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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

マリンに集う我ら@高知ファイティングドッグス対香川オリーブガイナーズ@室戸(2024.5.26.)

 

 高知ファイティングドッグス、年に1度のマリンでの試合がやって来ました。

 

 

 高知ファイティングドッグスは本拠地となる高知球場以外でもホームゲームを開催しています。開催地は年によって異なりますが、練習場のある越知をはじめ、安芸タイガース球場、四万十スタジアム(四万十市)、大方球場(黒潮町)、香美市泰山球場等で、それぞれ年1回ペースで試合が行われます。

 そんなホームゲームのひとつがマリンでの試合なのですが、これまで予定が合わなかったり、雨で流れたりで、行ったことがありませんでした。それが念願叶い、今季ようやくマリンに足を踏み入れることができたのです。

 というわけで、高知市内から車で2時間ほどでやって来ました、

 

 

 室戸マリン球場です。

 

 ……という出オチで終わった方が良い気がするのですが、もう少し。

 

 

 室戸マリン球場は室戸市中心部から南の高台にある室戸広域公園内にあります。ご覧の通りのブルペンが両サイドにあり、サブグラウンドも備えています。かつて阪神タイガースの二軍が春季キャンプを張ったぐらいですから、設備的には整っている方です。

 

 

 左中間最深部の距離表示。右中間も同じく115メートルです。そして両翼は100メートル、センター122メートルですから、NPBにも引けを取らない広さです。そういう球場なので、大学野球等のキャンプにもしばしば利用されます。

 

 

 スコアボードは手書き。現在主流(?)のゴシック体はほとんどありません。

 

 

 チーム名表示もご覧の通りの楷書体。とさでんの「ごめん」「いの」とかの行先表示版を彷彿とさせます。

 

 

 そしてカウント表示は既に廃れたと思っていたSBO方式。昔を知らない子どもたちからすれば、かえって新鮮かも知れません。

 

 

 本日の昼食。うどんは室戸産の青のり入りです。出店があるのかどうか分からなかったので、途中でお弁当を買ったのですが、それは晩ご飯に回すことにしました。

 

 

 試合前セレモニー。室戸市長から記念品が両チームに贈呈されました。

 

 

 ファイティングドッグスの選手が登場します。この日は室戸高校女子野球部の皆さんが応援やボール拾い等で活躍しています。

 普段の高知球場ならファウルグラウンドで投球練習をするので、ファウルボールには練習中の投手や捕手が対応できるのですが、ここはブルペンが離れているのでそうもいかず、外野にファウルが飛んだら内野から走ってボールを回収しに行かねばならず、結構大変そうでした。見かねた杉木がダッシュしてファウルボールを取りに行く場面もありました。

 

 

 野球部の皆さんは5回終了後の抽選会も参加。高校生のプレー環境を守るのもさることながら、生徒が減り続ける中で学校を守っていくためには、それぞれが特色を持つことが大事になるわけで、その点からも女子野球部に期待するところは大きいです。

 

 なお、試合結果は下の通りです。

 

 

 私は昭和、しかも甲子園球場で野球観戦を覚えました。つまり、酷い試合内容や選手に対する容赦ないヤジを聞いて身につけながら、野球観戦者として育ったわけです。

 なので、こういう試合とその元凶に対してはいくらも言葉が思いつくのですが、

 もっとも、平成の、しかも野球ファン以外の言葉でも、「これを記念に消えてなくなれ」とか「頭を割って中を見てみたい」とか「この水差し野郎」とか「こいつが悪いこの○○です」とかいろいろあるわけですが。

 ただ、現在の世の中では、それらこそ「不適切にもほどがある」というものでしょう。もうそろそろブームも沈静化しているか知れませんが。

 なので、ここはとりあえず「論ずるに値しない」とだけ言っておきます。