高知ファイティングドッグスで今季先発として活躍した宮森智志投手が2021年プロ野球育成選手指名会議(育成ドラフト)において、東北楽天ゴールデンイーグルスから1巡目指名を受けました!
毎年恒例のプロ野球ドラフト会議。独立リーグ各チームの選手にとっても、自身の運命がかかる大一番です。
昨年は石井大智投手が阪神タイガースから新人選択会議での指名(支配下登録選手としてのドラフト)を受け、今年は宮森が注目されていただけに、2年連続の指名獲得の期待が高まっていました。
ただ、今年はドッグスどころか、独立リーグ選手の指名自体が1人だけで全球団が選択終了。不安が頭をもたげてきたところでしたが、育成ドラフトが始まって間もなく1位での指名、ただただホッとした、というのが正直なところです。
その宮森投手は呉商業から流通経済大学を経て、今年ドッグスに入団した右腕。プロフィールを書こうと思いましたが、既に詳しいレポートがあるので、そちらをご紹介します。
今季は最多勝山崎と最優秀防御率の藤井に次ぐ3番手として、16試合登板中11試合で先発、5勝2敗2ホールドを記録しています。
当方が観た登板試合の観戦記がこちら。もう少し良いところが紹介できれば良かったのですが……
とはいえ、ストレートは威力十分、これにフォークが加わると、そう簡単に崩せるものではありません。この1年で着実に力をつけ、まだ伸びしろも期待できる大型右腕です。
個人的にはNPBでも先発を期待したいところですが、その前に兎にも角にも支配下登録を勝ち取らなければなりません。
それだけに、ポジションにはあまりこだわらず、お呼びがかかったところで結果を残していく必要がありそうです。今年は先発で間が空くことが多かったので、中継ぎとなった場合は、連投耐えられるような身体作りやケアを身に着けておいた方が良いかも知れませんね。
と、考えていけばいろんな話が出てきますが、先程も書きました通り、まずは支配下登録に向けて、キャンプや二軍戦で結果を残すこと。チャンスは十分にある球団なはずです。
そして、高知県内出身の地元高校選手としては藤川球児以来の1位指名を阪神から受けた高知・森木投手、読売から6巡目指名を受けた明徳義塾・代木選手ともども、ぜひNPBで旋風を巻き起こしてほしいものです。今から期待が高まります!