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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

マリンに集う我ら(1):高知ファイティングドッグス対徳島インディゴソックス@室戸(2025.6.1.)

 

 年に1度の室戸マリン球場での試合。今年は首位徳島インディゴソックスとの対戦です。

 

 

 高知ファイティングドッグスは今年も県内各自治体の協賛で県内遠征試合を開催します。前期は室戸市高知県立室戸広域公園室戸マリン球場で、徳島インディゴソックスの対戦が組まれています。

 ここまで2位につける高知ファイティングドッグス、前々日から首位の徳島との3連戦となっているのですが、昨日までの2試合は不甲斐ない連敗で徳島にマジック点灯を許す始末。しかも室戸での試合といえば去年が悪夢の大逆転負けだっただけに、ポジティブになれる要素がありません。

 ともあれ、たまにしか行けない球場に無料で入れるのは魅力。とりあえず行ってみることにしました。

 

 

 今年も室戸市商工会が露店を出していました。念のために道中で弁当を調達していたのですが、それは晩ご飯に回すことにして、昼食はこちらで購入します。

 

 

 今回は肉みそ丼にしました。こだわりの「ない」ラーメンも気になったのですが(笑)

 

 

 この日は防災体験イベントとして、防災グッズの組み立て体験がありました。こちらは災害時用の段ボール製の簡易ベッド。他にも簡易トイレもありました。使わないに越したことはないのですが、南海トラフ地震予想を見る限り、そうはいかないようで……

 

 

 入場口に置かれていたドッキーぬいぐるみ。やはり販売予定はないそうです。 

 

 

 この試合では入場者プレゼントとして、先着300人に防災食がもらえます。えびピラフと五目ご飯、わかめご飯とドライカレーから1食を選びます。

 

 

 私はドライカレーを選んでみました。袋の底を拡げると自立するので、中に水かお湯を注ぎます。フタをして水なら60分、お湯なら15分でドライカレーになるそうです。

 

 

 ほぼ夏モードの高知、これからアイスが捗ります。選手の出身地やおススメにちなんだ商品展開なのですが、ドリスの推しがイチゴなのはなぜだか分かりません。

 

 

 こちらは防災事業のパネル展示と地震津波を想定したVR体験コーナーです。

 

 

 試合開始前セレモニー。市長挨拶代読に続いて、室戸市特産品の贈呈式がありました。

 

 

 本日のスタメン。今では稀少な手書きでSBO表示のスコアボードです。ここまできたら下手に近代化せずに、昔の野球を描いた映画やドラマのロケの誘致で売り込んだらいいと思うのですが、どうでしょう?

 

 

 試合前の円陣。今日負けたら徳島の前期優勝マジックは3となりほぼ終戦、瀬戸際の状況です。

 

 

 高知の先発は渡邉。この日も淡々と試合を作っていきます。

 

 

 徳島は鎌田が先発。こちらも高知打線を相手にスキを見せません。

 

 

 2回イニング間のドッキータイム。ドッキーもそうですが、チアの動きにキレが増しているように感じます。動くところと止めるところのメリハリが効いているというか。

 選手やスタッフをNPBをはじめ各国トップリーグに輩出する場として知られる独立リーグですが、実はチアでも、経験を積んでNPBに進出する人が出てきています。

 

www.kochinews.co.jp

 

 それだけに、今各地の独立リーグの試合に登場するチアから、将来さらにステップアップしていく人がこれからも出てきそうで、要注目です。

 

 

 そんな中、4回表に高知が綻びを見せます。四球に続いて渡邉がゴロをエラー、続いてサンフォもライナー性の当たりを珍しく捕りきれず、1死満塁としてしまいます。ここで楠田の放った一塁線へのゴロを斗夢がホームに投げますが間に合わず、野手選択で1点を奪われると、2死となったところで渡邉が藤原に対し押し出し。この日も嫌な形でリードを許してしまいます。

 ただ、その後は渡邉が立ち直り、追加点は許しません。一方の鎌田も高知打線をつながせず、0-2で5回を終了します。

 ちなみに、5回終了後には災害伝言ダイヤル体験のコーナーがありました。災害伝言ダイヤルで所定の番号につなぎ、キーワードを聞くとアイスが100円割引になるというものです。もしもの時には災害伝言ダイヤルを使うと決めてはいるのですが、実際に試したことがなかったので、良い機会になりました。

 にしても、「ダイヤル」って若い人に通じるんでしょうかね?ダイヤルどころかプッシュホンだってどこまで使ったことがあるんだか……

 

 

 試合再開。6回表を渡邉が3人で片付けると、その裏高知は先頭のサンフォが内野安打で出塁。ここからバントと内野ゴロで2死三塁としたところで、海辺がショートのグラブの先を行くタイムリーヒットを放ち、1点を返します。

 

 

 続く7回裏、徳島は杉本が2番手登板。その杉本を前に高知は四球とヒット2本で1死満塁とします。

 

 

 ここで岸田がバットに当てた球はほとんど転がらず、ホーム付近のフェアゾーンでストップ。これを相手捕手が捕ったものの、ホームベースが空いてしまって投げられず、自身が飛び込んでも間に合いません。仕方なくボールが一塁に送られる間に三塁走者が生還し、高知が同点とします。

 

 

 直後の8回には秋本が登板。ドリスが帯同しているようには見えないのですが、9回はどうするのでしょうか。そんな不安を尻目に秋本は先頭打者をヒットで出塁させますが、牽制で釣り出して挟殺。結果3人でこのイニングを終えます。

 

 

 その裏、徳島の3番手には田代が登板。すると高知は先頭の山口が二塁打で出塁、中田のバントも決まって1死三塁の場面を作ります。

 

 

 ここで海辺がセンターへのフライを放ち、飛距離は十分。三塁走者山口はタッチアップから難なくホームインし、高知がついに勝ち越し点をあげました。

 そして9回表、1点リードでマウンドに上がったのは秋本でした。ただでさえの劇場が2イニング目、しかも昨年の室戸はここからが悲惨だっただけに、不安を超えて恐怖がよぎります。

 

 

 ですが、ここで秋本がまさかの三者凡退。1イニングだろうが2イニングだろうが打者6人を相手にできたので満足だったのでしょうか。ただ、何はともあれ1点差で逃げ切り成功です。

 

 

 最終スコア。終わってみれば地道な逆転劇が実現できました。

 

 

 5月はホームゲームがあまりなかったので、久々のヒーローインタビューです。

 

 

 まずは勝利打点含む2打点を叩き出した海辺。

 

 

 続いては回跨ぎで勝利投手となった秋本です。

 

 

 最後は勝利のポーズ。これで前期残るは5試合、ホームゲームは中止となった2試合の代替(日程未定)のみです。