ご存知の通り、日本ではサッカー代表の新監督を決める交渉が行われています。この辺いろいろありますが、まだ新監督をゆっくり決める余裕があったとは言えるでしょう。というと違和感を感じる代表ファン・サポーターもおられることでしょうが、少なくともアジア1次予選から戦わなければならないチームと比べれば余裕があるはずです。そう、モンゴル国代表と比べたら。
そのサッカーモンゴル国A代表ですが、アジア2次予選出場をかけて、東ティモールとの1次予選に今週臨みます。ちなみに1次予選は12チームが6組に分かれてホーム・アウェー戦を戦い、勝者6チームが2次予選に進出します。組み合わせと試合日程はFIFAのサイトでどうぞ。
1次予選第1戦は12日のアウェー戦、場所は東ティモールの首都ディリ。この試合に臨むべく、代表メンバーがモンゴルを発ったとの報道が入ってきました。
Хөлбөмбөгийн үндэсний шигшээ баг Зүүн Тиморыг зорилоо | Өдрийн сонин
例によって日本語にするとこんな感じです。
「モンゴルサッカー代表チームは今朝(訳者注:8日朝)東ティモールに向けて旅立った。モンゴル代表チームは2018年のW杯予選に参加すべく1月16日に練習を開始しており、2月10日にはマレーシアの首都クアラルンプールで行われた抽選会で代表チームは東ティモールと当たった。第1戦は3月12日に行われることになった。3月17日にはモンゴルで第2戦を行う。
代表チームの監督は「ナショナル・キャピタル・リーグ2014」優勝チームであるホロムホン・クラブの監督でAFCのB級ディプロマを持つS.プレブスフ監督、監督補佐をB.ガンバト、キーパーコーチとしてSh.バヤンジャルガルが任命された。」
私も知らなかったんですが、AFCで監督のディプロマ制度があるらしいですね。らしい、ぐらいしか分からないのですが。
それにしても、国の代表チームというのに簡単な記事です。もう少し情報はないかと思ってモンゴルサッカー協会のサイトを見てみたところ、代表チームのメンバーがどうも更新されてないようです。監督の名前が全く別人の外国人でしたし。
ただ、別のニュースサイトでは2月11日付の代表メンバー発表の記事がアップされていました。
Монголын хөлбөмбөгийн шигшээ багийн тамирчдыг зарлалаа
正直なところメンバーは全員知らないのですが、一応リストに沿って示すとこうなります。左から父称*1・名前(所属チーム)の順です。
[ゴールキーパー]
1. ユーラ・サインフー(セレンゲプレス)
2. バトサイハン・アリオンボルド(エルチム)
3. バトバヤル・バトソーリ(ドルノド)
[ディフェンダー]
4. バヤスガラン・ガリドマグナイ(セレンゲプレス)
5. ダギナー・トゥルバト(ホロムホン)
6. ガンボルド・ビルグーン(エルチム)
7. ツェレンジャブ・エンフジャルガル(エルチム)
8. バトムンフ・エルヘムバヤル(エルチム)
9. バヤンジャルガル・ムンフバヤル(ホロムホン)
[ミッドフィルダー]
10. ノルジマー・ツェデンバル(セレンゲプレス)
11. アルタンゾル・オルスボルド(ホロムホン)
12. アルタンスフ・エルデネバヤル(ハンガリド)
13. フレルバータル・ツェンド=アヨーシ(UBUFC)
14. パダムスレン・アルタントルガ(UBUFC)
15. アムガラン・チンゾリグ(FCウランバートル)
16. ムンフ=エルデネ・トゥグルドゥル(エルチム)
17. バトボルド・トゥグスビレグ(エルチム)
18. アルタンホヤグ・ムルン(セレンゲプレス)
19. ガンボルド・ガンデルゲル(ー)
[フォワード]
20. ガンバータル・トゥグスバヤル(セレンゲプレス)
21. ニャム=オソル・ナランボルド(ホロムホン)
22. ソヨル=エルデネ・ガル=エルデネ(エルチム)
23. アルタンスフ・ツォルモン(エルチム)
これ、ホントに合ってるのかなぁ…
というのも、代表メンバーの人数は23人のはずなのですが、元の記事では25人がリストされていて、そのうち同一人物とみられる重複が1件あったのですが、だとしても24人になるんです。
ただ、1人フォワードのところにミッドフィルダーの名前が混ざり込んでいたので、その選手をここでは省きました(ちなみに、UBUFC所属のロソルスレン・ムングンシャガイという選手です)。
ちなみにモンゴル代表チームなのですが、FIFAの最新のランキングでは29ポイントで194位。一方の東ティモールは51ポイントで187位です。
しかも、寒冷な国内で練習を重ねたモンゴル代表チームにとって、熱帯でのアウェー戦はかなりハードなものでしょう。東ティモール代表について詳しくないので細かい分析はできませんが、1次予選突破の条件は、冷静に考えれば厳しいと言わざるを得ません。
とはいえ、逆にアウェー戦さえ乗り切れば何とかなる、とも言えます。東ティモールは逆に春先のモンゴルの気候とウランバートルの空気には苦しむでしょうし。1点差での負けなら十分望みあり、引き分けなら御の字です。
12日、リアルタイムで情報が入ることはまずないでしょうが、モンゴル代表の検討を期待します。