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地域系学部というのに加わった大学教員による高知発モンゴル発のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

ですか10周年記念コンプリートチャレンジキャンペーン参加!全10事業者制覇への道(後篇)

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 高知県内10事業者の路線をたどる「ですか10周年記念コンプリートチャレンジキャンペーン」。高知市内に乗り入れないバス会社はかなりの難関です。それでも頑張って来ました。

 

 

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 まずは、比較的難易度が高くないジェイアール四国バスから。高速バス路線がメインの事業者ですが、高知県内と愛媛県内にそれぞれ1つずつ一般路線バスが走っています。ちなみにいろいろ調べたのですが、なぜか"JR"がカタカタです。

 

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 高知県内の路線は香美市を横断するものですが、今回乗車したのは途中の美良布止まりのバスです。

 以前のエントリでもご紹介しましたが、美良布はかつての国鉄バスの「駅」の名残を残す貴重な存在で、今も駅舎が現役で残っています。詳しくは以前に訪れた時のエントリをご覧ください。

 

www.3710920.com

 

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 美良布駅から国道195号線を東に少し歩くと、一大観光拠点が姿を現します。道路沿いには道の駅美良布があり、その奥にはプールも備えた健康センターセレネ、改装なって1周年を迎えた宿泊施設「ザ・シックスダイアリーかほくホテルアンドリゾート」、そして最大の目玉、アンパンマンミュージアムが控えています。

 

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 アンパンマンミュージアム屋上に立つアンパンマンの像。決して大きくはないのですが、地域の何よりのシンボルとなっています。

 

 さて、これで残るは高知県西南部の高知高陵交通、四万十交通、高知西南交通の3社となりました。

 3つだけなら楽だろうと思うなかれ。そもそもが市内から離れていますし、バスの便数も少なければ休日運休の路線もあり、調べに調べましたが1日で全て乗るのは至難の業です。この際なので1泊2日で出掛けてきました。

 

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 JRで須崎まで。久々に跨線橋を渡ろうとすると、しんじょう君のゆるキャラグランプリ優勝をでかでかとアピールするようになっていました。

 

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 駅前に出てバス乗り場に来ました。須崎は高知高陵交通の車庫があり、周辺市町へのバスの拠点となっています。

 

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 今回乗るのは隣の中土佐町へのバス路線。このバスで町の中心となる久礼に向かいます。

 久礼にはJRも通っていて、特急の停まる駅もあるのですが、特急は9本だけ、普通に至っては6本しかなく、バスも貴重な交通手段です。もっとも、こちらも5本のみなのですが……

 

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 須崎から四国西南部に向かう道では、焼坂、久礼坂、片坂の3つの難所が控えています。今では高速道路によって、いずれも回避できるようになりましたが、路線バスは今も一般国道で峠を越えていくことになります。

 そんなルートなので、途中にドライブインがあるのは分かります。むしろ昔ほどではないにせよ、今も需要は決してなくなっていないと思います。が、ローマ字が……

 

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 バスは久礼駅前から中心街を通り、道の駅なかとさに到着しました。ここでバスを降りて、久礼の街を歩いてみることにします。

 

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 道の駅なかとさは、高知県内で一番新しくできた道の駅です。広い敷地に売店とカフェ、浜焼の魚介類が楽しめる食堂等が並んでいます。

 さらに、崖の上には旅館「黒潮本陣」が建っています。県内で一度は泊まってみたい宿の一つです。

 

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 季節が季節なら散歩するところですが、何せ暑いので少しだけバスに乗り、久礼の中心街に来ました。

 ここでの見物は大正町市場。その日の朝昼に獲れた魚介類がメインの市場です。ここで刺身やタタキ、お惣菜や串焼きを食べ歩きするのも楽しいですし、近隣の食堂に入るのもまた良しです。

 

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 この時期に外せないのがめじかの新子。ソウダガツオの子どもなのですが、とても足が速いので、刺身で食べられるのは釣ったその日だけで、活きの良いのを食べようと思ったら、久礼か須崎に行くしかありません。

