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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

シリーズ土佐の駅(139)穴内駅(土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線)

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 東は安芸市の中心街から、西は芸西村の海岸沿いから走るごめん・なはり線は、次第に海沿いながら長いトンネルに入ります。それを抜けた真ん中にあるのが、穴内駅です。

 

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 安芸への列車がちょうど駅を発ったところ。このトンネルを抜ければ、すぐに球場前駅が待っています。

 

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 ホームから後免方面を望みます。線路は海と山、さらに住宅地に挟まれた僅かな隙間を縫って走っていきます。

 

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 駅のすぐそばに迫る裏山。鉄道よりも新しそうな砂防ダムができていて、その上の津波発生時の避難路がつづら折りになっています。

 

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 ナス栽培で有名な安芸市。穴内駅のキャラクターも、あなない ナスビさんです。

 

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 地上から駅を見てみると、高架が低く山が迫るせいもあってか、行き違いのできる駅なのに、意外と小さな印象を受けます。

 

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 木造の駅の待合室。右手にある駐輪場も、木材をぜいたくに使っています。

 

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 再びホームへ。駅のすぐそばに、おそらくはナス栽培のハウスができています。あるいは、ハウスのそばを鉄道が通ることになったという方が正確かも知れませんが。

 

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 高知県内に「穴内」を名乗る駅は、ここと土讃線の土佐穴内駅の2つ。しかし、かつてこの辺りを走っていた土佐電鉄安芸線にも、穴内駅がありました。土佐穴内ができたのはその後のことで、だからこそ「土佐」をつけて区別する必要がありました。

 

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 ただ、安芸線は周知の通り40年以上昔に廃線。その後に開通したごめん・なはり線が「穴内」の名を継ぐこととなり、後からできた駅の方が旧国名を名乗らないという、あまりなさそうなことになっています。

 

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 そうするうちに、後免方面への列車がやって来ました。ここからトンネルをはさんで、しばらく太平洋沿岸の旅が続きます。f:id:minato920:20170225062615j:plain