを行っていくことになります。
さまざまな企画が現実のものになった9月。成果ももちろんあった一方で、改善すべき点が学生たち自身に見えてきたのも確かです。加えて、今月の経験をさらに新たな取り組みにつなげていく必要を感じてもいるようです。それらが来月以降どのような形になるか、こちらとしても見守っていきます←あまり関与はしない