 市場でももちろん新子は売っていたのですが、どこもかなりの行列、体力的に並ぶ自信がないので、近くの食堂に行くことにしました。

 待つことしばしで出てきた新子は脂が乗りに乗っていて、少しだけ醤油を垂らすと程よく味が締まります。良いものを頂きました。

 

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 久礼から先もバスに乗りたかったのですが予定が合わず、数少ない普通列車窪川まで来ました。

 ただ、窪川でもさらに2時間以上待つことになります。列車でもバスでも、待ち時間の長さはつきものです。

 

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 ここからは四万十交通のバスに乗車します。土佐くろしお鉄道窪川駅と共用のターミナルが最大の拠点、ここからご覧の通り多数の路線が出ています。

 しかし、多くはコミュニティバスで、特定の曜日にしか走りません。また、運転日でも便数は数えるほどなので、1日の本数自体は見た目ほど多くはないのです。

 

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 冷房のない待合室でずっと待っていたバスがようやく入って来ました。このバスで国道56号線を南下して、土佐くろしお鉄道の土佐佐賀駅まで向かいます。

 駅なんだから素直に汽車で行けばいい、と思われるかも知れませんが、こと今回に関しては、ですか参加事業者の路線を利用するのが目的なのです……

 さて、バスのドアが開きました。ただ、われわれ以外で乗り込んだのは老婦人が2人だけ。ほどなく短い発車ベルが鳴り、1日3本のバスの最終便は出発しました。

 

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 バスが片坂の峠を越えていきます。この区間も今は高速がありますが、途中に集落もあるので、バスは車通りのめっきり減った地道を走ります。なお、こちらはそもそもローマ字の表示が出てきません。

 

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 バスは基本国道を走りますが、場所によっては家の多い旧道に入ることもあります。さらに国道からいきなり折れると、こんどは細い道を分け入って走りだしました。

 途中車との離合に四苦八苦しながら、たどり着いたのは中ノ川集落。ただここまで来たのに、乗降する人はゼロ。先程の老婦人もとうに降りてしまい、われわれ以外の乗客はいなくなってしまいました。

 

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 結局新たな乗客はいないまま、バスは佐賀駅前のバス停に到着。運転士以外誰もいなくなったバスは、終点の佐賀集落までのラストスパートに出ていきました。

 何はともあれ、これで残るは高知西南交通の路線だけ。佐賀駅から中村までの路線があるのですが、この日は日曜日で運休です。なので土佐くろしお鉄道で中村まで向かい、翌日に利用することになります。


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 翌朝は結構な雨です。中村駅前のバスターミナルに着くと、三山ひろしの「四万十川」の大きな看板が旅行者を出迎えます。

 

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 四万十川もそうですが、足摺岬という地名も当たり前に出てきます。ここまで来たら、路線バスで普通に行けます。足摺岬と言えば、首都圏や京阪神からすれば想像を絶する遠隔地でしょうが、これが中村の日常です。

 

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 もっとも、今回われわれが乗るのはそちらではなくて、入野駅行のマイクロバスです。ただ朝早いこのバスに乗る人は滅多にいないのか、バス会社の人からも珍しがられました。

 

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 入野は黒潮町西部、旧大方町の中心部で、今も町役場などが集まっています。中村から向かうには、内陸の国道56号線を通るのが近道なのですが、今回乗ったのは海沿いの集落を結ぶバスです。なので漁村や太平洋の風景が楽しめるのですが、それだけにあいにくの天気が恨めしい限りです。

 

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 雨に曇る海岸。これはこれで風情があるとは言えますが、雨のおかげでカメラのピントが合わず、多少なりともボケの少ない写真が撮れれば御の字です。こういう条件をもろともしない撮影技術が欲しいです……

 

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 そんな嘆きはさておき、バスはほぼ定刻通り入野駅到着。これにてコンプリートキャンペーン全10事業者フルコンプに成功です。とは言えここから市内まで戻らないといけないですし、申し込みもしないといけないわけで、達成感を味わえるのはまだ先になりそうです。

 

 ちなみに、中村駅から入野駅まで、他に乗客は一人もいませんでした。

 

 なお、前篇は下記リンク先からどうぞ。 

 

www.3710920.com