高知ファイティングドッグスのエース、平間凛太郎投手の海外移籍が発表されました。メキシカン・リーグの名門メキシコシティ・レッドデビルズ、リーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボールの名門ディアブロス・ロホス・デル・メヒコです。
四国アイランドリーグ前2022年期シーズンが終了して間もない中で、大ニュースが飛び込んできました。高知ファイティングドッグスのエース、平間凛太郎投手がメキシカン・リーグの名門メキシコシティ・レッドデビルズに移籍するというのです。
まずは球団公式の発表をご覧ください。
報道も出ています。
ご覧の通りのお祝いムードですが、現地情報がないとどうしても不安です。
そこで探したところ、スペイン語ならリーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボールの名門ディアブロス・ロホス・デル・メヒコの公式twitterアカウントのツイートがありました。
¡Bienvenido a tu casa, Rintaro! 🤟🏻👹
— DiablosRojosMX (@DiablosRojosMX) 2022年6月11日
Un nuevo brazo escarlata llega a la pandilla ⚾️🔥#HagamosH1S7ORIA 🏆 @interceramicMX pic.twitter.com/op0ByNVXna
というのでツイートがあったのは分かったのですが、肝心の発表内容が分かりません。スペイン語は高校時代に選択必修授業で学んだだけですし。
そこでDeepLにかけたところ、「ギャングに新たな緋色の腕が届く わが家へようこそ、凛太郎!」ということでした(一部補正)。「ギャング」とはバンディッツのことなので、内容からしたら歓迎しているということでしょう。
さらに公式サイトを探し出したところ、はたして平間の移籍に関する発表がありました。
当然ですがツイートよりは長いです。DeepLにかけた上で、細部を補正するとこうなりました。
メキシコシティ:ディアブロス・ロホス・デル・メヒコは、投手陣強化のため、日本人右腕の平間麟太郎投手を補強することになった。
日本のプロ野球独立リーグである四国・九州アイランドリーグ(原文ママ)の高知ファイティングドッグスに所属していた28歳の投手である。2005年に設立され、これまでに2度チャンピオンに輝いている。
2020年シーズンはクローザーとして活躍し、リーグトップの18セーブを挙げた。 身長1.87メートル、体重97キログラム、1994年5月31日生まれ。
投球レパートリーは、ストレート、チェンジアップ、カーブ。
なお、当方スペイン語は高校で会話レベルを2年学んだだけなので、実質素人です(汗)。日本語で分からないところは英語への翻訳で確認しましたが、それにしてもDeepLすげー。
さて、昨季までは圧倒的守護神として活躍した平間。先の報道にもありましたが、今季はドラフトを見据え、NPB球団に対し長いイニングを投げられることを証明するため、先発に回っていました。
なので、メキシカン・リーグへの移籍は予想していなかったですし、正直言って驚きでした。
ただ、国は違えど、野球が盛んな国のトップ・リーグ球団に移籍するのは確かです。実にめでたいことです。
標高が高く投手には不利な環境ですし、生活から何から違いがあり過ぎるので、ハードなチャレンジになることは間違いありません。翻って高知を見たときに、エースの退団はどう考えても痛手です。
とはいえ、平間にすれば、メキシコでチャンスをつかめば、さらにMLBへの道も開けることになります。一方の高知も、昨季が終わって主力があらかた抜けてからの優勝を勝ち取ったわけで、残る選手、さらにチームがさらに成長する良い機会として活かすべきでしょう。
「高知」から「高地」へ。平間投手、いってらっしゃい!