ウランバートルの朝を迎えました。この日は基本資料収集に当てています。ホテルで朝食を食べて仕事を済ませ、街に出かけました。ここではウランバートルでいくつか見かけたものについて。
ウランバートル中心街は相変わらずの渋滞です。余程遠くに行くのでなければ、歩くのが一番確実です。これで排気ガスと埃さえなければ、心地よく歩けるんですけどね。
さて、ここからさらに市内中心部を歩いていると、なぜか日本ネタに出くわします。
ええと、海賊王に俺はなるって、海ないからここ。
これ「トトロ子ども靴店」って書いてます。靴です。トトロが靴。ただし靴なので、右側は関係ないと思います。となりのタイツとかとなりのCanonとか違います。
こちらは旧国営百貨店の1階にできていたカフェ「わびさび」。ただし、店名の下には「ヤポーンスコエ・カフェー」とロシア語で書いてあるので、日本系の店だかロシア系の店だか分かりません。
で、百貨店の本屋で文献や辞書を探し、食料品店も回っていろいろ調達します。なかなかの大漁で気分良く店を出たところ、大通りを隔てて向かいに大きなディスプレイがあるのですが、これがどうもうまく作動していません。
撮影しようと思ったら、光の加減もあってピントが合わず。
そこでやり直そうと思っていたら、
また失敗してしまいました……
って、まさかと思ったあなた、そのまさかだと思います。草原の国なので、そういうことです(で済む問題じゃないだろ)
いろいろ巡っている間に、お昼時になりました。街中のゴアンズ(食堂)でカジュアルなモンゴル料理を食べることにします。
こちらがゴリルタイ・シュル。日本語では「肉うどん」といわれることがありますが、感覚的には「うどん肉」の方が近い気がします。肉の入ったうどんじゃなくて、うどんの入った肉(のスープ)。
こちらはマントー。饅頭と由来は同じですが、こっちは豚まんの生地をイメージしてもらった方が近いです。ってか、この中に肉を入れた料理「マントーン・ボーズ」だってありますし。
昼食も済んで、またあちこち行脚を始めます。政府宮殿前に行ってみると、工事中になっていました。ゆうべトラックが止まってたのも、工事用の車両だったんでしょうね。
チンギス・ハーン像が工事用の枠に覆われています。まだ観光客の多いシーズンに不思議な感じですが、寒い時期に工事というわけにもいかないのでしょう。
政府宮殿の隣では、工場跡がずっと残っていた辺り、ついに新たな建物が姿を現しました。と言っても、まだ建設中ですが。
それにしても、この「昔の建物の外壁だけ残しました」感、何とかならなかったんでしょうか……
さらに歩くと、EXPO2025というポスターがありました。大阪が万博誘致に名乗りを上げたのを思い出した方もいらっしゃるか知りませんが、ここはロシア大使館前。同じく立候補したサンクトペテルブルクの方のポスターです。正直なところ、どちらもご苦労なこってす、ぐらいの気分ではあります。
ウランバートルに夕方のラッシュ時が訪れました。といっても朝も昼も夕方も夜もラッシュには変わりないのですが、いずれにせよ、信号があってそれなりに信号を守っている結果がこれです。
街角で見かけたバイクの荷台に貼ってあったコピー。もはやNomadではなくなってしまったモンゴルの大都会、今年も相変わらず変わったことになってます。
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