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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

2017・中九州冬の旅(8)高森にて

 

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 高森からは再び特急バス「あそ号」に乗って高千穂に向かうのですが、バスの発車まで少し時間があります。その合間に高森駅の辺りを見てみることにします。

 

 

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 駅舎には、南阿蘇鉄道の復興を願うお地蔵さんの絵が掲げられています。

 

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 駅舎の一部は資料室になっています。高森線でかつて使われていた機器や道具、第三セクター化当時を主とする新聞報道が展示されています。

 ちなみに、写真は撮ってないのですが、駅舎の中では南阿蘇鉄道の関連商品も各種販売中です。くまモンとのコラボグッズもありますよ!

 

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 くまモン「呼ばれたかモン?」

 というわけではないのですが、駅の外に出るとくまモンのボードがありました。しかも地元の老人会のタスキをかけてます。ホント、いろんな仕事をしてますよね。

 

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 くまモンの後ろには、かつて高森線で活躍した蒸気機関車が保存されています。C12形、地方ローカル線用に作られた小型機関車です。

 

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 蒸気機関車のある広場からは高森線の構内を見ると、保線工場用の車輌が留置されています。かなり小さめなので、こちらは駅構内での作業用かも知れません。

 

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 一方こちらは比較的大きめ(と言っても一般的な機関車よりは小ぶりですが)。こちらは全線で使えるクラスです。ただし、南阿蘇鉄道名物のトロッコ列車は、別の機関車が引っ張ります。

 

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  高森駅の先には、×印で塞がれた信号機。これが復活するのは、おそらく中松から立野の間で運転が再開されてから。その時に、また乗りに来たいものです。

 

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 さて、高森駅を離れて再び高森中央のバス停へと戻ります。バス停の前には観光協会の建物があり、その隣に芝生が広がっています。今日は空模様がいまいちで、なおかつ寒いせいでほとんど人影はありませんが、気候さえ良ければ、子どもを遊ばせるには良さげな場所です。

 

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 落ち着きのある建物です。観光案内所にもなっていて、普通に中に入れます。お昼前のこの時間でも寒いので、室内でバスを待てるのは本当に助かります。

 

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 中は観光案内のパンフレットが置いてあるほか、地元商品の販売所もあります。バスの待合室も兼ねているのでベンチもあり、wi-fiまで利用できるというありがたい施設。以前高森に来た時は南阿蘇鉄道で往復しただけだったので、ここの存在には気づくよしもありませんでした。たまにはバス旅もするものです。

 

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 そうこうするうちに、延岡行の「あそ号」が到着しました。今度は九州産業交通のバス。10分あまりのトイレ休憩の後、県境の峠越えへと進んでいきました。