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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

高知移転10周年

 

 当ブログの中の人は本日で高知に拠点を移して10周年となりました。11年目もよろしくお願いいたします。

 

 

 当ブログの中の人は2015年3月24日に高知に拠点を移してから、本日で10周年となりました。今日になってみれば10年間はあっという間のようですし、これだけいろいろあってまだ10年しか経っていないのかという思いもないではないですが、とにもかくにも一つの節目を迎えることはできました。

 私は高知大学地域協働学部の開設によって高知で奉職したので、学部教員としてももうすぐ10周年となります。こちらはまして実感がないのですが(苦笑)、率直に言えば、「よく10年もったな」というのが実感です。

 ただそれは職場の問題というのではなく、むしろ、対人コミュニケーションの能力も意識も欠落していて、その自覚がある故にフツーの仕事を避けてアカデミアに居座ろうと決めた人間が、むしろ人対人の関係性が肝心要の学部に来てしまったわけで、にもかかわらずクビにもならずによくもまぁ10年間居座り続けられたものだ、という実感になります。もっとも、そんな人間でも居場所を得ることができるのが弊学部の良いところ、といえばそうかも知れませんが。

 そして、同じようなことは高知にも言える気がします。この10年間高知県内各地を巡り、さまざまな魅力や驚異を見聞してきました。さらには昨年の高知ユナイテッドSCJ3入会決定など、高知の人間だからこその感動や感激も味わわせてもらいました。高知を満喫する、という点では十分過ぎる10年間です。その一方で、自分としてはそのようなインプットをアウトプットにつなげ、さらにさまざまな効果を誘発できればという思いもあったのですが、この点については正直なところきわめて心許無いところです(誰に頼まれたわけでもないのですが……)。

 とはいえ、それでも自分は高知に10年間留まることができました。幸いにして弊学青木文庫研究のように、高知の研究者なればこそ取り組めることも出てきました。明日から11年目、引き続き「高知で佳く生きる」をモットーに、何かしらがんばって行ければと思っています。