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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

初めてのモンゴル「観光旅行」(5)モンゴル料理のレストランでランチタイム

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 スフバータル広場での儀仗兵行進も終わり、ランチタイムです。お昼ご飯はモンゴル料理と聞いていたので、おそらくここかな、と思っていたらほぼ正解。店自体は違いましたが、私が予想していたチェーンのモンゴル料理店でした。

 

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 ウランバートルではすっかりお馴染みになった(?)モンゴル料理レストランのチェーン「モデルン・ノマドス」(モンゴル語だとキリル文字のスペル通り読むようだと教わったので修正しました。多謝!)。市内各地に店舗があり、その1つに来たところです。

 

www.modernnomads.mn

(英語ページのリンクのはず……)

 

 チェーン店というと、ツアーで行くようなところではないと思われる人もいるかも知れませんが、侮るなかれ。実は以前にも国際会議のレセプションで行ったり、モンゴル人の先生に連れて行ってもらったりするぐらいの店で、料理の質は確認済です。

 そもそも、市街地にレストランがほとんどなく、あっても外国料理のお店ぐらいで、モンゴル料理をお店で食べようと思ったら安い食堂か値段だけは高級なホテルのレストラン以外はほとんどなかった時代を思えば、街中のレストランで気軽にモンゴル料理が食べられるようになったのは、本当にありがたいことなのです。

 

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 料理は既にセットを注文していただいていたようです。早速前菜が来ましたが、当然ながらこういう生野菜はモンゴルの伝統料理とはとても言えません。「前菜」自体は近代化の影響で、(おそらく20世紀後半から)ウランバートルの高級ホテルを中心に徐々に定着して行ったのだろうと思いますが、今世紀に入るまではポテトがサイコロ切りのポテトサラダやニンジン・キャベツなどのピクルス、生野菜があるとすればトマトや大きなキュウリの輪切りがあるぐらい……みたいなことを前にも書いたような気がするのですが、ともあれ時代は変わるのだ、ということです(無理やりまとめる

 

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 そしてメインディッシュが運ばれてきました。スープから時計回りに、ほーショール、ボーズ、ピクルスです。そう、こういうピクルスこそ私がモンゴルで親しんできた「サラート」(サラダ)の1つなのです。一方のスープはカップこそ小さいものの、ここまで肉が入っているのはなかなか見かけません。

 

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 ホーショールは中が野菜のものと肉のものとがあります。包み方も左右で微妙に違いますね。これが安い食堂だと、丸くて平ぺったい形になります。

 

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 ボーズも野菜のものと肉のものとがあります。当然ながら、ホーショールであれボーズであれ、歴史的に継承されてきたのは肉入りのものなのですが、最近は都市住民や外国人等、多様な嗜好に合わせていかないといけないということなのでしょう。

 で、だいたい想像がつくと思いますが、これだけ肉肉しい料理が並ぶと、やはり胃にズシッと来ます。若い人ならこの位すぐに食べ切っても不思議はありませんが、この年になると肉そして脂のボディーブローが後から後から効いてきます。

 とはいえ、高知ではどうしても食べる機会のないものだけに、ここぞとばかりに意地で食べ切りました。香辛料を使わないので、辛さでダウンするということがないのも、モンゴル料理のいいところです。

 

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 といいつつデザートはまた別、とおっさんらしくないことを言ってみる(笑)

 

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