2年ぶりに土佐のおきゃくが帰ってきた!高知県野球プロアマ対抗戦も帰ってきました!後の予定が詰まっていたのですが、最後まで観戦できないのは割り切って観に行きました。
去年無念の中止となった「土佐のおきゃく」、規模は大幅に縮小されたけんど、2年ぶりにもんで(戻って)きました!
そして高知県プロアマ対抗戦も復活!大学野球部の参加はないものの、高知ファイティングドッグスと四国銀行の対決が2年ぶりに実現します。昨年はかたやNPBドラフトでの指名選手輩出、こなた都市対抗ベスト8、どちらも実績を引っ提げての対戦です。
入場口には先月27日に全通したばかりの高知南国道路の案内ブースが出ています。
高知ICから高知南ICと書いていますが、高知ICは有料道の高知自動車道のみとつながるので、実質的にはジャンクションです。なので無料区間は開通区間の真ん中にある高知中央ICから高知南ICの間のみ、高知ICから高知中央ICは有料区間のようなものです。
ただ、それでも間違えて入ってしまう人はいるので、その場合は高知ICの料金所で申し出るよう呼びかけています。間違いは誰でもあるので、その場合は落ち着いて先に進みましょう。
高速逆走、ダメ、ゼッタイ。
机には四国の自動車道路網整備をアピールするTシャツを着たくろしおくんのぬいぐるみがありました。この後ホンモノも登場するそうなので、今から楽しみです。
入場時にもらった県のグッズ。ミレービスケットは名刺代わりです。
本日のスタメン。ファイティングドッグスはこの2シーズンですっかりメンバーが変わり、ほとんどの選手が3年目以内になりました。対する四国銀行はエースの菊池こそ先発しないものの、主砲南をはじめとする選手を揃えてきました。
そして始球式です。くろしおくんは投げるのが難しいとのことで、打席に立つことになりました。
くろしおくん、神主打法?気持ちのいいスイングで、場内の関心を集めました。
さてさて試合です。ファイティングドッグスの先発は新入団、昨季までカープにいた藤井。走者を出さないわけではないものの、危なさのない投球で四銀打線を抑えていきます。
一方の四銀先発の佐田。1巡目はほぼほぼ完璧です。
両チーム無得点の5回にはファイティングドッグスが動きます。2番手には山崎が登板、ここからパーフェクトピッチングを続けていきます。
すると5回裏、ファイティングドッグスは先頭の濱がヒットで出塁。盗塁と進塁打で3塁に進むと、2死から有田が三遊間を破り、1点をもぎ取ります。
5回終了。抽選会にくろしおくんたちが登場しました。
が、金網と柱……
金網……(涙)
気を取り直して、6回は両チーム無得点となり、7回裏には四銀が好投の佐田に代えて浮橋を送ります。浮橋は下位に回る打線を3人で締め、味方の反撃を待ちます。
一方のファイティングドッグス、8回表には松下が3番手で上がると、こちらは四者凡退で抑えます。
その裏、四銀は浮橋を続投させますが、9番荻頭を自らの悪送球で出塁させてしまいます。打順がトップに返って左打者が続くところで、四銀は大田を起用。打者2人をねじ伏せます。
そして2死から都市対抗ベスト8の立役者、菊池が登板。このままだと裏の攻撃がないので、起用しておこうということでしょう。
その菊池も3番大下を三振で切り取り、最終回に移ります。ここまで試合時間2時間ほど、社会人野球さながらのスピーディーな進行です。もちろん試合内容によるところもあるのですが、こういうところはプロも見習ってほしいなと。
そして最終回、マウンドには抑えの平間が上がります。相変わらずのダイナミックなフォームです。
その平間はトップバッターから始まる四銀打線に対し、わずか3球で2死を取ります。ところが、この後にドラマがありました。
3番横川が粘った末にレフト前ヒットでつなぐと、4番南が放った当たりはゆっくりと伸びていき、レフトの頭を越えてスタンドへ。土壇場で四銀が試合をひっくり返しました。
……というところまで見たのですが、実はこの日は15時から予定があったため、ここでタイムアップ。一足お先に球場を後にしました。
なお、試合はそのまま菊池が9回裏を抑え、2-1で四銀が勝利とのことです。
最後まで見られなかったのは残念とは言え、無理して観に行くだけはある好ゲームでした。大事なところで崩れなかった藤井は流石NPB経験者という感じでしたし、佐田の好投、それに対して少ないチャンスで1点を取れたファイティングドッグスの攻撃も見ものでした。
あと、個人的にはショート荻須の好守のポイントが高いです。目立つファインプレーではないのかも知れませんが、難しい当たりをてきぱきとしたフィーディングで、少なくとも内野安打を2つ消しています。
そんなこんなで、これまで私が見た中では、いちばん内容の良い対戦でした。この様子だと、今年も期待できそうです。