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今季初観戦:ハンファ・イーグルス二軍対高知ファイティングドッグス交流戦@高知(2023.2.22.)

 

 高知にも球春到来。阪神タイガースの二軍春季キャンプ撤退は非常に残念ですが、高知市内では韓国ハンファ・イーグルス二軍のキャンプが復活しました。高知ファイティングドッグスとの交流戦も組まれているので、観に行ってみました。

 

 

 

 久々(何年ぶりだっけ)に復活した韓国プロ野球(KBO)ハンファ・イーグルス二軍のキャンプ。今回はフューチャーズ・スプリング・キャンプと銘打って、高知と高松で1か月以上にわたる長いキャンプを張っています。

 その中で、高知ファイティングドッグスとは2月に3試合の交流戦を組んでいます。幸いこの日は正月休みなので、観に行ってみることにしました。

 

 

 ハンファのキャンプ地になっているので、ドッグスはいつもと違って3塁側を使います。

 

 

 本日のスタメン。当然ですが高知は昨季からメンバーがだいぶ入れ替わっています。

 一方のハンファ側ですが、文字数が限られているためか、全員ファーストネームだけになっています。もっとも、ファミリーネームだけなら同じ表示が続出して、誰が誰やら、となりそうですが……

 

 

 審判団については後から表示が加わりました。帽子を見る限りアイランドリーグの審判ではないかも知れないのですが、ともあれ日本側の4氏審判です。

 

 

 ハンファ先発はキム・グァンウ(グァヌ?韓国語のリエゾンがイマイチ分かっていません……)。背番号3ケタですが日本の育成選手に当たるかは不明です。

 ちなみに、この日はハンファから背番号04や05の選手も出場。日本プロ野球ではいっときだけ背番号02がありましたが、KBOではゼロ始まりの番号が制度化されているのでしょうか。

 そのキム・グァンウ、多少球が荒れるところもありましたが、ドッグスの上位3人を翻弄して三者連続三振に仕留めます。

 

 

 一方のドッグスは今季のエース争いに期待がかかる釜谷。こちらも初回は難なく終えます。

 

 

 直後の2回表、ハンファは投手をイ・ミンウに代えてきます。2日前の練習試合でもイニングごとに投手を代えてきたのだとか。

 

 

 はたしてハンファはイニングごとにそれぞれ投手を試すようです。3回表にはチョン・ジスが登板。

 

 

 4回表には左腕ソン・ユンジョンがマウンドに上がります。

 ……って、さらっと名前を書いていますが、この辺はスコアボードと私の乏しいハングルの知識で何とかしています。私も韓国関連の仕事が長くなって(最近は講義の一部で触れるぐらいですが)、少しはハングルが読めるようになったのです。なお意味は分からないもよう

 

 

 ドッグスが次々と登場するハンファの投手陣を捕らえられない中、先制したのはハンファの方でした。4回1死2塁でキム・ミンギの打球をサードがはじいて後ろに逸らしてしまい、この間に2塁走者が生還してハンファが1点をもらいます。

 

 

 5回表、5人目の投手はイ・ジュンホです。

 

 

 すると今度はハンファにエラーが出ます。1死3塁から打者乗田の場面、セカンドゴロの送球が大きく外れてしまい、3塁走者が難なく還って同点となります。

 ここで試合をひっくり返したいドッグスでしたが、乗田が牽制で刺されて同点止まり。これが後を引いてしまいます。

 

 

 直後の5回裏、ドッグスは4回自責なしの釜谷に代えて、2番手に新加入の瀬古が上がります。瀬古はハンファ打線をゼロに抑え、同点で試合は折り返しになります。

 

 

 6回表、ハンファが送った6番手投手はイ・ジェミンKBOアンダースローのイメージはないので新鮮です(過去にいた可能性はありますが知らない)。

 そういや、昔関西独立リーグ(初代)の神戸9クルーズに大島っていうサブマリンがいたなぁ、とふと思い出しました。

 

anbb2011.com

 

 また、この辺りからハンファの野手もだいぶ入れ替わっていますが、練習試合でアナウンスなしなのでよく分かっていません……

 

 

 6回も両チーム得点がなく迎えた7回。ハンファは7番手にパク・ユンチョルを起用します。

 

 

 その裏、ドッグスは3番手で坂本が登板します。が、その坂本が制球に苦しみます。

 

 

 ヒットと四球で無死満塁のピンチを作り、その後1死はとったものの、直後に押し出しで勝ち越し点を与えてしまいます。

 

 

 ここで何とか抑えたいドッグスでしたが、直後にエラーが出ます。サードゴロを受けたセカンドが2塁封殺は果たすも、ファーストへの送球が逸れてしまって併殺ならず。ハンファに1点を追加されてしまいます。

 

 

 8回表、相変わらず1人1イニングのハンファはこの試合8人目の投手キム・ギジュンを起用します。ドッグスは三者連続三振から何とか走者は出しますが(どういう状況か考えてみましょう)、後が続きません。

 

 

 その裏、ドッグスのマウンドには坂本に代わり大河原が上がります。

 

 

 すると、その大河原を前にハンファ打線がつなぐ攻撃を展開します。単打2本に四球で無死満塁とすると、キム・ヒョンウがレフト線方向へのタイムリーで2者が生還。

 

 

 直後にはイ・ミンジュンが二遊間をしぶとく破り、1点を追加。さらにドッグスの悪送球もあり、この回ハンファが4点を叩き出しました。

 

 

 そして最終回。ハンファ9人目の投手となったのはオ・セフンです。オはドッグスに1安打1四球は与えたものの、最後は外野フライで3アウト。ハンファの勝利が決まりました。

 

 

 ただシーズン前の交流戦と言うことで、9回裏も行われます。ここでドッグスのマウンドを任されたのは、こちらも新加入の若松です。

 その若松、1四球はありましたがアウトは全て三振で奪い、アピールに成功です。

 

 

 最終スコア。途中まではお互い貧打という展開でしたが、最後はミスの多寡が勝敗を分けることになりました。

 これから試合も増えていきますし、課題点もいろいろ現れてくることでしょう。ここから開幕までに、どこまで修正して仕上げてくるかに注目です。