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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

日本独立リーググランドチャンピオンシップ2023・決勝火の国サラマンダーズ対埼玉武蔵ヒートベアーズ@坊っちゃん(2023.10.1.)

 

 3日間の日本独立リーググランドチャンピオンシップ、いよいよ決勝戦です。前回優勝、唯一の2年連続出場となる火の国サラマンダーズ(ヤマエグループ九州アジアリーグ)が埼玉武蔵ヒートベアーズ(ルートインBCリーグ)と激突します!

 

 

 日本独立リーググランドチャンピオンシップ、いよいよ最終日となりました。今年は3位決定戦は行われず、3日目は決勝のみとなります。これまでの準々決勝、準決勝については下記のエントリをご覧ください。

 

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 3日連投の美唄市からのジンギスカン。来年もぜひ出店してほしいですね。

 

 

 熊本から宮澤投手のレモンサワー。ノンアルコールもあるのがポイントです。

 

 

 奇しくもその宮澤が先発登板。本日のスタメンです。

 

 

 試合前の写真撮影。さら丸とさら美も加わっています。選手や監督・コーチの数で言えば、埼玉の方が多いようです。

 

 

 写真撮影を終えて解散。なぜかさら丸と目線が合いました(笑)

 

 

 メンバー表交換後の記念撮影。今回も各リーグから集まった審判が6人制で試合を裁定します。球審の迫川さんと一塁塁審の小石澤さんはアイランドリーグ所属です。

 

 

 始球式を務めたのは、地元済美高校出身で栃木ゴールデンブレーブス所属(現在は練習生契約)の高岸宏之投手です。

 今季は先発で4試合登板しましたが0勝3敗。ただ自責点なしの試合もあり、来季はプロ初勝利が期待されます。

 

baseball.omyutech.com

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 熊本(火の国)先発の宮澤。初回は三人で片付けます。

 

 

 一方の埼玉は小野寺が先発登板。先頭打者を初球で仕留めます。

 

 

 しかし熊本は2番晴樹が四球を選ぶと、アルバレスがヒットで続き、中山のタイムリーでまずは1点をきっちり取ります。

 

 

 しかし埼玉も負けじと2回表、1死から堀井がヒットで出て、清田が左中間へ打球を運びます。これがタイムリーとなり、今度こそ文句なしの2塁打*1。埼玉がすぐさま同点とします。

 ただ、ここから3回、4回と無得点が続き、試合の流れが分からなくなります。

 

 

 そして試合が大きく動いたのが5回裏。熊本は1死から満塁とすると、4番中山が三遊間を破る当たりを放ちます。これで1塁走者まで一気に還り、3点を追加しました。

 

 

 ということで、5回を終えて4-1で火の国サラマンダーズがリード。グラウンド整備の合間に、熊本の焼酎ハイボールを買ってきました。

 

 

 さて6回です。熊本はここでバッテリーを交換。マウンドには下川が上がり、4番から始まる埼玉打線を抑えます。

 

 

 懸命に応援を送る3塁側スタンド。マッピーも加勢して、さらに圧を増しています。

 

 

 どういうわけか、関西応援団の団幕があります。BCリーグ関西独立リーグ交流戦はないはずですし、阪神オリックスとの交流戦が頻繁にあるとも、埼玉に関西出身者が集住する地域があるとも聞きません。この辺、経緯が気になるところです。

 

 

 一方のサラマンダーズの応援はかわいさ全開。今日も2人(2匹)仲良くチームとスタンドを盛り上げています。

 

 

 そんな中、試合の流れは再び止まり、4-1で終盤戦へ。8回裏、埼玉は7イニングを投げた小野寺が下がり、加納が登板します。

 

 

 その加納が1死からヒットを許すと、代わって石田が上がります。

 

 

 ここで熊本は1塁走者瀬井が盗塁を決めると、山本が右中間に軽打を放ち、これがタイムリーとなって5点目を奪います。

 

 

 その後、盗塁と牽制悪送球が続いて2死3塁となったところで、9番のキャプテン高山が二遊間を破り、走者が悠々ホームイン。サラマンダーズが大きな1点を手にしました。

 

 

 そして最終回の表、熊本は下川が先頭打者を打ち取ったところで、お役御免となります。

 

 

 そしてマウンドに現れた山口翔(元広島)が、締めを任されます。

 

 

 山口翔が5番根井を仕留め、2死走者なしとなったところで、打席には清田が登場。既に今季限りの引退を表明している清田にとって、おそらくは最後の打席です。

 

 

 その清田の打席、3-2となった末に山口翔が投げたボールは大きく外れてボールフォア。1塁に進んだ清田は代走の山本に後を任せ、拍手の中をベンチに退きます。

 

 

 2死1塁で片山(元東北楽天)の打席に期待がかかる場面。しかし、山本がここで盗塁を試みて失敗。これでゲームセットとなり、火の国サラマンダーズが2年連続2回目のグランドチャンピオンシップ優勝を勝ち取りました!

 

 

 最終スコア。ヒートベアーズも何とか食い下がりましたが、最後はサラマンダーズが力を見せつけた結果となりました。

 

 

 表彰式。昨年に続くトロフィーを火の国サラマンダーズが受け取りました。

 

 

 準優勝となった埼玉武蔵ヒートベアーズ。こちらも昨年に続き、ルートインBCリーグ勢が2位となりました。

 

 

 優勝記念撮影。ケガで出場が叶わなかった選手も入っての撮影です。

 

 

 埼玉武蔵ヒートベアーズの面々も記念撮影。このメンバーが試合で揃うのは、今日が最後なのです。

 

 

 そして引退する清田の胴上げ。場内から拍手が起こります。ここに至るまでの経緯は経緯として、チームメイトから胴上げされる選手であったことは、記録しておきましょう。

 

 

 清田は最後まで残ったヒートベアーズファンに一礼して、去っていきました。

 

 

 そしてグラウンドでは火の国サラマンダーズの胴上げが始まります。監督以下、順に宙を舞っていきます。

 

 

 内野ではサラマンダーズのチアチームSallysがさら美と記念写真。チアはチアで、この日が最後の公式戦になります。

 

 

 一方のさら丸は、なんかかわいがられています(笑)

 

 

 埼玉の選手が1人やって来ました。火の国サラマンダーズの前身、熊本ゴールデンラークスに所属した阪口です。ラークスのユニフォームも持っています。

 

musashibears.com


 チーム発足時にラークス出身者が多く加入した火の国サラマンダーズ。グランドチャンピオンシップが、嬉しい再会の場になったようです。

 

 これで今年のグランドチャンピオンシップは終了。昨年に続いて火の国サラマンダーズが王者に相応しい試合を展開しました。はよNPBの二軍に行って、どうぞ

 ただ、独立リーガーの日々はまだまだ続きます。10月9日からはフェニックスリーグが開幕し、日本独立リーグ選抜と四国アイランドリーグplus選抜が参戦します。

 そして、10月26日には運命のプロ野球ドラフト会議が開催。NPB行きの夢を掴むのはどの選手か?大事な勝負は、むしろここからです。

*1:前日にフェンス直撃の当たりで2塁まで到達したものの、2塁走者の本塁憤死で単打扱いになっています。