昨日（2020年10月26日）に行われたNPBドラフト会議で、高知ファイティングドッグスの石井大智投手が阪神タイガースから8巡目で本指名を受けました！
今年のNPBドラフト会議で石井が指名されるかも知れない―そういう話をちらほら聞くようになったのは、この夏ぐらいからでしょうか。さらに、10球団から調査書が届くなど、各球団の関心の高さが伝わってくると、聞こえてくるのが「指名されるかも知れない」が「指名されそうだ」に変わっていきました。
とはいえ、新型コロナウィルスの関連もあり、今年のドラフトはどうなるのかがまったく読めないものでした。かつ、昨日は18時を回っても授業があり、終わってからネットを見てもまだ指名はされておらず、結構な不安を感じていたところです。
そんな折、最後の最後で指名の吉報がありました。同僚の研究室からも歓声が上がり（高知大学地域協働学部は高知ファイティングドッグスとともに実習授業を行っています）、やっと実感が湧いたところです。
簡単なものですが、指名を受けての石井のコメントが球団公式に出ています。
報道もされています。最後の指名とはいえ、単独で記事にしてもらえたのは嬉しいところです。
さてこの石井投手。プロフィールは既に報道で出ているので、球団公式の紹介と合わせてご覧いただければと思います。久々の高知からの指名選手であるとともに、（確か）高専の5年間の課程を卒業した初めての指名選手です。
一方で、どんな選手と説明したものか、と昨晩妻と話していたところ、出てきた言葉が「球速以上の勢いを感じさせる投手」。
正直なところ1年目はまるで記憶にないのですが、昨年1年間で急成長。直球で打者をねじ伏せられるようになりました。今季の奪三振数は129、トップの戸田（徳島・読売から育成指名）に次ぐ数です。
個人的には先発で見たいのですが、阪神タイガースという球団の特徴からすれば、中継ぎ抑えに回っても面白そうです。取りたいところで三振が取れる、というのがはまれば、これまでの幾多のリリーフやクローザーの系譜に名前を連ねてくれるだろうという期待があります。
例年以上に不透明だったNPBドラフト会議。四国アイランドリーグplusの選手の指名も、今年は本指名は石井と徳島の行木、育成は徳島の戸田のみ。昨年の本指名2名育成2名よりも少なくなりました。
高知に関しても、石井と並んで期待された守護神平間が指名漏れ。明暗を分けた形となっただけに、残念な思いはあります。
ただ、そういう選手の分も、というと月並みですが、やはり活躍を願いたくなるところです。
古い写真で恐縮ですが（この数年は全然観に行けてないのです）、満員の甲子園球場ライトスタンド。
いずれこの賑わいが戻り、石井が大観衆を沸かせられる日が楽しみです。応援しています！
