高知県東部の中心的都市、安芸市のターミナルにして、車両基地を擁するごめん・なはり線の中核となっているのが、安芸駅です。
高架の駅を降りると、安芸市内の観光マップがありました。やなせたかし先生が考案した、ごめん・なはり線各駅のキャラクターも登場しています。
その横には、広告募集の写真。普通広告の掲示されない空きスペースとは殺風景なものですが、これは見ていて楽しいものです。これならずっと掲示されていなくても問題ない、と言いたいところですが、ごめん・なはり線の維持を考えれば広告収入は是が非でもあってほしいのも事実。難しいものです。
改札の手前、乗客を出迎える看板。
傍らには、県東部の特産品ちりめんじゃこをふんだんに使ったちりめん丼、そのキャラクターと写真を撮れるパネルが置かれています。
しかし、高知に来てからこの手のパネルをやたら見るようになったのは気のせいでしょうか?関西ではそんなに見かけなかったような。
改札を出ると、こちらもイラスト入りの運賃表。画像が荒くなってしまったのが悔やまれます……
改札自体は小さなものですが、JR線でないにもかかわらずみどりの窓口が利用できるのは便利です。
駅舎は大きなガラス張りでありながら、大きな三角屋根が、どこか和風建築の味を出しています。その手前には、安芸駅のキャラクター、あき うたこちゃんの像があります。
以前撮った写真より。童謡の里安芸を象徴する、音符の入った服を着ています。
駅舎の前にある、旅行客歓迎の看板。
その裏は、安芸近郊の観光イラストマップになっています。
この付近でホエールウォッチングをするわけではない、という冷静なツッコミが入ったイラストは高知新聞連載4コマ漫画『きんこん土佐日記』の作者、村岡マサヒロ氏によるもの。
『きんこん土佐日記』はそのシニカルさや鋭さでネットでも話題になることがありますが、そんなセンスはイラストマップの各所で遺憾なく発揮されていて、
……手玉に取られてます。知らぬは男ばかりなり。
阪神ファンが巨人を気にするほど巨人ファンは阪神を気にしていないと思います。
とはいえ、Vやねん!タイガース列車、デザイン的には腹立たしいというより落ち着かない感じもありますが。
駅内のぢばさん市場。お土産物やお弁当のみならず、鮮魚や野菜が充実しているので、こういう所にはクーラーボックスや保冷バッグを持って出かけると良さそうです。
さて、再び改札を抜けて駅に戻りましょう。
ホームへの階段まで来ると、何やら健康系の標語がやたら掲示されているのを見つけました。
これでもか、これでもか、と階段利用と健康管理を勧めるスローガンのオンパレード。どうも県の広告のようです。高知県、結構大変です。
そんなわけで頑張って階段を上り、再びホームに出ると、安芸駅の駅名板を見かけました。先程のあき うたこちゃんのイラストが描かれています。
県東部の主要駅安芸駅は、小ネタを挟んでくる駅でもあります。
※ 安芸駅は当ブログの過去のエントリにも出てくるので、よろしければご参照ください。